PADI Travel - Maldives

約1200の美しい島々から成る極上の楽園―モルディブ。モルティブはサンスクリット語で「島々の花輪」を意味し、その名の通り26個のドーナツ状リーフ「環礁」が広がっています。紺碧の海がエメラルドグリーンの環礁を引き立たせ、空から見ると絶景そのものです。

ハネムーンやバカンスの目的地として高い人気を誇るモルティブですが、ダイバーからの人気も絶大。マンタやジンベエザメなど、憧れの大物が高確率で見られ、世界トップクラスのダイビングスポットが点在しています。どこから制覇していくべきか、迷ってしまいますよね。さっそくオススメのスポットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください♪

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北マーレ環礁

北マーレ環礁には、首都マーレと国際空港があり、とにかくアクセスの良さが魅力。モルディブの中でも早期にリゾート建設が進められたエリアで、古くからダイビングスポットが開拓されてきました。カラフルなリーフ、レック、マンタなど、北マーレ環礁はまさにダイビング・ワンダーランドです。レックスポットとして有名なのがモルディブ・ビクトリー・レック(Maldives Victory Wreck)というスポット。1981年に座礁した全長100mの貨物船で、水深は12m―35m。ハタ、バットフィッシュや魚の群れが住み着いており、運がよければウミガメが船のデッキでひと休みしている姿が見られるかもしれません。北マーレ環礁はサンゴがとても健康で、さまざまな生き物の住処となっています。季節によっては、マンタ、ジンベエザメ、ハンマーヘッドシャークなどの大物と出会えることも。

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南マーレ環礁

北マーレ環礁と比べるとやや静かですが、国際空港、リゾート、ダイビングスポットへのアクセスの良さからダイバーに大人気のエリア。素晴らしいスポットが目白押しで、他の環礁から潜りにくる人も少なくありません。北部にあるヴァドゥ・ケーブ(Vadhoo Caves)には、ツマリテングハギ、トガリエビス、ウミガメなどが住み着いており、ペレスメジロザメ、エイ、マグロが見られることも。透明度が抜群で、迫力満点のドロップオフやオーバーハングなども楽しめるほか、カラフルなテーブルサンゴも見られます。また、東部にあるピナクル―ココア・ティラ(Cocoa Thila)もモルディブの人気スポットで、オグロメジロザメ、エイ、ウミガメなどが狙え、地形も迫力満点。その他にモルディブを代表する大物スポットグライドゥ・コーナー(Guraidhoo Corner)もあり、サメ、ナポレオン、マンタ、ジンベエザメ、ウミガメなどに出会えます。

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アリ環礁

モルディブの中でも、トップクラスの魚群と魚種を誇るアリ環礁。ダイバーの間では、大物パラダイスとして有名で、マンタ、ハンマーヘッドシャーク、オグロメジロザメ、ウミガメ、エイなどの遭遇率がとても高いです。アリ環礁の代表的なスポットは、中東部に位置するフィッシュ・ヘッド(Fish Head)。このエリアは海洋保護区となっており、魚影が濃く、高確率で大物が狙えます。また、ケーブ、アーチなどのダイナミックな地形も人気の秘密です。なお、潮流が強いため、中級者以上のダイバーにオススメです。初心者ダイバーでも潜れるもうひとつの絶対的な人気を誇るスポットはマヤ・ティラ(Maaya Thila)。ピナクルとドロップオフがあり、運がよければギターシャークに出会えます。この他にも素晴らしいスポットがたくさんあり、アリ環礁の南部は、高確率でジンベエザメに会えるエリアとして有名です。ぜひ訪れてみてください。

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バア環礁

ユネスコの生物圏保護区域(Biosphere Reserve)に指定されているバア環礁は、ユネスコお墨付きの多種多様な生物相を誇るエリア。「マンタの大乱舞」で有名なハニファル・ベイ(Hanifaru Bay)には、毎年夏になると、プランクトンの捕食にやってきた数十尾ものマンタの大群が出没します。水面近くでマンタが見られるので、スノーケリングで楽しめます(※スクーバ・ダイビングは規制されています)。ダイビングでマンタと触れ合い方には、ネリヴァル・ティラ(Nelivaru Thila)がオススメ。地形がとてもユニークで、マンタ・シーズンにはリーフがクリーニング・ステーションとなり、たくさんのマンタがやってくるので、近くで観察することが可能です。ドンファヌ・ティラ(Dhonfanu Thila)は、上級者ダイバーにぜひオススメしたい大物スポット。マンタ、ジンベエザメ、メジロザメが出現するシーズンがあり、バアの代表的なスポットのひとつとなっています。

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モルディブの海は全般的に潮の流れが速いため、ボートダイビングの場合は基本的にドリフト・ダイビングになります。PADIドリフト・ダイバーSPコースを受講してから行くとより安心です。また、18m以深のスポットが多いので、事前にPADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コース、またはPADIディープ・ダイバーSPコースを受講することをおすすめします。ブランクがある方はリフレッシュ・ダイビングでスキルを復習しましょう!

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