jeju「韓国のハワイ」と謳われる済州(チェジュ)島。 その美しい景観から、よく映画・ドラマのロケ地として使われ、旅行地としても大人気ですが、水中世界も見どころたっぷり! 火山岩からできた岩盤、真っ白な砂地、ソフトコーラルの群生、洞窟やアーチなど、水中にはダイバーをワクワクさせる要素が満載です。 そんな済州島の海の最大の魅力は、なんといっても美しく咲き乱れるソフトコーラルにあります。オレンジ、黄、紫、青、白などカラフルなソフトコーラルが繁茂する光景は「水中お花畑」そのもの。 2005年、韓国文化財庁は「済州沿岸の軟珊瑚の群落」を天然記念物に指定。 その天然記念物を最も近くから観賞できるのは、ダイバーならではの特権なのです。

「行ってみたいけど、済州島ってどんなスポットがあるの? どこで潜ればいいの?」

そんな疑問を解消するため、今回は済州島のおすすめダイビングスポットとその魅力についてご紹介します!jeju-underwater
おすすめエリアは西帰浦(ソギポ)

済州島の南部に位置するは西帰浦は、韓国屈指のダイブエリア。 韓国に分布するソフトコーラルの7割が生息いるといわれ、その華やかな色合いから、韓国では「海の花」と呼ばれています。魚たちに餌と住処を提供する豊かなソフトコーラルの群生は、さらに多くの海洋生物を引き寄せ、より多様な生態系を形成しています。西帰浦はスクーバ・ダイビングだけでなく、観光、グルメ、ショッピングも充実しており、アフターダイブも大満足できること間違いなし。

【水温】 6月から徐々に20度に上がり、9月に最高水温の28度に達します。12月の水温は20度ほどで、3月に最低15度まで下がります。

【透明度】水温が徐々に下がり始める秋から冬には、透明度が30mに達します。春夏の透明度は8~15mです。

【ハイシーズン】5月-11月。ベストシーズンは9月-10月です。

西帰浦の人気サイト

ムンソム(蚊島)
西帰浦沖から1.3kmほど離れたムンソムの海中では、一年中亜熱帯魚類が見られ、63種の珍しいソフトコーラルが生息しています。この島は韓国内最高の水中生態系宝庫と言われ、陸上には世界的希少種であるタブノキが生えています。水中景観は見事で、済州島ダイビングで最もダイバーで賑わうサイトといえるでしょう。特におすすめなのは離れ小島ポイント。水深3-10mの浅瀬でソフトコーラルの群生が見られるほか、季節によって異なる表情を見せ、そこはまさに竜宮城の世界。エントリー地点にはロープが設置されており、より安全に潜降と浮上ができます。

ソプソム(森島)
ソプソムは済州島区域で最も広い面積と高い標高を誇る無人島です。島全体が植物の宝庫となっており、天然記念物に指定されています。 ソプソムの入り江ポイントは、水深20-34m地点にまばらに大きな岩盤があり、さまざまなサンゴが生息しています。 ヒラメやグレが姿を見せることも。エントリーポイントから左側にある壁に沿って南に進むと、水深35m付近に壁をびっしり覆う大規模な黄色と白のソフトコーラルの絶景が見られます。

ボムソム(虎島)
西帰浦から船で約30分の距離にあるボムソムは、遠くからみると大きな虎の形に見えるため、韓国語で「虎島」という名前が付けられました。島の周りには、大小の海蝕洞があり、東北方面の崖に虎の鼻の穴に見える岩があります。 この島は文化財記念物に指定されており、「虎島の常緑闊葉樹林とカラスバトの繁殖地」として保護されています。 海底には起伏が激しい岩礁があり、マダイ、イシダイ、コブダイ、クエなどがよく見られます。虎島の離れ子島ポイントには、ふたつのエントリーポイントがあり、階段型のテラスがあるエントリーポイントから入って西に進むと、急な傾斜の垂直壁が現れます。 その水深26m地点の壁にはさまざまなサンゴが散在しており、多種多様な魚の姿が見られます。

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アフターダイブ

せっかく済州島に行くからには、ダイビングだけでなく、アフターダイブも満喫しちゃいましょう! 済州島には自然溢れる観光スポットが点在し、豊かな自然に育まれた名産品がたくさん。 その中でも大人気のスポットと名物をご紹介します!

【おすすめの観光スポット】

城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)
済州島の東側にそびえたつ城山日出峰は、10万年前に火山噴火によって誕生した巨大岩山。 この山は、2007年にユネスコの世界自然遺産に登録されており、済州島のシンボルのひとつです。 頂上には360度の展望台があり、そこから見渡す済州の豊かな緑と海は絶景そのもの。 遊歩道が設備されたトレッキングコースをゆっくり進めば、30分ほどで頂上に到着できます。天気が良ければ、頂上から韓国最高峰である漢拏山(ハルラサン)の姿が見えることも。 また、城山日出峰の日の出は「済州十景」のひとつに数えられており、日の出の名所としても有名です。 ぜひ早起きして行ってみましょう!
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万丈窟(マンジャングル)
済州島の東北部にある万丈窟は、世界最長(全長約7.4km)の溶岩洞窟。 世界的にも珍しい規模の大きさ・保存状態の良さを持ち、城山日出峰と同年にユネスコ世界自然遺産に指定されました。 洞窟内はさまざまな色でライトアップされ、なんとも幻想的な雰囲気が漂っています。 万丈窟内では溶岩流線、溶岩鍾乳、溶岩棚などが見られるほか、公開区間の最終地点には、世界最大規模である約7.6mの溶岩石柱が。 ぜひ探検家気分を味わいながら、自然が造り出した神秘に触れてみませんか?

正房瀑布(チョンバンポッポ)
正房瀑布は韓国の三大滝に数えられており、水が直接海に落下する珍しい滝です。 2つの滝が高さ23mの絶壁から豪快に音を立てて流れ落ち、ダイナミックな滝しぶきを上げる光景は「済州十景」のひとつとされています。 晴天には太陽の光が反射して虹が架かかることも。

【おすすめの名物】awabidonabe
トゥッペギ(あわびの土鍋)
あわびを含むさまざまな海の幸が入った海鮮鍋です。見た目通り辛いですが、新鮮な海の幸は病みつきになる美味しさ♪  豊かな海を誇る済州島には海女さんの学校があり、その海女文化はユネスコの人類無形文化遺産にも登録されています。 そんな済州で採れる海産物で作った料理は絶品そのもの。他に甘ダイの刺身やカルチ(太刀魚)などもおすすめですので、ぜひご賞味あれ。
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黒豚(フッテジ)
韓国と言えば焼肉、そして豚肉。済州島は黒豚(フッテジ)の名産地であり、済州の大草原で放牧されて育った黒豚は肉質がキュッとしまっていて、甘味のあるまろやかな味わい。 焼肉には、イワシの魚醤をつけて食べるのが済州流なのだとか。ぜひ本場の済州でご堪能ください。
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みかん

済州島の名産品といえばみかん。 さわやかで甘酸っぱい味わいが魅力で、韓国の約70%のみかんが済州島で生産されています。代表的な種類は「ハルラボン」。旬の時期(夏・秋)には、みかん狩りも楽しめます。お土産にドレッシングなどの調味料や、チョコレートなどのお菓子もあるので、ぜひお試しください♪

などなど…ほかにもさまざまな見どころと魅力がたっぷりの済州島。ぜひ訪れてみませんか?

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