インドネシアは赤道をまたがる13,466の島々によって構成され、世界最多の島嶼を抱える国。「生物の宝庫」と謳われるインドネシアの海には、世界の魚類の25%とサンゴ類の15%が生息していると言われています。大人気リゾート地バリをはじめ、素晴らしいダイビングエリアが点在するインドネシアはまさにダイバーズ・パラダイス。今回は、そんなインドネシアのおすすめダイブエリアをご紹介します!
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コモド

インドネシアの島々の中でもひと際注目を集めているのがコモド。コモド国立公園は世界遺産に登録されており、そこに住む生き物と自然は厳重に保護されています。多種多様な環境を誇る海の中には、大物、魚群、カラフルなサンゴ礁など、ダイバーの心を掴む要素が満載。年間を通してマンタの遭遇率が高く、マンタポイントも数か所あります。 運がよければマンタの群れやブラックマンタが見れることも。魚影の濃さも圧巻です。

おすすめサイトはTatawa Kecil-人気のダイブサイトのひとつで、魚影が非常に濃く、ダイビング中は常に魚に囲まれます。 キンギョハナダイの群れ、スズメダイ、マダラトビエイなどが見られます。 サンゴの群生も実に見事で、小さな洞窟なども楽しめます。 また、もうひとつの人気ダイブサイトBatu Bolongでは、水深約30mから岩が突き出しており、その周囲にハナダイやスズメダイなど無数の魚たちが群れています。 サメ、ナポレオンフィッシュ、タイマイの姿も。

コモドドラゴン

陸上の生態系も実に豊かで、絶滅危惧種「コモドドラゴン」が生息していることで有名です。 体長3mを超える世界最大級のトカゲの姿は、太古の恐竜を彷彿させます。ウォッチングツアーもあるので、ぜひ参加してみてくださいね。また、コモドに行った際ぜひ訪れてほしいのが「ピンクサンドビーチ」。世界的にも珍しい赤いサンゴの破片が混じった砂浜であり、インスタ映えばっちりの一枚が撮れるでしょう。

ラジャ・アンパット

ナショナルジオグラフィックに「奇跡の海」と称されたラジャ・アンパット。 数百もの大小様々な島々から成るその地には、固有種を含め1,000種以上の生き物が生息し、「種の工場」とも呼ばれています。

エリアが広大なラジャ・アンパットには無数の素晴らしいダイブサイトが点在しています。 特におすすめしたいのはCape Kri-約370種の魚が生息する魅惑のダイブサイトです。活気に満ちたカラフルなソフトコーラルが、海中を彩っています。 ホワイトチップシャーク、ウミガメ、ギンガメアジの群れなど様々な生き物が見られます。ベテランダイバーでも感動せずにはいられないでしょう。また、ラジャ・アンパットにはMagic Mountainを含むマンタのクリーニングステーションがあるので、高確率でマンタに遭遇できます。

巨大な魚群、ウミガメやマンタなどの大物、ピグミーシーホースやウミウシなどのマクロ生物、歩くサメとして人気のラジャエポレットシャークを含むユニークな生き物など、ラジャ・アンパットの魅力は語りつくせません。 思いっきり満喫したい方は、ダイブクルーズもありますので、利用してみてはいかがでしょうか。

レンベ

「マクロ生物の宝庫」と謳われるレンベ。 レンベの海底には黒砂が混じっており、泥砂の海底でユニークな生き物を探索する「マックダイビング」の火付け役として知られています。 レンベには一風変わった生き物たちがたくさん生息しており、擬態シーンや繁殖シーンなどの生態観察が楽しめます。ぜひレンベの海で、最高のフィッシュウォッチングを楽しんでみませんか?

バンガイカーディナルフィッシュ

おすすめのダイブサイトはNUDI FALLS(「ウミウシの滝」という素晴らしいネーミング!)。 名前の通り、種類豊富なウミウシやピグミーシーホース、ナンヨウツバメウオ、オオモンカエルアンコウなど、様々な生き物が生息しています。 毛むくじゃらのアイドル・ヘアリーフロッグフィッシュを狙うならHairballがおすすめです。宝石のように美しい固有種バンガイカーディナルフィッシュが生息するPolice Pierも人気。オスが口内保育をする習性があるので、ぜひ口元を観察してみてください。 他にも、TK1・2・3などが人気です。

ロンボク

壮厳な火山、美しい白い砂浜、険しい崖と、全てがそろった夢の楽園。 まだ観光化されてすぎいない素朴な雰囲気が残る穴場エリアです。 海底には、素晴らしいサンゴのお花畑が広がり、アカシュモクザメやイトマキエイなどの大物に出会えることで有名です。

大物派必潜なのはロンボクの目玉ポイントThe Magnet。 迫力満点のハンマーヘッドシャークの群れが見られるほか、ペレスメジロザメやエイの姿も。 また、もうひとつの大物ポイントはGili Sarang。 ヨゴレ、カマストガリザメ、オグロメジロザメ、マグロなどがよく見られ、8~9月にはイトマキエイの群れがやってきます。

自然に溢れ、アウトドア・アクティビティが充実したロンボクでは、インドネシアで二番目に高い火山―リンジャニ山(Mt. Rinjani)は、ハイキングやキャンピングの人気スポット。海ではダイビングの他に、スノーケリングやまたカヤックが楽しめ、ドライシーズンとなる4~10月は、サーフィンのハイシーズンです。山と海を同時に楽しめるロンボク。ぜひ訪れてみませんか?

バリ

さて、インドネシアを語るには外せない憧れのリゾート・バリ島。バリ島の海の楽しみ方はこちらにまとめたので、ぜひチェックして下さいね。

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 いかがでしたか?

魅力あふれるインドネシアの海で、憧れの生き物との出会いを果たしましょう!

 

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