あなたは、最高のアウトドアアクティビティのひとつであるスキューバダイビングに出会いました。でも、海の中で出会った魚たちを、どれくらい覚えていますか?名前をいくつか挙げられますか?
「はい」と答えられるなら素晴らしい!その調子で、どんどん海の世界を楽しんでください。
「うーん…」という方もご安心を。そんなあなたにぴったりなのが、PADI 魚の見分け方スペシャルティ・コースです。
このコースは、楽しみながら魚を見分けるコツを学べるプログラム。水中で出会う魚たちの特徴や行動パターンを知ることで、ダイビングがもっと楽しく、奥深いものになります。特に水中写真が好きな方には、撮影のタイミングや魚との距離感がつかみやすくなり、シャッターチャンスを逃しにくくなるというメリットも。
ここでは、1日で受講できるこのスペシャルティ・コース(ダイビング2本)で学べる、3つのポイントをご紹介します。

1. 地域の魚の科や種の特徴を見分ける方法
世界の海には、なんと何千種類もの魚たちが生息しています。すべてを覚えるのは正直ムリ。でも大丈夫、このコースでは、魚を「科」や「種」のレベルで見分けられるようになるコツを学びます。
ポイントは、「グループ分け」。見た魚の体の特徴を観察して分類する方法を知れば、「なんとなく見たことある」から「このタイプの魚だ!」へ、ぐっとレベルアップできます。
魚の識別には、以下のような身体的な特徴を観察します:
- 体の形
- 口の形
- ヒレの位置
- 色や模様
この識別方法は世界共通の分類システムに基づいているため、世界中どのダイビングサイトでも応用できます。
次にバディに「今の魚、何だった?」と聞かれても、自信を持って答えられるようになるでしょう(もしくは、かなり正確な予想ができるように!)。
2. 魚を「見る」から「調べる」へ。調査テクニックも学べる!
魚は海洋生態系全体の健康状態を示す重要な指標です。
実際にダイビングをしていると、「今日は魚が多いな」「あれ?あまり見かけないな」と、海の変化を肌で感じることも多いはずです。
PADIの魚の見分け方スペシャルティ・コースでは、ダイビングスポットにおける魚の個体数や密度を調査する方法を学びます。どうやって数を数えるのか?どこに注目すればいいのか?そんな実践的なテクニックを学ぶことで、ダイビングの視点がひとつ広がります。
さらに、このスキルは市民科学プログラムや環境保護団体のボランティア活動でも活かせます。海を守るための一歩を、自分のダイビングを通して踏み出せるって、ちょっと素敵ですよね。

3. 水中生物を守るためのPADI AWARE 活動への参加方法
「せっかくダイビングをするなら、海のために何かしたい」そんな想いを持っている方にも、このコースはおすすめです。
PADIの魚の見分け方スペシャルティ・コースを通して、魚を識別するスキルだけでなく、海洋保全の大切さや、ダイバーとしてできる貢献の方法についても学べます。
あわせて紹介されるのが、PADIが支援する非営利団体「PADI AWARE Foundation®」の活動。
この団体は、海の未来を守るためのさまざまなプロジェクトを行っていて、以下のような海洋保全に特化したコースを通じて、具体的な取り組み方法を学ぶことができます:
あなたの行動が、海にとって大きな力になります。
受講条件
PADIの魚の見分け方スペシャルティ・コースを受講するには、10歳以上で、PADI(ジュニア)オープン・ウォーター・ダイバー以上の認定が必要です。
必要な器材
通常のスキューバダイビング器材に加えて、調査結果を記録するためのスレート(水中ノート)と鉛筆が必要です。ダイビングエリアによっては、地域の魚の写真が載ったフィッシュIDカードを、あなたまたはインストラクターが使用することもあります。

魚は、ただの“魚”じゃない。
スキューバダイビングは、周りにいる魚の種類を識別したり、彼らの行動を読み取れるようになると、もっと楽しく、もっと深い意味を持つ体験になります。
海が好きだからこそ、ダイバーとして「守りたい」という気持ちを持っている方も多いはず。PADIの魚の見分け方スペシャルティ・コースでは、そんな想いを行動に変えるための知識とスキルを身につけることができます。
このコースを通じて、「見る」から「わかる」へ。
そして、「楽しむ」から「守る」へ。
そんな一歩を踏み出してみませんか?
PADIの魚の見分け方スペシャルティ・コースで、学びと気づきのあるダイビング体験を。
水中世界は、知れば知るほど、もっと好きになるはずです。


