2025年9月6日(土)~7日(日)、富士の麓・本栖湖にて「AWARE MONTH 2025」イベントの第一弾「Keep Blue Fes 2025」を開催しました。
当日は青天白日とも言うべき快晴に恵まれ、国内外から集った約200名弱のダイバーが湖畔に集結。韓国からの参加もあり、まさに国境を越えた国際色豊かなフェスティバルとなりました。現地で協力いただいたのは、PADIダイブリゾート「MOTOSUKO DIVE RESORT」。舞台は湖水碧々、そして背後に聳える富士山 ―― これ以上ないロケーションです。

標高900m超の舞台で味わう高所淡水ダイブの醍醐味

本栖湖といえば、標高900m超の高所に位置する日本でも稀有なダイブサイト。
アルティチュード・ダイバーSP」を受講するダイバーも多く、今回も高所淡水ダイブの奥深さを存分に体験しました。
高所ダイビングは一筋縄ではいきません。水中での窒素飽和が早く進み、減圧症リスクが高まるため、標高差を念頭に置いた慎重な潜水計画が肝要です。また、淡水ならではの浮力特性から、ウエイト調整や中性浮力の感覚も海とはひと味違うもの。海水のような塩味もないので「まるで巨大なプールに潜っているようだ」との声も聞かれました。
さらに今回は「Dive Against Debris」も実施。水中とビーチ双方での清掃活動を行ない、参加者の手で数多くのごみを回収。環境保全の実践が、湖面に映る青空のように澄んだ達成感をもたらしました。

韓国からも多くのダイバーが参戦!

今回、韓国からも大規模な参加がありました。韓国内のショップが企画した「本栖湖アルティチュードSPツアー」として催行されたもので、まさに両国の交流の懸け橋。
韓国には龍平(ヨンピョン)リゾート(ドラゴンバレー)や雪岳山(ソラク山)といった高地がありますが、天然の大規模湖でのダイビング環境は乏しいのが現実。そのため、韓国ダイバーにとって本栖湖での体験は格別の学びと冒険になったはずです。
また、日本人ダイバーにとっても、普段はなかなか交わる機会の少ない海外ダイバーとの親交を深める絶好の場に。一期一会の出会いが、ダイビングの新たな可能性やインバウンドの重要性を示してくれました。

夜は炎と幻想に酔いしれる――特別なパーティー

イベントの夜には、「MOTOSUKO DIVE RESORT」のご厚意でスペシャルパーティーが開催されました。

夕闇を裂くように炎が舞い踊るファイヤーショーに、会場は熱気と歓声の渦。続いて登場したマーメイドショーでは、一転して幽玄の世界へと誘い、参加者は息を呑む静寂と笑顔に包まれました。まさに光と影、動と静が織りなす一夜限りの饗宴。

来年も本栖湖で再会を!

本栖湖でのAWARE MONTHイベントは、2026年も継続予定です。

高所淡水ダイブのスリル、仲間とともに挑むクリーンナップ活動、そして国境を越えた友情――。まさに温故知新の心で、新たなダイビングの可能性を切り拓く場となるでしょう。

ぜひ来年は、あなたもこの特別な体験に参加してみませんか?


参加ショップ:

日本
オーシャントライブS2 CLUBスターダイブインターナショナルOK MARINE PROシーズ春日部店マリンクラブ カワウソだいびんぐしょっぷ海家ココナッツ東京店ダイビングスクール海の学校ダイビングスクール マレア心斎橋

韓国
MERpanda scubaNemoVivaMyDivers




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