9月14日(土)~15日(日)、千葉県・西川名にて「AWARE MONTH~海中の森・再生ダイブ」イベントを実施しました。

毎年9月には、世界的なクリーンナップ・イベント「ワールドクリーンアップデー」、環境省と日本財団の共同プロジェクト「秋の海ごみゼロウィーク」、そして「AWARE WEEK」の3つの大きなイベントがあります。

このことから、9月を「AWARE Month~環境保全活動促進月間」として、これに合わせて環境保全活動の実施を目的に3つのイベントを設定。その2回目のイベントとして開催地である「西川名オーシャンパーク」と協力しての開催となりました。

写真左:9月14日(土)参加者 52名/写真右:9月15日(日)参加者 42名

参加PADIショップ:
スクープカレントブルートゥルーノース東京国際潜水倶楽部Mag ダイビングスクールダイビングステージ アリエル

磯焼けとサンゴモの関係とは?
磯焼けとは、海岸に生えているコンブやワカメ、その他多くの種類の海藻が減少して不毛の状態となり、代わりにサンゴモと呼ばれる、うすいピンク色をした硬い殻のような海藻が海底の岩の表面を覆いつくす状態をいいます。このサンゴモが海底を覆ってしまうと、ワカメやコンブといった有用な海藻の胞子が育ちません。サンゴモは表面から他の海藻が付着するのを防御する物質(アレロケミカルス)を分泌したり、表層細胞を剥離したりして、自分の体の上に他の海藻が生育しないようにしているのです。このようにサンゴモの繁茂は磯焼け維持の原因のひとつであると考えられています。

海中の森・再生ダイブ”とは

磯場の再生のために、石灰藻(サンゴモ類)の清掃体験をするダイビングです。
近年館山市でも深刻化している磯焼け問題。磯焼けが進んだ場所では、石灰藻(サンゴモ類)が海底を覆ってしまい、有用な海藻類の胞子が育たない状況が増えています。
磯場の再生のために海藻類の成長しやすい環境を整えるため、今回はダイバーの皆さんに積極的にご協力いただき、石灰藻の清掃を行ないました。
今後は、きれいになった水中にカジメなどの海藻類の胞子の着底・成長を促進し、定点で観測を続けてその具合を観察・記録していく予定です。

地元素材のトコロテン、豚汁も!

陸上では、地元素材で作られたトコロテン、豚汁などを西川名オーシャンパークさんにご提供いただき、参加されたダイバーの皆さんも楽しんでいらっしゃいました!




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