吹く風に冬の到来を感じるこの頃。これからの季節ダイビングを楽しみたい方のために、防寒テクニックを紹介します。

1.ドライスーツを着用する
冬のダイバーの味方と言えばドライスーツ。 シリンダーの空気を中圧ホースでスーツ内部に取り入れ、空気の層で保温するため保温効果は抜群です。また、スーツの中に水が入ってこないため、体は乾いたままなので陸上の風も気になりません。ドライスーツを使いこなすには知識とコツが必要なので、はじめての方はPADIドライスーツ・ダイバー・スペシャルティ・コースを受けてみて下さいね。

2.フードを被る
体温は頭部から流失しやすいと言われています。フードは、マスクとレギュレーターをつけた状態で頭と顔を覆うため、頭部の体温を保つことができます。首までカバーできるフードを選び、それにウェットスーツを被せれば、皮膚の露出を減らし、さらに保温効果が期待できます。同様に、手足にはグローブとブーツを装着して、極力肌の露出を減らしましょう。

Keep warm while diving

3.陸上と船上でも防寒を怠らない
ダイビング前からきちんと保温防寒対策をすれば、水中で体温を維持できる時間が延びます。長袖の衣服、ジャケットやマフラーなど、常に温かい服装を心がけてください。休憩中の強い風当たりをカバーしてくれるボートコートも重宝すべきです。

4.ダイビング前はしっかり食事を取る
空腹状態でのダイビングを避ける理由はたくさんあります。理由のひとつは、ダイビングはたくさんのカロリーを消費するため、事前にしっかりとエネルギー補給をして挑む必要があります。特に寒い時期のダイビングは、体温を保つために更に多くのエネルギーが必要となります。

5.事前に器材の準備をしておく
毎回潜る前に準備を済ませるのは難しいかもしれませんが、寒い環境でダイビングを行うとき、船上に滞在する時間の長さが大きく体温の維持に影響します。もし事前に準備ができていれば、寒い風に当たっている時間が減り、水中で滞在できる時間が増えます。

Keep warm while diving - wetsuits

6.ウェットスーツの場合:サイズの合ったスーツを着用する
当たり前のことだと思われるかもしれませんが、体にジャストフィットしたスーツを選ぶのは、防寒においてとても大事なことです。ウェットスーツの仕組みは、あえて水を浸入させ、スーツと体の間に水の層を作り、その水膜を体温で温めてお湯のようにし、それが肌に当たることによって保温する、というものです。そのため、スーツが完全に体にフィットした状態でないと保温効果を発揮できません。また、エントリー直前に、ぬるいお湯をウェットスーツの上から体全体に浴びるのもオススメです。 そうすることによって、体温に頼らず、体とウェットスーツの間に温かい水の層を作ることができ、水中で体温をより長く維持できます。

いかがでしたか?
冬のダイビングでは透き通った水中世界を楽しむことができます。 以上の対策方法を参考にして、冬のダイビングを楽しんでくださいね!clear-water

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