PADIオープン・ウォーター・ダイバー認定コースは、スキューバダイビングの知識に関してはほんの一部に過ぎません。
PADIオープン・ウォーター・ダイバーの認定を受けたら、さらにダイビングの経験を深めるために、より詳しくスキルを学びたいと思うことでしょう。PADIスペシャルティ・ダイバー・コースは、あなたのスキューバダイビングの知識を広げる素晴らしい方法です。これらのコースは、浮力コントロール、水中写真撮影、魚の見分け方など、ある特定のダイビングスキルに焦点をあてて学ぶ専門的なコースです。
どのスペシャルティコースから受講しようか迷っていませんか?2023年に日本人ダイバーに人気のあったPADIスペシャルティコースを5つご紹介します。
1. エンリッチド・エア・ダイバー
エンリッチド・エア・ダイバー・コース(ナイトロックスとも呼ばれる)は、PADIスペシャルティ・コースの中で最も人気のあるコースです。これは当然のことで、空気の代わりにエンリッチド・エアを使用することで、潜水可能な時間を長くしたり、水面休息時間を短くすることができるからです!私たちが地上で呼吸する空気は、約79%の窒素と21%の酸素ですが、ダイバーが使用するエンリッチド・エアは、通常の空気と比べて窒素が少ないのが特徴です。ガス中の窒素が少ないということは、潜水中の窒素吸収が少ないということであり、潜水時間と深度をコントロールする重要な要因になっています。ナイトロックスと空気の違いについて、詳しくはこちらをご覧ください。
2. ドライスーツ・ダイバー
ドライスーツ・ダイバー・コースは、水温が下がってきてもダイビングを楽しみたい方にお勧めのスペシャルティ・コースです。本州エリアのダイビングスポットは、秋から冬がベストシーズン。ドライスーツは欠かせません。安全にダイビングするためには、ドライスーツの扱い方をきちんと学ぶ必要があります。ドライスーツは、水が肌に触れるのを防ぎ、空気の層で身体と水の間を断熱することで、ドライで暖かい状態を保ちます。このコースでは、ドライスーツ内の空気と浮力の管理方法、ドライスーツとインナーの選び方、ドライスーツのお手入れ方法を学びます。ドライスーツの認定を受けるべき理由についてはこちらをお読みください。
3. ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー
楽に効率よく潜ることはあなたの目標の一つではありませんか?ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コースはそんなあなたのためのPADIスペシャルティ・コースです!このコースでは、中性浮力を取り、垂直または水平姿勢で楽にホバリングし、より効率的に空気を消費する方法をトレーニングします。浮力コントロールが上手にできると、ダイビングのパフォーマンスや経験を向上させるだけでなく、海底やサンゴ礁を傷つけにくくなるため、ダイビングポイントや海洋生物にも大きなメリットがあります。
4. ディープ・ダイバー
素晴らしい海の世界をもっと探検してみませんか?水深が深くなるにつれて、水中世界は圧力、水温、光、動物や藻類の生息場所など大きく変化します。ディープ・ダイバー・コースを受講すると、最大深度40mまで潜ることができるようになります。このコースでは、空気の管理方法や、窒素酔いの見分け方と対処法も学びます。 深く潜る前の適切なトレーニングが重要ですので、現在の認定レベルより深く潜る前に必ずこのコースを受講してください。
5. ボート・ダイバー
ひと口にボートといっても、和船やクルーザー、ゴムボートなど、タイプはさまざま。どんな状況でも慌てずにボートダイビングが楽しめるよう、ボートからのエントリー&エキジット方法や器材のまとめ方、船酔いの防止法などをこのコースで学んでおきましょう。
気になるスペシャルティ・コースはありましたか?ダイビングスキルを向上させて、もっとダイビングを楽しみましょう!