10月の台風22号・23号により、東京都・八丈島では広範囲にわたり大きな被害が発生しました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

八丈島は、東京から南へ約287kmに位置し、八丈富士と三原山に抱かれたダイナミックな地形と、700種以上の魚が見られる豊かな海で、多くのダイバーに愛されてきました。ユウゼンやトサヤッコなどの固有種、カエルアンコウ、カンパチやイソマグロの群れ、時にはニタリやハンマーヘッドまで──日本でも特別な海です。

しかし今回の台風では、港湾設備や道路の損壊、水源への被害など、島の生活とダイビング環境の両面に大きな影響が及びました。島内では復旧が着実に進んでおり、港周辺の作業も進行し、漁協による浜止めは解除されました。一方で、一部地域では引き続き復旧作業が続いています。

PADI Japanの営業スタッフも現地を訪問し、登録店をはじめとする関係者の方々から直接状況を伺いました。「お客様に安心して来ていただけるよう、少しずつ準備を進めています」──現地の皆さまの前向きな言葉が印象的でした。

現在、八丈島にあるPADI登録店3店舗は、長い復旧期間を乗り越え、すべて営業を再開しています。再びダイバーを迎える準備が整っています。八丈島の海を愛するすべてのダイバーの思いが、現地の大きな励ましとなります。ぜひ八丈島の海に足を運び、潜って、現地への応援につなげていただければ幸いです。

また、PADIでは、八丈島のダイビング・コミュニティを応援するためのサポートを行っており、そのうちの一つとして、東京都による義援金受付のご紹介をいたします。八丈島が再び、多くのダイバーを迎え入れる準備を整えられるよう、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。

東京都による義援金受付サイト『令和7年台風第22号及び第23号 東京都義援金』

八丈島スキューバダイビング事業者協会からのお知らせ

この度の台風22号・23号で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。また、多くの温かいお言葉やご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

現在、関係省庁・現場の作業員様の多大なサポートのおかげもあり、一部の地域を除いてライフラインも順調に復旧が進んでいますが水源が破損するなど予断を許さない状況は続いています。そのため、安全面を考慮して「浜止め(ボートダイブ禁止)」の措置が11月9日まで延長されていますが、ビーチダイビングは11月1日付で解除されました。

解除後の営業予定につきましては、各ショップの状況により判断が異なります。ご利用を予定されているお店へ直接ご確認いただけますと幸いです。全島の復旧には、今しばらくお時間を要しますが、安心してお越しいただけるよう準備を進めております。

八丈島スキューバダイビング事業者協会一同、また皆さまにお会いできる日を心より楽しみにしております。

令和7年11月8日 八丈島スキューバダイビング事業者協会一同

【八丈島スキューバダイビング事業者協会HP】
https://www.8joscubadiving.com


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