はじめてダイビングを体験した日のこと、覚えていますか?体験ダイビングからスタートした人も、オープン・ウォーター・ダイバー・コースに挑戦した人も、そのときの印象やワクワク感は、担当してくれたインストラクターの存在に大きく左右されているはずです。
ダイビングインストラクターの仕事は、ただスキルを教えることではありません。新しいダイバーを育て、海の魅力を伝え、ダイビング業界の未来を支えるとても大切な役割を担っています。
では、良いインストラクターになるためには、どんな資質が必要なのでしょうか?もしかすると、あなたにもその素質があるかもしれません。
この記事では、「優れたダイビングインストラクターかもしれない5つの素質」をご紹介します。

#1 ダイビングが心から好き
スクーバ・ダイビングが大好き。できるだけ長く潜っていたいし、海の生き物との出会いや、レギュレーターからこぼれる泡さえも愛おしい――そんな気持ちがあるなら、業界でのキャリアを考えてみる価値は十分にあります。
そして、あなたのダイビングが好きという気持ちはそのまま生徒に伝わります。もし不安や迷いを抱えていれば、それも伝わってしまうでしょう。でも、あなた自身がダイビングを心から楽しんでいれば、そのワクワクは自然と生徒にも広がります。
海を愛し、守りたいと思う人がもっと増えてほしい――その想いを届けられるのも、インストラクターという仕事の大きな魅力です。
#2 周囲をよく見て行動できる
インストラクターとして海に出ると、さまざまなトラブルやストレスが起こり得ます。船酔いといった小さな問題から、ボートが頭上を通過している最中に初心者ダイバーが浮上しそうになる、といった重大なケースまで想定すべきことは海のように広がっています。
そんな場面で力を発揮するのが「状況把握能力」です。危険が起こる前に察知して防ぐこと。万が一問題が起きても、冷静に対処し、事態を悪化させないこと。こうした行動ができるからこそ、スクーバ・ダイビングは“リスクの低いスポーツ”として成り立っています。
周囲をよく見て、先を読み、落ち着いて判断できる人。そんな高い状況把握能力を持つ人は、きっと優れたダイビングインストラクターとして活躍できるでしょう。

#3 人と接することが好き
ダイビング業界は、“対面”の仕事です。毎日のようにさまざまな人と向き合い、コミュニケーション力や忍耐力が試されます。年齢も国籍も経験も違うお客様と接し、ときには不安を受け止め、ときには背中を押しながらサポートしていきます。
人と関わることが好き。誰かの成長をそばで応援するのが嬉しい。そんなあなたは、インストラクターに向いているかもしれません。
#4 どんなときも冷静でいられる
ダイビングは、水中でバブルリングをつくったり、写真を撮って楽しんだりするだけではありません。インストラクターの仕事は「リーダー」であること。生徒は常にあなたを見て、判断や行動のヒントを求めています。
本当のリーダーとは、プレッシャーのかかる場面でも落ち着いて行動できる人のこと。予期せぬトラブルや緊張感のある状況でも、慌てず、冷静に、的確に対応する。その姿勢こそが、生徒に安心感を与えます。
どんな場面でも冷静でいられること。それは、優れたダイビングインストラクターになるために欠かせない大切な資質です。

#5 ポジティブな姿勢を持っている
いつも前向きな気持ちでいられる人は、ダイビングインストラクターにぴったりです。ダイビングを学ぶお客様にとって、1日は早朝から始まります。まだ少し緊張していたり、不安を感じていたりすることもあるでしょう。そんなとき、何よりも効果があるのは、笑顔で丁寧に導いてくれる存在です。ポジティブな姿勢は、新しいダイバーの気持ちを一気にほぐし、「やってみたい!」「もっと知りたい!」というワクワクへと変えていきます。
そして本当に優れたインストラクターは、安全を最優先にしながらも、楽しさを忘れません。安心できる環境と、心から楽しめる体験。その両方をつくれる人こそが、最高のダイビングインストラクターなのです。
あなたには、優れたダイビングインストラクターの素質がありますか?
ここまで読んでみて、「もしかして自分にも向いているかも?」と感じた方もいるのではないでしょうか。
ダイビングインストラクターになることは、海の魅力を伝え、人の人生に残る体験をつくる、やりがいのあるキャリアです。もしインストラクターへの道についてもっと詳しく知りたい方は、関連するブログ記事もぜひチェックしてみてください。
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