オーストラリアでダイビングというとグレート・バリア・リーフのイメージが強いかもしれませんが、実はパースを州都とする西オーストラリアにも、ワールド・クラスのダイブスポットが点在しています。
また嬉しいことに2019年9月より、成田空港からオーストラリア・パース空港へ直行便が毎日運航するようになったため、西オーストラリアへのアクセスが断然便利になりました!
オーストラリアの中でも最も大きく南北に広がる西オーストラリア。北にはジンベエザメと泳げる世界遺産の海―ニンガル・リーフ、そして南には固有種がみられる「エスぺランス」があり、その他見どころ満載。 今回はそんな西オーストラリアのおすすめダイブサイトTOP5をご紹介します!
1. エクスマウス (西オーストラリア北部)
パースから飛行機で2時間―手つかずの自然が残る小さな町のエクスマウスは、コアなダイバーがこぞって訪れる「秘密基地」、エクスマウスがあります。 世界で2番目に大きいサンゴ地帯・ニンガルーリーフ(世界遺産)、遭遇率ほぼ100%と言われるジンベエザメスポイント、世界最古の生物ストロマトライトが見られるシェルビーチなど、唯一無二のダイビングが楽しめます。
数あるダイブスポットの中でもイチオシなのは、世界の桟橋ダイビングポイントTOP10に選ばれた「ネイビーピア」。オーストラリア随一の魚影を誇るポイントで、 水中ではタマカイ、オオセ、ホワイトチップなどの大物に加えて、固有種の風変りな生き物たちが出迎えてくれます。 ギンガメアジの渦やバグラーダの群れなど、圧巻の魚影の濃さに魅了されること間違いなし。 ぜひ唯一無二の水中景観をお楽しみください。
※ネイビーピアには受け入れ制限があるので、事前にPADIダイブショップに確認しましょう。
2.ロッキンハム(パース近郊)
ロッキングハムは、パース市内最寄りのダイブスポット。 基本はビーチエントリーで、流れが穏やかなので初心者ダイバーの方にもおすすめです。 ロッキンハムの目玉は、なんといっても野生のイルカでしょう。 ドルフィン・スイムのスポットとしても有名なこのエリアでは、運が良ければ水面移動中にイルカたちに出会うこともあるのだとか。 また、水中にはダイバーのために沈められた沈船やセスナなどがあり、タルマ、ボックスフィッシュ、タツノオトシゴなど、様々な生き物が見られます。 パースから車で約45分で到着できるので、滞在時間が短いご旅行の場合もおすすめです。
3.ロットネスト島 (パース近郊)
パースからフェリーで約1.5時間の距離にあるこの島は、パースを代表するダイブスポット。 年間を通して透明度が高く、ダイブポイントが多数存在します。 3匹みると幸せになれるという鮮やかな青色の固有種-ウェスタン・ブルー・デビルが生息するほか、シロワニが住むケーブも。 10~11月頃には、回遊するザトウクジラをボートから目にできるのだとか。
ロットネストの楽しみ方は、海の中に留まりません。この島にはセルフィー写真で一躍有名になったクオッカが生息しています。絶滅危惧種のため、遠くから優しく見守りながら、シャッターチャンスを狙いましょう! その他「ロブスター・ハンティング」もでき、さまざまなアクティビティが楽しめます。 ぜひ訪れてみてくださいね!
4.カーナック島 (パース近郊)
パースの南部に位置するカーナック島は、アシカが生息する島として知られています。 オーストラリア・アシカは鼻が大きく、丸みを帯びた可愛い顔をしています。 好奇心旺盛な彼らは、フィンをあま噛みして「遊ぼう」とダイバーを誘ったり、つぶらな瞳で上目遣いでカメラを覗いたり…こんな可愛いアシカたちとカメラ越しで目があえば、思わず笑顔になってしまうでしょう。ビーチでごろんと寝そべったアシカもまた可愛らしく、そのライフスタイルはとにかく自由気まま。そんなアシカたちと、至福のひと時を過ごしてみませんか?
5.エスペランス (西オーストラリア南部)
西オーストラリア有数の美しいビーチが広がるエスペランス。 特にケープ・ル・グランド国立公園にある「ラッキー・ベイ」には、白く輝く砂浜とバルトブルーの海が広がっており、南半球一美しいビーチと謳われています。 その海にはオーストラリアの固有種やレア種がたくさん生息しており、ダイバーの憧れである海藻に擬態した固有種リーフィーシードラゴンと、「海のカンガルー」と親しまれる固有種ウィーディーシードラゴンが高確率で見られます。 その他、オールドワイフやブルーデビル、ムーンライターなどの固有種も多く見ることができます。運が良ければ、シロワニに出会えることも。ぜひ訪れてみたいですね!
直行便の運航により、日本からの「距離」がますます近くなったパース。この機に西オーストラリア独特の海が楽しめる旅を企画してみませんか?