人と地球のために行動を起こすPADI海の聖火ランナー(トーチベアラー)コミュニティに参加し、海洋保護への取り組みを深めましょう。

2020年には、新型コロナウイルス「COVID-19」の大流行による世界的なロックダウンにより世界中の海の一部では人間の干渉を受けなくなった結果、偶発的ではありますが、海洋生物の活性化が見られ、環境保護が生態を改善できることが実証されました。その一方で、地球が直面している気候と環境に関する巨大な課題に取り組むために世界的な組織によって計画された会議は、パンデミックの対策が優先された結果、後回しにされ、キャンセルされたり、予定が変更されたりしたため、多くの計画が保留されました。しかし、このような遅れに関係なく、海洋への脅威とそれに対処する緊急性は増大し続けています。

すべての地球市民が海を救う運動に参加できます。今こそ行動すべきときです!

しかしながら幸運なことに、私たちは今でも、人類と海のより明るい未来に向けて潮流を変える行動をとることができます。私たちが2021年、そしてその先の十年に取る行動は、私たちの地球規模の海洋の健康と人類の幸福のために極めて重要です。国連は、各国を全面的に支援できるよう、海洋の健全性の低下のサイクルを逆転させるための努力を支援し、海洋科学が海洋の持続可能な開発のための改善された条件を作り出し、共通の枠組みの下に世界中の海洋関係者の合意が得られるよう、「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」(UN Decade of Ocean Science for Sustainable Development)(2021~2030年) 」 を宣言しました。


PADI
は、できるだけ多くの人々の参加を促し、海を守り、癒すことを約束しています

世界の自然が危機的な状況にあることは無視できません。この危機は、気候危機と同じように地球と人々に対する緊急の脅威であり、それぞれの課題は、お互いに影響を与え合うものです。2021年に、私たちはあらゆる社会領域で協力し合い、2020年の 「海の年」 に目指していた世界的な動きを取り戻さなければなりません。カメや魚、サンゴ礁が海から消えていく世界になってしまわないように、誰もが海の持続性を意識して利用する新しい時代を選ぶことができるのです。

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PADI海の聖火ランナー・コミュニティは、地球を癒すために行動を起こすことに深く関心を持ち、自然や自分たちが暮らし、旅をしている地域社会とより持続可能な関係を築きたいと願うすべての人々に開かれています。

生物多様性を保護し、海洋の健康を回復するという世界的な課題に貢献するために、PADIは2020年に 「海の聖火ランナー(トーチベアラー)コミュニティ」 を組織しました。近年、海洋とサンゴの健康状態の悪化がかつてないほど深刻化していることから、私たちは事業全体を通じて環境保護活動を優先し、私たちが愛し、生存に依存している水中の世界を保護するという深く責任をもった関わりを反映するよう、使命(ミッション)や展望(ビジョン)を制定し直さなければならないと感じました。私たちは、世界中の何百万人ものダイバーや海の愛好家を動員して海のために立ち上がるという特別な機会を持っており、海と世界中のダイブ・コミュニティのためのよい推進力と変化の触媒としての役割を果たしています。

「今こそ私たち自身をよい先駆者として自覚し、海洋の探検家、そして信奉者として健全な海を未来への遺産と位置付ける固い意志を持つ時期にきています」
– ドリゥ・リチャードソン, PADI President and CEO

すべてのPADI海の聖火ランナーは、海の味方です。コミュニティが大きければ大きいほど、インパクトを与える能力は大きくなります。PADI聖火ランナーの5つのコミュニティ・マニフェスト(※)は、私たちのアプローチや現在と将来の行動を導き結び付け、私たちひとりひとりの貢献が人々と、地球のより健全な未来に向けたより大きな動きにつながることを確実なものにします。PADIは、The Ocean Foundation、WSL PURE、We Are One Ocean、Mission Blue、Reef Worldなどの主要で影響力のある組織とのパートナーシップを構築し、コミュニティを最も効果的な方法で動かせるようにしています。

※ 「PADI 海の聖火ランナー」5つのマニュフェストとは:

  1. 海のために立ち上がる(Stand Up for the Ocean)
  2. 責任を負う(Assume Responsibility )
  3. 目的を持って潜る(Dive with a Purpose)
  4. 二酸化炭素排出量を減らす(Reduce Our Carbon Footprint)
  5. 持続可能性を高める選択をする(Make Sustainable Choices)
    詳しくはこちら(英語):Torchbearer Five | PADI


PADI
海の聖火ランナー・コミュニティは、世界中の政策立案者や政府に影響を及ぼす力を持っています。

2021年を通して、我々はWe Are One Ocean 30×30( We Are One Ocean)請願への支持を求め続け、2030年までに我々が共有する世界の海洋の30%を保護するよう世界の指導者に働きかけ、2月に、我々はすべてのPADI海の聖火ランナーに世界初の市民科学の試みとして、グレートバリアリーフ調査への参加を呼びかけます。私たちはまた、環境保護の主要なパートナーであるProject AWAREと共に、大西洋に生息するアオザメを救うために海の聖火ランナーたちに協力を求め、世界中の廃棄物管理政策に影響を及ぼす力を持つPADIの重要な水中市民科学プログラムであるDive Against Derbrisを成長させ続けます。

  

カボ・プルモ国立公園:自然にチャンスを与えることで何が可能になるか(さらに詳しい情報はこちら(英語)


2021
年には、海を癒し、保護するための行動をとる機会が増えるでしょう

  • 世界海洋デー(ワールドオーシャンズデー)(6月8日) :PADIは、ダイバーや海を愛している人たちを、海のために団結できるようにするために、PADIウェブサイト上でインタラクティブな体験を開始します。
  • PADIのウェブサイトにあるコンサベーション・ポータルの拡張版では、PADIの海洋保護コースやプログラムを紹介し、PADI海の聖火ランナーのコミュニティからの話や、彼らがどのようにして世界中の海を癒し、ダイビング・コミュニティを形成しているのを共有します。
  • PADIウェブサイト上の新しいツールを通じて、訪問者は世界中のPADIダイブセンターやリゾートで、自然保護に関するコース、イベント、活動を見つけることができます。
  • PADIとProject AWAREのパートナーシップを強化し、ダイバーが市民科学に関与するためのより多くの海洋保護プログラムと機会を支援します。
  • PADI海の聖火ランナー・コミュニティから、自然保護の影響を監視・追跡するための新たなツールが提供されます。


PADI
の海の聖火ランナーになって、 「海の10年」 に参加しましょう。

2021年は、今後10年間、私たちの海洋保護活動を活性化させるために必要な勢いを取り戻す重要な年です。この世界的な感染症拡大が証明したように、私たちは自然に依存しているのと同じように、お互いに強く依存しあっており、真に繁栄するためには、私たちは団結して活動しなければならないのです。

 

 

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