過去数か月間は世界中の人々にとって困難な試練の期間となりました。特に世界中のPADIリゾート&リテーラーがかつてない程の規模の大きな打撃を受けました。ソーシャル・ディスタンシング、営業自粛要請、移動制限など様々な要因が相まって、私達はダイブショップに足を運ぶことができなくなりました。ダイブショップの収益と営業のレベルは落ち込み、多くの店は瀬戸際でこの災禍が去った後に生き残って存在することだけを目標に耐え忍んでいます。
PADIダイブセンター/リゾートの経営者達の多くは自身の情熱と人生をかけて私達ダイバーのコミュニティにつくすことを決めた、活気に満ちた起業家達です。私達の器材の調達、サービス、エアの充填、旅行の手配、そしてトレーニング、そして他のダイバー達との交流の全てに彼等が関わっています。違う言い方をすると、世界中のどこのダイビング・コミュニティを訪れても、ダイバー同士の繋がり、準備、教育とダイビングの全てが彼等にかかっています。この不況を中小の業者が乗り切るのが非常に難しい中で、私達にできるのは彼等が生き残れるようにサポートすることです。
繋がりと絆 ダイビングは人との絆を追求したスポーツです。PADIダイブショップに通うことで、地域のダイビング・コミュニティとの繋がりを保ち、動向を知ることができます。ダイブショップとの関係がソーシャルハブとしての繋がりとなり、他のダイバー達がどんなダイビングをしていて、どこで何が起きているかのほとんどが海とダイビングを中心に把握できます。 もし、器材のサービスや、シリンダーのチェック、コースの申し込みや器材の購入を考えているのであれば、是非待たずにすぐに行動していただくようにお願いいたします。あなたの行動一つにあなたの行きつけのダイブショップがこの苦境を乗り切れるかがかかっているかもしれません。地域によってはドライブスルー形式でのシリンダー充填を請け負っているところや、他のサービスをしているところもあります。あなたの支援が必要です。
準備 ダイビングの準備はダイブショップのサービスにかかっています。器材を購入する場所でもあり、器材のメンテナンスもしてくれます。それだけではありません、近場か遠方かに関わらずダイビングのツアーを請け負っている場合もあります。バディが必要であればマッチングもしてくれますし、何処で何時潜れるかが分からなければ情報のサポートもしてくれます。器材の準備を始める前に必要なことがあれば彼等が喜んでサポートしてくれます。
教育 既にご存知かと思いますが、ダイバーとして必要な教育や継続してトレーニングを続ける場合はPADIダイブセンター/リゾートでコースを受講することができます。紙のマニュアルやeラーニングでの受講が可能なコースもあります。しかし、ここでいう「教育」とは人との繋がりと準備をとおした情報交換も含みます。PADIプロフェッショナルは特に地域のダイビング情報に精通しています。ですから、知りたい情報があれば是非連絡を取ってみてください。現状は地域によって差があるかと思いますが、一番その地域でダイビングをするのに何が必要かを知っているのは現地のダイブショップです。
サバイバル 地域のコミュニティと繋がったダイブショップなしでは私達はダイビングを楽しむことはできません。私達ダイバーが海に戻れる日の為にダイブショップの存在は欠かせません。ですから、彼らには今、私達の支援が必要です。彼等の為にできることはたくさんありますが、大切なことはサポートすることです。
自宅での待機を余儀なくされていた生活から制限が徐々に解除されていく中で、できればお店を直接訪ねてみてください。もしそれが可能でない場合は、Eメールや、Skype、LineやFacebookでも良いので連絡をとってみましょう。大切なのは、ダイバーの皆さんが彼等のことを思い、支援したいという気持ちを伝えていただくことです。このYoutube動画をご覧いただき、是非お友達のダイバーも誘ってみてください。
*日本語字幕が出ない場合は、設定⚙から字幕→日本語字幕を選んでください
*各地域によって、自粛要請・方法などのルールや運営形態の差が生じている場合もあります事をご了承ください。
Thank you.
Stay well, connected and committed,
Drew Richardson
President & CEO PADI Worldwide