グレート・バリア・リーフの一部であるヘロン島は、オーストラリア・クイーンズランド州のグラッドストーンの海岸から約80km離れたところにある、サンゴ礁でできた島です。 この小さな島の総面積はわずか約16ヘクタール。 しかし、島は世界有数のダイビングスポットに囲まれ、ダイバーにとっては、まさに「夢が叶う場所」です。

ヘロン島に位置するヘロン・リーフは、島の木造の桟橋からボートで15分以内の場所にあり、グレート・バリア・リーフに生息する魚の種類の約60%、サンゴの種類の72%が生息し、生物多様性を表しています。

1943年、ヘロン島はオーストラリア国立公園に指定されました。 この小さなサンゴ礁は、グレート・バリア・リーフ海洋公園内に位置しており、さまざまな保護が長期的に確保されています。 島には、世界でも有数のサンゴ礁研究ステーションの1つである、クイーンズランド大学のヘロン島研究ステーション、および200人が宿泊することのできるヘロンアイランドリゾートがあります。

GreenSeaTurtle_GBR_Shutterstock

ヘロン島はまさにダイバーの楽園であり、海岸から泳いでわずか数分のところに、温かく浅く澄んだ海域が広がっています。 最大水深約20mで、1日最大で3ダイブ楽しめ、PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース受講者にもぴったりの海です。 定期的にナイト・ダイビングが開催されているので、ワールドクラスの海の夜の世界を探検することも可能です。

ヘロン・リーフ内には、ボミー(ピナクル)、サンゴのお花畑、洞窟、渓谷、そしてサンゴ礁の壁など、無数のダイビングスポットがあります。特におすすめなのは、ヘロン・ボミー(Heron Bommie)、ウォルト・ボミー(Walts Bommie)、コーラル・グロット(Coral Grotto)、ゴルゴニア・ホール(Gorgonia Hole)、スリー・ロック(Three Rocks)、パムスポイント(Pams Point)です。

HeronIslandWreck_Shutterstock

ひとたび水中に潜れば、そこは「トロピカル・カラーの万華鏡」の世界が広がっています。 ウミウシ、巨大貝、扁虫動物、そしてヒトデなどの小さな生き物を発見したと思った次の瞬間、アジの大群、オイランヨウジ、アオブダイ、イソギンチャク、ウツボ、そして好奇心の強いウミヘビといった熱帯のサンゴ礁ならではの生き物が目に飛び込んでくるでしょう。 マンタ、サカタザメの仲間、ツマグロ、テンジクザメといった大物を見かけることも決して珍しくありません。 その中でも遭遇率の高い「ヘロンリーフの住人」と言えば、アオウミガメです。 ヘロン島は、カメの理想的な営巣地であるため、このあたりで泳いでいれば、数頭のウミガメに出会えるはず。ザトウクジラも近くのウィスタリ海峡でよく目撃されているので、ぜひ訪れてみてください。

PADI魚の見分け方スペシャルティ・コースを受講すれば、ヘロン島の海で出会った魚たちの形や色をヒントに、名前を検索できるようになるので、ダイビングが一層おもしろくなります。バディと一緒に受けてみてくださいね。

GiantClam_GBR_Shutterstock

皆さんもぜひ、ヘロン島に訪れてみませんか?

グラッドストーン(Gladstone)から毎日運行するカタマランフェリー、または、水上飛行機やヘリコプターでアクセスが可能です。ヘロン島への日帰りツアーをお考えの方は、ダイブクルーズをご利用ください。

詳しくはPADIダイブショップまで、お気軽にお問合せください。

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