屋久島で撮影されたコブシメの作品を採用
PADIジャパンは、このたび日本限定「2026年PADI AWAREカード」のデザインを決定し、海の日である2026年7月21日より発行を開始いたします。2026年のPADI AWAREデザインには、PADIダイバーである一村 亮太氏が世界自然遺産・屋久島で撮影したコブシメの作品が採用しました。
PADI AWAREカードは、海洋保護活動への支援を目的とした特別デザインの認定カードです。カード発行時の寄付金は、PADI AWARE Foundationを通じて海洋環境保護活動に活用されます。
採用作品について

本作品は、世界自然遺産・屋久島の海で撮影されたコブシメの繁殖行動を捉えた一枚です。屋久島の水面下には、写真に写るミドリイシ類をはじめとする多様なサンゴ礁が広がり、春になるとコブシメたちの繁殖の舞台となります。
サンゴは産卵床として重要な役割を果たしており、産み付けられた卵は数か月にわたりサンゴの中で守られます。産卵後のサンゴ礁では、オスたちがメスのそばで互いの優位性を示し合い、繁殖の機会をかけた争いを繰り広げます。本作品は、その迫力ある瞬間を捉えたものです。
コブシメの繁殖行動は、健全なサンゴ礁生態系によって支えられています。しかし近年、高水温によるサンゴの白化が顕著だった年には、例年見られていたコブシメの群れが確認されなかったこともあり、サンゴ礁の変化が海洋生物に与える影響が懸念されています。
本作品は、海洋生物とサンゴ礁の深い結びつきを表現するとともに、未来へこの豊かな海の景色を残していくことの大切さを伝えています。
作者プロフィール
一村 亮太

水中撮影歴3年。幼少期より両親の影響で陸や水辺の自然、生き物に親しんで育つ。海外での体験ダイビング中、自身だけマスクが曇り、周囲が感動する海中景観を十分に見ることができなかった悔しさをきっかけに、ダイビングライセンスを取得。ダイバーとなってからは、水面下に広がる生物の多様性や、それらの姿を写真に収める魅力に惹かれ、水中撮影に没頭するようになる。
都内で研究員として働く傍ら、日本各地の海を訪れながら撮影活動を続けており、水中写真を通じて海の魅力や生態系の豊かさを伝えている。
PADI AWARE Foundationよりコメント
PADI AWARE Foundationを代表し、本年の日本版PADI AWAREカードデザインとして、一村亮太氏の作品をご紹介できることを大変嬉しく思います。
この素晴らしい作品は、屋久島の海に広がる生命の美しさと、その複雑なつながりを見事に捉えています。写真に写るコブシメは、健全なサンゴ礁が美しい水中景観を生み出すだけでなく、多くの海洋生物にとって欠かせない生息環境であり、世代を超えて受け継がれてきた豊かな生態を支えていることを私たちに教えてくれます。
この作品は、海洋保全の重要性を伝える力強いメッセージでもあります。サンゴ礁とそこに暮らす生き物たちを守るために、すべてのダイバーが果たせる役割があることを改めて思い起こさせてくれます。
海への情熱と自然への深いまなざしが込められたこの作品が、海を愛する多くの方々にとって、海洋保全について考えるきっかけとなることを願っています。
PADI AWARE Foudation Executive Director
Katie Thompson
お申込み方法
PADI認定カードの発行時に、PADI AWAREカードをご選択ください。PADI AWAREカードの発行には、海洋保護活動への寄付として500円をご負担いただいております。また、認定カードの再発行時にもお申込みいただけます。
寄付金は「サンゴの回復と復元」「サメとエイの保護」「海洋ごみの回収」等の活動に使わせていただきます。
再発行のお申込み
以下のいずれかの方法でお申込みください。
- PADIジャパンウェブサイトからお申込み
- 担当のPADIダイブショップまたはPADIインストラクターを通じてお申込み
あなたの認定が、海を守る力になる
本カードを通じて、一人でも多くの方に海洋保護の重要性を知っていただくとともに、ダイバー一人ひとりが海を守るアクションの担い手となることを願っています。新しいPADI AWAREカードとともに、海への想いを未来へつなげていきましょう。
