2024年11月4日(月・祝)、最近赤ちゃんイルカが生まれたことで話題の静岡県・下田市の「下田海中水族館」にて、今年2回目となる「廃漁網の回収とリサイクルプロジェクト」を実施しました!

↓ 下田海中水族館での第1回目はこちらから ↓


この取り組みは、海洋ごみ問題の解決を目指すAWARE(日本)と協働企業とが2020年から推進しているもので、今回は水族館の来館者に直接呼びかける形で行なわれました。

この日、下田の青い海と温かい日差しに包まれながら、海を愛する多くの方々が集結。観光や家族旅行で訪れていた人たちも加わり、漁網を手にしてリサイクルの輪を広げました。


キンメダイの仕掛けが生まれ変わる!

下田といえばキンメダイ漁で有名。そこで使われる仕掛けは、使い捨て且つリサイクルに適したナイロン製のため、このプロジェクトにぴったりの素材です。

しかし、この漁網を再利用するには、針や金具といった金属部品をひとつひとつ丁寧に取り除く作業が必要。手間はかかりますが、それだけに「未来の素材」へと生まれ変わる工程が一層意義深いものとなっています。

参加者の間では、「これがキンメダイを捕る仕掛けなんですね!」と驚きの声が上がったり、「昨日キンメダイを食べたばかりなんです」といった偶然のつながりも生まれたりと、海の豊かさとリサイクルへの興味が広がる瞬間が見られました。

3連休最終日、約50名が150キロの漁網を処理!

この日は、お天気のよい3連休最終日ということもあり、約50名以上の方々がこの活動に参加。家族や団体での参加も多く、朝から網を手際よく選別する姿が見られました。さらに、協力してくださった水族館職員のサポートのおかげで、約150キロもの仕掛けを処理することができました!

作業を終えた参加者には、水族館からお礼としてカワウソの給餌体験用エサがプレゼントされるという嬉しいサプライズも!子どもたちから大人まで、笑顔が溢れる一日となりました。

各種メディアの取材も入りました!

当日はテレビ静岡さんや伊豆新聞さんの取材も入りました。テレビ静岡さんはその日の夕方のニュース番組で放映されました。

廃漁網が新たな素材へ

今回回収された廃漁網は、このプロジェクトの協働企業「リファインバース株式会社」の工場で、高品質リサイクルナイロンペレット「リアミド」に生まれ変わります。この素材は建材、家電、アパレル製品、オフィス家具など、さまざまな製品に使用され、社会のさまざまな場面で活躍しています。

未来の海のために、今できることを

「廃漁網の回収とリサイクルプロジェクト」は、単なる海洋プラスチックごみの処理ではなく、海の生態系や環境問題、循環型社会の実現を考えるきっかけを提供する大切な取り組みです。

ご参加いただいた皆さま、そしてこのプロジェクトを支えてくださる方々に心から感謝いたします。
次回もぜひ、海を守る仲間としてご一緒しましょう!未来の海のために、一緒にアクションを起こしませんか?


静岡大学ダイビング部の皆さんも参加してくれました!

この日は水族館の来館者約50名の方にご協力いただき、約150キロのキンメダイ漁&マグロ漁の仕掛けを処理することができました!ご協力ありがとうございました!




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