2023年4月からPADIの制度「PADI Eco Center」が導入され、PADIの5★ダイブリゾート『ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート』が日本で2番目となるPADI Eco Centerとして2025年8月に認定されました!

PADI Eco Centerとは?

PADI Eco Centerは、自然保護とダイビング業界の持続可能性に対する熱意を示すPADIダイブセンターとリゾートに与えられる優秀認定証とななります。

Adopt the Blue を通じて、各PADI Eco Centerは、海洋に関するグローバルな課題に取り組むことで、海洋の生物多様性とコミュニティの回復力を積極的に推進しています。 PADI Eco Centerは、市民科学、政策提言、教育など、すべての人が自然保護活動に直接参加できる機会を提供しています。

PADIのパートナーである Reef-World Foundationの Green Fins(グリーン・フィンズ)イニシアティブと組み合わせることで、PADI Eco Center は模範的なレベルの環境ベスト・プラクティスも実証しています。 各PADI Eco Centerは、全スタッフを教育し、事業の環境フットプリントを削減するために大幅な改革を行い、持続可能性をビジネスの中核的価値観として根付かせています。

PADI Eco Centerは、マリン・アドベンチャーに支払う費用が自然資源の保護と修復、そして地域社会のウェルビーイング(心身ともに良好な状態)と間違いなく連携されていることを願うすべての海洋愛好家に、信頼できる選択肢を提供します。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの海洋保護・保全活動に関する取り組み、実績紹介

海に囲まれたANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートでは、約20年前より海中清掃やサンゴ苗の植え付けなどを通じ、サンゴ保全活動に取り組んでまいりました。

2018年には地元・恩納村が「サンゴの村」宣言を行い、翌年には内閣府よりSDG’s未来都市に選定。これを契機に、当リゾートでもサンゴの大切さをより多くの方に知っていただきたいとの想いから、2019年より「サンゴ保護活動プラン」を企画・開催しております。

このプログラムでは、サンゴ養殖に用いる苗づくり体験に加え、グラスボートやシュノーケリングを通して海中のサンゴ養殖場を実際にご覧いただけます。サンゴの現状を知り、その保全の意義を考えるきっかけとなる有意義な内容であり、収益金の一部はサンゴ保全活動に寄付。楽しみながら環境保全に貢献できる点も、一般のお客様のみならず、学校団体や企業様から高いご評価をいただいております。

さらに2021年にはGreen Finsへの参画を表明し、翌年正式に認定を取得。レジャー事業を担うスタッフだけでなく、すべてのスタッフが同じ意識を共有することを重視し、社内講習も継続して実施しております。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートからのメッセージ

昨年発生したサンゴの大量白化により、これまで実施していたサンゴ苗づくり体験は現在休止しております。その代わりに、恩納村が推進する「赤土流出防止プロジェクト」で活用される植物「ベチバー」を用いたクラフト体験とサンゴレクチャーを新たにご用意いたしました。このプログラムでは、ベチバーの二次利用を通じて資源を無駄なく活かす取り組みを体験いただけるとともに、「恩納村の海で今なにが起きているのか」「サンゴ大量白化の原因とは何か」「私たちにできることは何か」といったテーマについて学ぶ機会を提供しております。

当リゾートに訪れる皆さまが、体験を楽しみながらサンゴの海の素晴らしさに触れ、環境に配慮する心を育むこと。それこそが、私たちが担う使命だと考えています。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートはこれからも、自然と共生するリゾートとして、サンゴの未来を守り続けてまいります。

沖縄担当PADIリージョナル・マネージャーからのメッセージ

日本第2号Eco Centerの誕生、誠におめでとうございます!
長年にわたりPADIリゾートとして地域と共に歩み、環境保全とダイバー育成の両面で大きな貢献を続けてこられたことに、心より敬意を表します。新しいEco Centerが加わることで、今後さらに多くの方々に自然の素晴らしさとその大切さを伝えることができるでしょう。これからも持続可能な未来へ向けた活動がますます発展していくことを、心よりお祈り申し上げます。

 ̄キム・チャンヨン

Eco Center flag in Japan

Share This