太陽の日射しが強い時期、海で日焼け止めを塗っているダイバーも多いかと思いますが、皆さんは使っている日焼け止めの成分を確認してみたことはありますか?
2015年に発表された研究論文によると、多くの日焼け止めに含まれる化学物質「オキシベンゾン」が、世界各地のサンゴ礁に大きな被害を与え、その存在を脅かしているとのこと。紫外線の遮蔽効果を持つオキシベンゾンは、サンゴのDNAにダメージを与え、その幼生に奇形を発生させ、さらには環境ホルモンとして作用することにより、サンゴを死に至らしめるそうです。
すでにハワイでは、サンゴに有害な日焼け止めは使わず、酸化亜鉛か酸化チタンを使用した日焼け止めを使うように呼びかけが始まっており、従来の日焼け止めの使用を禁止する動きも。オキシベンゾンのほか、アボベンゾン、オクティノセート、エチルヘキシルメソキシセノテート、ホモサレート、オクティサレート/オクトクライレーンが、サンゴに非常に有害な成分といわれています。
そこで現在注目されているのが、サンゴに有害な成分を含まない日焼け止め。例えば、2017年4月より販売されている「サンゴに優しい日焼け止め」(ジーエルイー合同会社/呉屋由希乃代表)は、酸化亜鉛や蜜蝋、サンフラワーシード油など100%天然成分で作られた日焼け止めで、自然にも肌にも優しいのが特徴。耐水性、保湿性にも優れており、子供でも安心して使うことができます。
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皆さんも海を愛するダイバーとして、サンゴに優しい日焼け止めを使いませんか?