本島の海とはまた異なる魅力を秘める沖縄の離島。海を隔て本島と遠く離れているが故、各離島では独特の文化と景観が楽しめます。 今回は、さまざな個性を持つ離島の中から、ダイバーにおすすめの3島をご紹介します!

宮古島

宮古島には川や山がないため、年間を通して素晴らしい透視度の中でダイビングが楽しめます。海にはワクワク感を掻き立て、ダイバー虜にする魅力が満載。さっそく宮古島のおすすめエリアを見ていきましょう。

地形派におすすめのエリア

宮古島のケーブやアーチなどの地形スポットの充実ぶりは世界屈指であり、ダイナミックな地形を求めて海外からも多くのダイバーが訪れています。

水深25-30mにメインと言われる洞窟の上から、光がズドーンと射し込む場所で、入り組んだ地形を楽しむことができます。初心者の方にもお楽しみいただける、入り口と出口が近くて明るいアーチのダイビングポイントもあります。

代表的なダイビングポイントは以下をご覧ください:

下地エリア:有名ダイビングポイント アントニオ・ガウディ、魔王の宮殿、通り池

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「アントニオガウディ」
写真提供:マレア宮古島
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「魔王の宮殿」
写真提供:マレア宮古島
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「通り池」
写真提供:マレア宮古島

伊良部エリア:クロスホール、Wアーチ、スネークホール

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「Wアーチ」
写真提供:マレア宮古島
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「クロスホール」
写真提供:マレア宮古島

ダイナミックな地形でのダイビングを快適に楽しむために、暗い水中環境でのバディ・コミュニケーションや生物の探し方、自然に出来た壮大な地形や水中環境全体を傷つけずにダイビングを楽しむテクニックが身に付く「アンダーウォーター・エクスプローラーSP」も随時開催しているので、ぜひ参加してみてくださいね。

巨大なサンゴ礁群のある「八重干瀬」エリア

もちろん、地形以外の楽しみ方も盛りだくさん。池間島のさらに北の海域に位置する八重干瀬には「日本のグレートバリアリーフ」と称されるエリアがあります。色とりどりのサンゴ礁に無数の熱帯魚が群がるポイントは、まさに「海中お花畑」。大小100以上の環礁からなる日本最大級のサンゴ礁の美しさは必見です。

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写真提供:マレア宮古島

宮古島はサンゴが隆起してできた島。レンタカーを借りれば、絶景が広がる島を1日で回れます。池間大橋・伊良部大橋・来間大橋の橋を渡って、それぞれ違った景色を楽しんでみてくださいね。

お食事の際には、沖縄料理に泡盛を飲んで、三線に合せてカチャーシーという沖縄の踊りを楽しみましょう。宮古島には、三線ライブを行うお店が多いです。また宮古牛を味わえる焼肉屋さんもおすすめです。

石垣島

 国内の人気ダイブエリアで常に上位をキープする石垣島。サンゴの美しさ、魚影の濃さ、大物の遭遇率など、どれをとっても日本屈指レベルです。今回おすすめしたいのは石垣島北部にある伊原間と太平洋エリアのポイントです。

伊原間エリア

 伊原間のインリーフポイントは、海が穏やかで透明度が高く、生物観察が好きなダイバーにピッタリのポイントです。年間を通してギンガハゼなどが見られ、10月-3月はカラフルなさまざまな大きさのカエルアンコウが観察できます。夏場にはキンメモドキの群れが見れられるポイントも。

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写真提供:うみの教室

また、おもしろいサンゴのポイントも。フォト派&生物派ダイバーはぜひ大満足できること間違いなしでしょう。

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写真提供:うみの教室

伊原間アウトリーフのサンゴポイントは主にテーブルサンゴです。

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写真提供:うみの教室

アウトリーフは地形も面白く、ダイナミックな水中景観が楽しめます。

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「アウトリーフの離れ根 竜宮の城」 写真提供:うみの教室

太平洋エリア

太平洋エリアはとにかくダイナミックな地形がポイントです。

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写真提供:うみの教室

運が良ければサメスクランブルに遭遇できるかも。海況が安定している夏がおすすめシーズンです。

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写真提供:うみの教室

アフターダイブは、満点の星空に癒されましょう。市街地を出たら信号や街灯がほぼなく、夜はまっくらになるので星がとてもキレイです。絶品ソーキを求めて行列ができる「明石食堂」や、オーナーさんが牧場経営者である人気店「新垣食堂」もぜひお見逃しなく!

西表島

ダイナミックな水中景観から、マングローブ林など多彩な自然が楽しめる西表島はまさに「東洋のガラパゴス」。海中には、生き生きとしたサンゴの群生、多種多様な生物と、自然のあるがままの姿を堪能できます。

珊瑚が美しい「コーラルハーモニー」

おすすめは島の北側にある「コーラルハーモニー」― 枝サンゴ礁の群生が一番カラフルで集結しているポイントです。

他のポイントに比べスズメダイの量も多く、アオバスズメダイやデバスズメダイの大きな群れが見れるのもこのポイントの醍醐味。サンゴ礁の上を気持ちよくスズメダイが舞う姿はまさしく「コーラルハーモニー」です。

マンタファン必潜「鹿ノ川・中の瀬」

元祖マンタポイントとされる西表島。マンタ遭遇率が高いと言われるのは、島南部にある「鹿ノ川・中の瀬」です。広い根がマンタのクリーニングステーションとなっており、多いときには1ダイブで5枚以上のマンタに出会えることも。ブラックマンタの出没記録もあるので、ぜひ訪れてみてくださいね! 狙い時は冬から初夏です。

アフターダイブは、さらにディープな西表島を満喫しましょう。島の約9割が原生林に覆われている西表島では、マングローブの密林をカヌーで渡り滝までトレッキングに行けるツアーも開催されています。時間が許す限り、島の大自然に癒されてみませんか?

⇒詳しくはお気軽に沖縄のPADIダイブショップまでお問い合わせください。

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