多くの皆さんが日々Googleを利用していることでしょう。そのGoogleは社員によるボランティア活動”GoogleServe”を推進しています。事の起こりは2008年に一人のGoogle社員のアイディアから始まり、今や年間数万人の世界中の社員が参加するに至ります。GoogleServeは、私たちが暮らし、働いているコミュニティにプラスの影響を与えたり、Google社員同士での新たなコネクションを作り強めたり、ボランティア活動についてのストーリーを共有することなどを目的しています。そして今年日本では2024 年 7 月 19 日(金)に 13 名の Google 日本法人の有志ダイバーが神奈川県小田原市江之浦に集まり、PADI が運営する非営利団体 PADI AWARE と PADI 登録店パパラギダイビングスクールの協力の下で、海洋ごみ拾い活動「Dive Against Debris」を実施しました。

Dive Against Debris とは

本スペシャルティ・コースでは、ダイビング前の学科で海洋ごみ(マリンデブリ)問題の現状理解、海から取り除くべきごみと残しておくごみの見極め等、理解を深めて準備します。 そして海に潜って海洋ごみの状況を観察・回収。陸上に引き上げたごみを分析、調査して、最後にPADI AWAREアプリでごみデータをアップロード。この一連の手順で行うことで、 水中ごみ拾いだけに終わらず、世界中の海洋研究者や行政の政策者が海洋保護・保全活動に利用できる貴重な水中ごみデータにまで発展させることができる市民科学プログラムとして、多くのダイバーが参加しています。 

事前の学科講習

海に入る一週間前に、渋谷の Googleオフィスにて Dive Against Debris の学科講習が開催されました。PADI Japan による PADI AWARE Foundationについてプレゼンテーションの後、パパラギダイビングスクールのインストラクターより Dive Against Debris の解説を行いました。 参加者の国籍も様々で、同じ想いを共有しながら、日本語、英語が飛び交う賑やかなセッションとなりました。


本番の海洋ごみ拾いダイブ

2024 年 7 月 19 日(金)、東京からすぐ近く、梅雨明け後の夏の青空が広がる神奈川県小田原市江之浦で Dive Against Debris ダイブが実施されました。

さあ、これから海中へ!

水中でごみ拾い。ゴミ拾いが目的になると、宝探しのような楽しさに!

水中だけでなく海岸でも拾いを行い、海にごみが流れ出る一歩手前で食い止めることがで きました。

約40分のダイブで約 5kg の海洋ごみを回収できました。今回潜ったエリアは一般の釣り人も入れるエリアのためか、釣り糸や仕掛け、ルアー、飲料ビン・缶、食品のパッケージのビニールや、不織布マスクや布類など。ダイビング後には 100 種類のみの種類が記され たDive Against Debris 海洋ゴミ分別ガイドを用いて分別し、PADI AWARE アプリを使用して世界海洋ごみデータベースにデータ入力。学びと達成感でいっぱいの歓声を上げながら、すべてのアクションを完了しました。

GoogleServe の参加者達は水の中に隠れてしまって気づくことの出来なかった海洋ごみを実際に目で見て回収することで、環境に対してダイバーだからできることを再認識するこ とができました。そしてこれからも Dive Against Debris を続けていこうと決意を新たにし ました。PADI AWARE としても志を共にする皆様の想いと共に、「Local Action. Global Impact」を推進していきます。

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