沖縄・恩納村でサンゴ保全に取り組む「チーム美らサンゴ」が主催する、2024年第4回目のサンゴ植え付けイベントが10月19日(土)に実施されました。この活動には、PADIジャパン/AWARE(日本)もメンバーとして参加しています。
イベント当日は晴天に恵まれ、穏やかな海況のもとでダイビングとスノーケリングが行なわれました。しかし、今回もサンゴの白化が影響し、植え付け用のサンゴ苗が準備できなかったため、植え付けダイビングは残念ながら見送りとなりました。その日2ダイブ目の観察ダイビングでは、沖合のダイビング・スポットにてサンゴの観察が行ななわれ、参加者たちは白化が進行する現状を間近で確認。ノンダイバー向けのサンゴ苗作りプログラムは通常どおり実施されました。
事前レクチャーでは、サンゴの白化モニタリング結果や生態系の循環、そして長期的な観察の重要性について説明。参加者からは、「沖合のサンゴが元気で安心した」「サンゴの現状を詳しく知ることができて貴重な体験だった」など、多くの感想が寄せられました。
サンゴ白化の進行と今後への影響
沖縄をはじめ世界的に広がるサンゴの白化問題は深刻化しています。白化したサンゴが完全に死滅するわけではなく、水温が適切な状態に戻れば3ヵ月ほどで回復する可能性があります。しかし、沖縄・恩納村での植え付け用の親サンゴが白化している現状では、来年の植え付け活動にも支障が出る恐れがあります。チーム美らサンゴは、恩納村の海域を継続的にモニタリングしながら、回復への道を模索しています。
20周年記念キャンペーン特賞の贈呈式を実施
今年の2月から3月にかけてインスタグラムで実施された「チーム美らサンゴ発足20周年プレゼントキャンペーン」の特賞当選者が今回のイベントに参加され、目録贈呈式が行なわれました。記念すべき20周年を彩る素晴らしい交流の場となりました。
特賞(2名さま):
- ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート 1泊2日宿泊券
- サンゴ植え付け体験プログラムご招待
- チーム美らサンゴオリジナルグッズ(タオル、エコバッグ、セームタオル)
参加賞(18名さま)
- チーム美らサンゴオリジナルグッズ(タオル、エコバッグ、セームタオル)
これからも、チーム美らサンゴは美しい海の未来を守るため、活動を続けてまいります!
参加人数:55名(ダイバー32名、ノンダイバー23名)