PADIとProject AWAREも協力しているクリーンナップ団体・NPO法人「海さくら」による、第150回 海さくらゴミ拾いが、2019年4月13日(土)に神奈川県・江ノ島海岸にて実施されました。当日の模様をお届けします。

2019年4月に第150回 海さくらクリーンナップを実施!

この日は、南カリフォルニアのサーフブランド「OFF SHORE」さんとのコラボイベントでした。

夏が始まる前に、海岸に流れ着いているプラスチックの多さを一緒に伝えたい。ただ拾うのではなく、拾ったものから、また発信できるようにできないかと考え、拾ったプラスチック片を色分けし、海さくらのトレードマークである「タツノオトシゴ」と「OFF SHORE」のロゴを描きました。

参加してくださった方は、「日頃ゴミ拾いに参加しているけど、こんなにプラスチックに注目して拾ったことがなく、こんなにあるんだ!」と、改めて海岸にプラスチックがあることを認識したり、初めてこのゴミ拾いに参加した方達も現場で見て、拾って、いろいろなことを感じてくださいました。

ただプラスチックを拾うだけではなく、それをアートにして、継続的に伝えられること、そのアイデアが最高!といろいろな団体や、各省の方に「マネします!」と言ってもらいました。

現場で体験・体感をしてもらうためには、やはり「楽しい!」は大事ですね。海さくらゴミ拾いは、このような環境問題を身近に考えるよい機会にもなります。お時間の合う方は、次回のゴミ拾いにぜひご参加ください!

●参加人数:170人
●可燃ゴミ:15袋
●不燃ゴミ:15袋

海獣の子供

次回、5月の海さくらクリーンナップは、6月公開の映画「海獣の子供」とのコラボイベントになります!
参加者には映画「海獣の子供」ポスターシールをプレゼント!

次回の「NPO法人 海さくら」クリーンナップは、2019年5月18日(土)の10:00~11:30(集合:9:45)を予定しています。
ご都合の合う方は、ぜひご参加ください!
⇒詳しくはこちら


最近話題のマイクロプラスチック問題。大量のプラスチックごみが海に流出し続け、砕けながら5mm以下の「マイクロプラスチック」と呼ばれる小さなものに姿を変えていきます。小さくなったプラスチックを小魚が食べる。さらに、その魚を食べた魚が、自分たちの食卓に上がる。このサイクルで、結局自分たちが環境中に出してしまったものが、まわりまわって自らのもとへと返ってきてしまうのです。

プラスチックには、もともと添加剤が入っています。さらに汚染物質を吸着してしまう性質もあります。海中のプラスチックの汚染物質濃度は、周辺の海水中の十万倍から百万倍にもなると言われています。これらの物質が自分たちの体内に入ることにもなるのです。他にも水中や水辺の生物が餌と間違えてプラスチックを食べてしまい、死んでしまうことも多々あります。

プラスチックごみといっても、いろいろな素材のものがあります。以下の写真をご参照ください(協力:神奈川環境科学センター)


※ 写真:上重泰秀(じょうじゅう やすひで)カメラマン

NPO法人・海さくら
公式ウェブサイト https://umisakura.com/

 

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