1992年に Project A.W.A.R.E. として発足して以来、サメとエイはAWAREの保護活動の中心的な存在
レクリエーショナル・ダイビング部門に、世界中のサメとエイの個体数に影響する多くの要因の理解を深めるコースを提供するために「AWARE ― サメの保護スペシャルティ・コース」を開発することが最初の仕事のひとつでした。
サメが苦しんでいる状況がダイバーの意識に浸透するにつれ、政策レベルでサメの保護活動に影響を与える意思決定者にコミュニティの意見を代弁する必要があるとすぐに気づきました。AWAREはすぐに、サメ製品の国際取引、商業漁業管理、責任あるサメ観光など様々な問題を扱う多くの政治フォーラムで、信頼できる声として確立されていったのです。
30年経った現在も、「ダイバーがよく遭遇する生物であるサメの個体数減少を2030年までに回復させる」ということを戦略とし、
1)2023年までに PADIトーチベアラーによるサメとエイ保護促進のためのキャンペーンを10回実施
2)ダイバーがよく遭遇する生物であるサメの個体数を把握するため世界的なサメ調査を実施
ということを鍵となる活動としています。
PADI AWARE
サメとエイ :脆弱種の保護 ― ダイバーがよく遭遇する生物であるサメの個体数減少を 2030 年までに回復させる。
https://www.padi.com/ja/aware/sharks
過去10年間、AWAREが積極的に参加してきたこと:
- ワシントン条約(CITES):絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約:サメ・エイ製品の取引制限を推進。
- 「移動性の野生動物種の保護に関する条約」は「CMS」や「ボン条約」としても知られ、回遊性の高いサメを保護を推進。
- 持続不可能な漁業の中止を求める、さまざまな地域漁業管理機関の指導。
2013年以降、AWAREは、PADIコミュニティの支持を表明し、以下の種の保護措置の確保に貢献してきました。
絶滅のおそれのある種の国際取引に関する条約
- ノコギリエイの仲間5種(sawfish)(2013年)
- ニシネズミザメ(Porbeagle)(2013年)
- ヨゴレザメ(Oceanic whitetip shark)(2013年)
- ヒラシュモクザメ、アカシュモクザメ、シロシュモクザメ(Great, scalloped and smooth hammerhead)(2013年)
- オニイトマキエイとナンヨウマンタ(Giant and reef manta rays)(2013)
- イトマキエイの仲間9種(mobula rays)(2013年)
- ハチワレと外洋性オナガザメ(Bigeye, common and pelagic thresher sharks)(2013年)
- クロトガリザメ(Silky shark)(2016年)
- アオザメ、バケアオザメ(Shortfin and longfin mako sharks)(2019年)
- サカタザメの仲間6種(guitarfish)(2019年)
- トンガリサカタザメの仲間10種(wedgefish)(2019年)
移動性生物種の保全に関する条約
- オニイトマキエイ(Giant manta rays)(2011年)
- ノコギリザメの仲間5種(2014年)
- ナンヨウマンタ(Reef manta rays)(2014年)
- イトマキエイの仲間9種(mobula rays)(2014年)
- ハチワレと外洋性オナガザメ(Bigeye, common and pelagic thresher sharks)(2014)
- ヒラシュモクザメ、アカシュモクザメ(Great and scalloped hammerhead)(2014)
- クロトガリザメ(Silky shark)(2014年)
- サカタザメの仲間(Common guitarfish)(2017年)
- トンガリサカタザメ(Bottlenose wedgefish)(2017年)
- ホンカスザメ(Angel shark)(2017年)
- ドタブカ(Dusky shark)(2017年)
- ヨシキリザメ(Blue Shark)(2017年)
- イコクエイラクブカ(Tope)(2017年)
- シロシュモクザメ(smooth hammerhead)(2017年)
地域漁業管理機関
- 大西洋におけるアオザメの保有禁止(2022年)
- アオザメの史上初の漁獲量制限(2020年)
サメを取り巻く環境について詳しく知りたい方は、「AWARE ― サメの保護スペシャルティ・コース」を受講してみてください。
「AWARE ― サメの保護スペシャルティ・コース」はこちらのPADIショップで受講できます。