昨年このPADIブログでご紹介したPADIインストラクター川村圭吾さんが、今年もイギリス国際水中写真コンテスト(UPY2021-Underwater Photographer of the Year2021)のポートレート部門で見事に準優勝されました!
さらに驚くことに、同部門で優勝したのは、川村さんのお店「ダイビングサービスとらんち」の常連ゲストでPADIアドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバーの伊藤亮平さん。まさに弟子と師匠でワンツーフィニッシュを飾る形となりました!
このコンテストは世界で長い歴史を誇るイギリスの権威ある水中写真コンテストで、イギリス国内はもちろん世界中の各メディアで紹介されています。
それでは、両者の作品と審査員のコメントをご覧ください。
写真家のバックストーリー:the Asian sheepshead wrasse(コブダイ)は成長するとメスからオスへと性転換し、同時に頭の上に大きなしこりができます。そのしこりと迫力のある顔のイメージが伝わるようにライティングや構図を考え、何度も挑戦しました。水の下の神社に住んでいて、まるで守護神のような姿をしています。
水中写真の撮り方を教えてくださった川村圭吾先生、指導してくださった荒川博之先生に感謝します。
審査員ジャッジ- Peter Rowlandsさんコメント:風刺画のような自然なビジュアルはあっても、それだけでは入賞には至らない。このポートレートは照明と構図のおかげで見るたびに順位が上がっていきました。優勝に値する作品です。
UP&COMINGという新人部門でも2位準優勝になり、BBCやCNNなど多くのメディアで報じられました。
Underwater Photographer of the Year 2021 | BBC Wildlife Magazine – Discover Wildlife
水中フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー・コンペティションのポートレート部門で受賞した水中写真について語る伊藤 亮平さん
写真家のバックストーリー:日本のヤエギスは、探せば見つかる魚ではありません。完全な潮の満ち引きで岸近くまで来た時に潜って初めて出会うことができます。ダイビング歴20年の私が初めて出会った時に撮った写真です。このヤエギスの幼魚は鏡のような肌をしていて、ガラスのように透き通った体をしているので、それらの特徴がわかるように後ろからライトを当てて撮影することにしました。
審査員ジャッジ- Alex Mustardさんコメント:珍しい魚で、深場ではあまり見られない魚で、私たちの目を楽しませてくれるように絶妙に撮影されています。美しい写真です。