世界自然遺産に登録された知床半島をはじめ、広大な原野や山岳地帯、美しい湖、緑豊かな温地帯など多様な環境を抱え、豊かな自然が残る北海道。 ダイビングのスケールも大きく、冬にオホーツク海に押し寄せる流氷の下を潜るアイスダイビングなど、ユニークなダイビングが楽しめます。

一方、東北の太平洋側は、南から来る黒潮と、北から流れてくる親潮がぶつかる「海流の交差点」。 そのため、ひとつの海で、北方系と南方系の生物が共存する、不思議な海の世界が広がっています。 夏の気温が高い時期なら20度以上の水温があるため、ウェットスーツで潜ることも可能です。 そして日本海側では、荒波によってできた壮大な地形が見どころ。 高い透明度を誇る海の色は“日本海ブルー”とも呼ばれます。

今回は、北日本ならではの水中景観が楽しめる、北海道と東北のおすすめダイブエリアをご紹介します!

北海道のおすすめエリア

積丹
日本の渚百選にも選ばれている海岸には、北海道で唯一の海中公園に指定されており、ダイナミックな地形が実に見事。ワイドからマクロまで見どころが豊富で、通年ミズダコを観察するすることができます。 冬の期間限定で、3~4mのジャイアント・オクトパスにも出会えるチャンスも!

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「ジャイアント・オクトパス」
写真提供:アクアキャット 幌武意ダイビングキャンプ

函館(臼尻)
ダイビングポイントは噴火湾として知られる太平洋に面し親潮と黒潮が交わり1年を通して様々な生物たちの繁殖場所となっています。その中でもダンゴウオ科国内最大種「ゴッコ」ことホテイウオは必見です!

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「ホテイウオ」
写真提供:グラントスカルピン

アフターダイビングでは北海道ならではの海産物に舌鼓を打ち世界3台夜景として知られる函館山からの眺望はおすすめです!

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知床
ユネスコ世界自然遺産である知床は、流氷ダイビングができる地として有名です。 毎年2月~3月にかけての1ヵ月間、魅惑の氷の世界を求めてダイバーたちが集結します。

氷を通して海中に差し込む光のコントラストは、まるで幻想的なオーロラの世界。 水中をひらひらと舞う海の妖精・クリオネにも出会えるかもしれません。

支笏湖
平成30年度の環境庁水質測定で、12年連続で日本一水のきれいな湖に認定されている支笏湖。 透明度の高い水中では、まるで空を飛んでいるかのような浮遊感が楽しめるでしょう。

支笏湖には、アメマス、ニジマス、ヒメマス(希少)、オショロコマ(希少)など、淡水特有の珍しい生物が生息しています。 ポイントによっては、太古に沈んだと思われる森林が造り出す神秘的な水中景観が堪能できるでしょう。 支笏湖の固有種である水中花「チトセヒメバイカモ」も必見です(7月~8月の期間限定)。

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「チトセヒメバイカモ」
写真提供:ダイビングショップ CROSSWAY

⇒詳しくはお気軽に北海道のPADIダイブショップまでお問い合わせください。

東北のおすすめエリア

大船渡
三陸リアス式海岸の入り組んだ湾奥には海藻が生い茂る穏やかなビーチポイントや鮭の遡上を観察できるポイントが有ります。 春夏秋冬で景色が様変わりする海、ダンゴウオをはじめ様々な北の生物達に出会えます。

⇒詳しくはお気軽に岩手県のPADIダイブショップまでお問い合わせください。

南三陸
宮城県南三陸の海は「ラムサール条約」国内初の海中湿地として認定を受けた海として知られ海藻や海草の種数が豊富です。 その恵まれそのフィールドではダンゴウオやクチバシカジカなどのスターフィッシュが1年中観察できます。

「クチバシカジカ」
写真提供:グラントスカルピン

クチバシカジカSPダンゴウオSPも随時開催中です!

「ダンゴウオ」
写真提供:グラントスカルピン

女川
リアス式海岸で有名な牡鹿半島の付け根のある女川湾を中心に潜ります。 北方系と南方系の生き物が混ざり合い、じっくりとフィッシュウォッチングを楽しみたい方にもおすすめです。 冬の海の王道アイドル・ダンゴウオにも会えます。

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「ダンゴウオ」
写真提供:宮城ダイビングサービス ハイブリッジ

⇒詳しくはお気軽に宮城県のPADIダイブショップまでお問い合わせください。

庄内
日本海を北上している対馬暖流の恩恵を受け、8月の水温は28度にまで上昇。 季節ごとに生物が入れ替わり、水中の四季を楽しめます。特に春限定で見られる飛鳥のドチザメの群れは必見です。

⇒詳しくはお気軽に山形県のPADIダイブショップまでお問い合わせください。

 

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