ダイビング器材の選び方>ダイブコンピューターの選び方>水中から日常まで、あらゆるダイバーの安全と楽しさをサポート GARMIN®のDescentシリーズ
2018年にGPSの位置情報が使える唯一のダイビングウォッチとしてDescent Mk1が発売されて以来、高機能ダイブコンピュータ&スマートウォッチの先駆者として多くのダイバーの支持を集めてきたGARMIN(ガーミン)のDescentシリーズ。 高い安全性と機能性を備えていることから、プロダイバーからビギナーダイバー、テクニカルダイバー、フリーダイバーまで幅広い層に愛用されています。高機能&高性能のフラッグシップモデルDescent Mk3シリーズに加え、2025年2月には人気のG1が進化した「Descent G2」が新登場! また、ハイエンド向けの「Descent X50i」も登場するなどラインアップがさらに充実してきています。それぞれの注目ポイントを詳しく紹介します。
カラーでワイドな画面に進化 コスパ抜群のDescent G2が新登場!
シンプルで見やすいモノクロディスプレイに充実の機能を備え、コストパフォーマンスのよさで人気のG1がさらに進化! 大きくなった画面はAMOLED ディスプレイの採用でカラー表示となり、視認性が向上しているほか、タッチパネルでさらに使いやすくなっています。コンパクトでかわいらしいデザインなので、ダイビングではもちろん、日常生活でも大活躍。海も陸上も常に携帯したい、コスパ抜群の1台です。

Descent G2 Black
価格:118,000円(税込)

Descent G2 Paloma/ShellPink
価格:118,000円(税込)
Descent G2の注目ポイント
①デカ文字モード搭載で視認性抜群!耐傷性と反射防止加工が施されたサファイアレンズを採用
G1からG2への進化で最も大きく変わったのがディスプレイ。G1もシンプルな表示で見やすさには定評がありましたが、G2はディスプレイが1.2インチ(390×390ピクセル)となり、0.9インチだったG1からさらにワイドに。また、フラッグシップモデルのMk3シリーズに採用されているAMOLED ディスプレイの採用により、カラー化を実現し、視認性がさらに向上しています。
もちろん、好評だった「デカ文字モード」はこちらにも搭載。暗い水中でも必要なデータをすぐに確認することができ、ダイビング中の安全性が高まります。ディスプレイには、耐傷性と反射防止加工が施されたサファイアレンズが採用されており、傷つきにくいだけでなく、水面からの光の反射も抑えてくれるので、とても見やすいのが特徴です。
タッチパネルが使えるのは陸上のみですが、押しやすさ抜群のインダクティブボタン、ダブルタップでの画面表示の切り替えなど、水中での操作感も◎。6種のダイビングモードを搭載し、水中3軸電子コンパスや、音とバイブレーションによるアラートなど、ダイバーの水中での安全をしっかりとサポートしてくれます。



②ダイビングの他にアウトドアなど80種類以上のアクティビティアプリを搭載
《GARMIN》Descentシリーズの特徴として欠かせないのが、充実のスマートウォッチ機能とスマホアプリ。G2でもダイビングの他にアウトドアなど80種類以上のアクティビティアプリを搭載しており、ダイビング以外のシーンでも大活躍! キャッシュレス決済機能でお買い物をしたり、ゴルフやランニングなどのスポーツモードを活用したり、音楽を楽しんだりと、さまざまに利用することができます。
中でも注目は、Mk3シリーズから新たに搭載されたダイブレディネス機能。睡眠、運動、ストレス、時差ぼけなどの要因が体に与える可能性をスコアで表示し、ダイブプランの決定をサポートしてくれます。2020年よりGARMINのパートナーとなったFirstbeat Analystics社が20年間蓄積した10 万を超える心拍変動のビッグデータからデータベースを開発し、パフォーマンスから、睡眠やストレス、消費カロリーといったヘルスケアまで膨大なデータ分析を実施。年齢、性別、体重、身長、心拍計の情報から、利用者に最先端の分析と指標を提示します。
ダイバーひとりひとりのコンディションに合わせた指標が提示されることで、減圧症などのリスクが軽減され、ダイビングの安全性が大きく向上すること間違いなし。安全と健康のために常に身につけておきたい、最高の相棒となりそうです。

③リサイクル海洋プラスチックを採用 日常のパートナーにもぴったりのデザイン
海の環境問題を意識するダイバーに注目されたのが、Descent G1 Dual Power Ocean Editionで採用された漁網ベースのリサイクル海洋プラスチック素材。「ゴーストネット」や「ゴーストギア」と呼ばれる廃漁網は、分解されるまで約600年もかかるといわれており、海の生き物を拘束したり、海底を覆うことで生物の生育を妨げるなど、さまざまな問題を引き起こしています。G2にはケースとベゼル、ボタンに漁網ベースのリサイクル海洋プラスチック素材が採用されており、ダイバーに先進機能を提供するとともに、海洋保護を目的とした環境に配慮したモデルとなっています。美しい海の環境をいつまでも守りたいダイバーにぴったりの1台です。
画面が大きくなり、さらに機能も充実しているG2ですが、重量はわずか65g(バンドを含む)ととてもコンパクト。柔らかいバンドは腕にフィットし、デザインもスタイリッシュなので、使うシーンを選びません。ダイブモードで27時間、スマートウォッチモードで10日間というロングバッテリーで、クリップ式充電器で楽に充電できるので、ダイビングでも日常でもしっかりと使うことができます。海も日常もパートナーはG2に決まりですね!

高機能&高性能のフラッグシップモデル Descent Mk3シリーズ
《GARMIN》Descentシリーズの第3世代として登場したMk3シリーズは、1.4インチ(51mm)のフルカラーディスプレイを搭載しGARMINが独自に開発をした水中ソナーシステム「SubWave」(後述)に対応したDescent Mk3iをはじめ、ディスプレイが1,2インチ(43mm)の小型モデルDescent Mk3Si、水中ソナーシステムには対応していないDescent Mk3Sの3タイプがラインナップ。 ダイビングの安全性を重視し、ダイブコンピュータの可能性の限界に挑戦する《GARMIN》ならではのこだわりが随所に施されています。
Descent Mk3シリーズの注目ポイント
①水中でもより見やすく、より操作がしやすく進化
液晶のフルカラーディスプレイにより、水中での視認性の高さに定評のある《GARMIN》Descentシリーズ。ベゼルにチタンを採用したフラッグシップモデルMk3シリーズには、アクティブマトリクス式有機ELで鮮やかで高精細な表示を実現したAMOLEDディスプレイが採用されており、抜群の視認性を誇ります。視野角も広いため、ダイビング中の視認性にも優れており、「デカ文字モード」も搭載。深度や潜水時間、NDL(減圧不要限界)などが大きく表示されるため、透明度の悪い場所や暗い場所でも見やすいのが魅力です。ダイビング中はディスプレイをダブルタップすることで画面表示の切り替えが可能なため、厚手のグローブをしていても簡単に操作することができるので便利です。
なお、ディスプレイが51mmのDescent Mk3iには、本体上部の12時の位置にLEDフラッシュライトが搭載されており、水中ではボタンを2回押すことで点灯と消灯を簡単に切り替えることができます。4段階で光量の調整が可能で、水中ライトのバックアップになるだけでなく、暗い場所で手元を照らしたい場合など、ちょっとしたときに意外と便利。白い光と赤い光の切り替えもできるので、光に敏感な生き物を観察するときにも活躍しそうです。



②ダイビングの安全をサポートする充実の機能
フルカラーの液晶ディスプレイによる視認性の良さに加え、カスタマイズできる6種のダイビングモードを搭載し、音とバイブレーションによるアラートなど、ダイバーの安全をサポートする機能が充実しているMk3シリーズ。3軸コンパス、ジャイロスコープ、気圧高度計、精密なGPS機能により、ダイビングのエントリーとエキジット地点をマークし、水中ではビュールマンZHL-16cアルゴリズムの計算式で算出された減圧理論により最適な浮上指示を行います。また、ダイバーの健康状態を提示し、ダイブプランをサポートするダイブレディネス機能を搭載しており、睡眠、運動、ストレス、時差ぼけなどの要因が体に与える可能性をスコアで表示してくれることで、より安全なダイビングを計画することができます。そのほか、深度を計測する深度センサーにはボタンガードが設置されており、ぶつけてしまったり、ボタンと間違えて押すことで繊細な深度センサーにダメージを与えてしまうことから防御。デザイン性にも優れており、Mk3シリーズをよりスタイリッシュに見せてくれます。
なお、Mk3シリーズはこれまでの10気圧防水から20気圧防水へと防水性能がアップしており、水深100mを超えるダイビングにも対応できるようになっています。これはフリーダイビングで水深100mを超える記録が出るようになったり、テクニカルダイビングでも水深100mを超える環境を楽しむダイバーが出てきたことによるもの。あらゆる環境でダイビングの安全を提供する《GARMIN》Descentシリーズならではの進化といえます。フリーダイビングでのアラート設定も充実しており、より競技性を持って楽しみたい人にもおすすめです。



③世界4,000のダイブサイトのマップを表示
GPSが搭載されている《GARMIN》Descentシリーズは、カラーマップで位置情報がしっかり把握できるのが特徴。地図も随時アップデートされており、さまざまな場所の地図を表示することができますが、Mk3シリーズより新たに「DiveView Maps」が搭載され、カラーの水深地図と世界4,000 のダイブサイトを表示できるようになりました。 現在は海外スポットの地図が搭載されていますが、今後のアップデートで搭載ポイントも拡大予定とのことなので楽しみです。スマートフォン・タブレットアプリ「GARMIN Dive」では、ダイブサイトやダイブショップの検索をすることもできます。



④充実のスマートウォッチ機能とスマホアプリ
Mk3シリーズに豊富に用意されたスマートウォッチ機能は、ダイビング時だけでなく、日常シーンでも大活躍! 心拍数などライフログ機能、ランニングやゴルフなど100以上のスポーツ機能、スマートフォンとのペアリングによる各種通知やキャッシュレス決済、音楽再生など、最高峰の機能を搭載しており、さまざまなアクティビティを便利に楽しむことができます。ゴルフや登山を楽しむ人に便利なのが、ゴルフコースや登山ルートなどのマップが予めプリインストールされていること(G2ではダウンロードが必要)。たとえばゴルフでは、グリーンの形状やレイアウトを表示したり、グリーンの方向や距離を示してくれたりと、とにかく便利です。ぜひ皆さんもMk3の様々な機能を使いこなしてみてください。

⑤T2トランシーバーでダイビングの安全性がさらにアップ!
Mk3シリーズでもうひとつ注目したいのが、《GARMIN》独自のソナーテクノロジーを活用した「SubWave」ネットワークの2.0への進化。 新たに登場したT2トランシーバーとの組み合わせにより、最大10mの範囲で8人まで、タンクの残圧や残り時間、水面空気消費率といったデータを手元で見ることができます。残圧以外にも、バディのいる水深、バディと自分との距離(※)も表示され、グループでダイビングする際の安全性がさらに高まることは間違いありません。
※バディとの距離は今後のソフトウェアアップデートにより使用可能
画期的なのは、注意をひきたいときや万が一のトラブルに直面した際、周りにガイドやバディがいない場面でショートメッセージを送受信できること。「こっち来てください」「大丈夫ですか?」などのメッセージが組み込まれていて、必要なものを選んで送ることができます。30mの範囲でメッセージの送受信が可能なので、バディの姿が見えなくなってしまったときや、こちらの合図に気づいてくれないときなど、これまでコミュニケーションが取りにくかったシーンにも大活躍しそうです。


Descent T2
価格:77,000円(税込)
GARMIN初の大型ディスプレイ搭載 Descent X50i
2024年12月にGARMIN初となる大型・スクエアタイプのダイブコンピュータとして登場したのが「Descent X50i」。3.5インチのカラータッチスクリーンLCDディスプレイによる抜群の視認性を誇り、ダイナミック深度グラフで水中でもリアルタイムに潜水深度と浮上プランをグラフ化して確認することができるのが大きな特徴です。20気圧防水で、画面は傷つきにくいサファイアガラスと頑丈なケースを採用しているため、テクニカルダイビングなどのハードな環境でもダイバーをしっかりサポート。内蔵LEDフラッシュライトや、音と振動によるアラート、長時間バッテリーも備え、T2トランシーバー利用による水中コミュニケーションも可能と、機能が充実しているのも魅力です。

Descent X50i
価格:258,000 円(税込)
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ガーミンジャパン株式会社