スクーバ・ダイバーになれば、一般の人が写真でしか見られないような海の生き物を生で見ることができます。 運が良ければ、人類が誕生する遥か前から存在していた生物に会えることも。

では早速海に生息する「生きた化石」とはどんな生き物なのか見てみましょう!

1. カブトガニ

カニという名前がついていますが、カブトガニはカニではなく、クモやサソリに近い生き物です。 一見武器のように見えるトゲトゲした尻尾は攻撃に使うのでなく、方向舵にしたり、ひっくり返ったとき元に戻るために使われます。 カブトガニは環境省より絶滅危惧種に指定され、佐賀県などでは天然記念物として登録されているレアな生き物です。

Horseshoe crab thailand
カブトガニ
2. チョウザメ

キャビアを産むことで有名なチョウザメ。 2億年前から海に生息し、最長寿命152年が確認されている長生きな魚です。 卵だけではなく、身も高級食材として重宝されています。

chozame
チョウザメ
3. ヤツメウナギ

3億6千万年もの歴史を持つヤツメウナギ。 見た目はうなぎですが、本当は寄生虫の仲間です。 ヤツメウナギは無頬類に属し、その名の通り頬がありません。 口が吸盤のようになっており、さらに口を広げると無数のトゲのような歯が見えます。 吸盤とトゲのような歯で魚に寄生し、血を吸って生きています。

fish_yatsume_unagi
ヤツメウナギのイラスト
4. シーラカンス

1938年に南アフリカの海岸で発見された幻の魚。 今は絶滅危惧種に指定されているこの古代魚は、その希少性から「幸せを呼ぶ魚」と呼ばれています。 シーラカンスは立派な胸ビレと背ビレを持ち、まるで歩くように泳ぐ不思議な魚です。

coelacanth-fish
シーラカンス
5.クラゲ

クラゲの誕生は5億年前にも遡り、ほぼ姿を変えずに種を絶やすことなく生き延びています。 またその数は減るどころか、温暖化が原因で増加しています。 5億年後にも、クラゲの姿を見ることができるかもしれませんね。

jellyfish
クラゲ
6. タカアシガニ

現代に生息するカニの中では最大の大きさを誇り、長い手足を持つことからこの名前が付いたタカアシガニ。 恐竜が絶滅してから現在まで進化せずに生きてきた「生きた化石」のひとつです。 しかし日本では料理として振舞われることも。

Spider crabs
タカアシガニ(写真提供:丸山 誠治)
7. オウムガイ

オウムガイが出現したのは約5億年前。 それからほとんど姿を変えず現代まで生き残った生き物です。 昔は浅い水域に住んでいたようですが、エサ捕獲のため深海へ追いやられたことで、陸の急激な環境変化の影響を受けずに済んだため、現代まで生き残ることが出来たのではないかという説が。 希少性とその独特で美しい貝の模様から、貝殻コレクターの間でトップクラスの人気を誇っています。

Nautilus
オウムガイ
Share This