水中写真家・中村卓哉氏の写真集『辺野古－海と森がつなぐ命』が9月に出版。併せて、2018年9月11日（火）よりニコンプラザ新宿、10月11日（木）よりニコンプラザ大阪で、写真展「海と森がつなぐ命－辺野古－」が開催されます。
写真集『辺野古－海と森がつなぐ命』
沖縄本島東海岸北部に位置する辺野古は、米軍基地建設のため、いま生みの埋め立て工事が始められようとしている話題の地です。2001年、中村は「埋め立て予定地となっている海の中にも必死に生きている命があるはずだ」と辺野古に通い始めました。ここには3000年もの歳月をかけてできたサンゴの大集落があり、5000種を超える生きものが暮らしています。この生物多様性の海を育てているのは、広大な「やんばるの森」と、そこから栄養分を運ぶ清流。中村は山と海をつなぐ命のめぐりをライフワークとし、17年間通いつめました。本書は、森から河口に広がるマングローブと干潟、浅瀬の海、奇跡のサンゴ礁まで、豊かな自然とそこに息づく生物たちの記録です。なかでも満月の夜のサンゴの一斉産卵のシーンは、未来へとつなぐ命の神秘を感じさせます。
判型：B5判
仕様：並製本・192ページ・オールカラー
写真点数：約200点
価格：2,315円＋税
発売予定：9月中旬
出版：株式会社クレヴィス
中村卓哉 写真展「海と森がつなぐ命 －辺野古－」
＜東京会場＞
■場所：ニコンプラザ新宿 THE GALLERY 1+2
■期間：2018年9月11日（火）～10月1日（月）
■開館時間：10時30分～18時30分（最終日は15時まで）
※日曜休館
■トークイベント：
・2018年9月17日（月・祝）14:00～
中村卓哉×むらいさち（写真家） ※トーク終了後サイン会
・2018年9月22日（土）14:00～
中村卓哉 ※トーク終了後サイン会
＜大阪会場＞
■場所：ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
■期間：2018年10月11日（木）～10月24日（水）
■開館時間：10時30分～18時30分（最終日は15時まで）
※日曜休館
■トークイベント：
・2018年10月13日（土）14:00～
中村卓哉 ※トーク終了後サイン会
中村 卓哉（なかむら たくや）プロフィール
1975年東京生まれ。10歳の時に沖縄の慶良間諸島でダイビングを体験、海中の世界に魅せられ、水中写真家となる。国内各地の海に加え、パプアニューギニアの海も撮影。海のありのままの状態を記録し、海と陸、そして人間が結びついた環境を写真で伝えたいと作品を発表、執筆、テレビ・ラジオ出演、講演活動も行なう。
著書に「わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山・川・海」（偕成社）、「海の辞典」（雷鳥社）などがある。
パプアニューギニアダイビングアンバサダー、日本写真家協会会員。