10月18日(土)、PADI AWARE(日本)がサポートする沖縄・恩納村のサンゴ保全活動「チーム美らサンゴ」による、今年4回目の植え付けイベントが行なわれました。
10月も後半に差しかかった沖縄ですが、当日は真夏の名残を感じる33℃の晴天。東風がそよぐ穏やかな海況のもと、予定通りにプログラムが進行しました。まさに天佑好日の一日でした。

ダイバー・プログラム:失われた命を継ぐ“再生の一手”

ダイバーたちは1人1本のサンゴ苗を託され、かつて植え付けを行なった「I地点」に合計23本を新たに植え付けました。
この「I地点」では、2024年の猛暑による白化現象で多くのサンゴが死滅。モニタリングしていた個体も例外ではありませんでした。
過去レポート:2025年2月18日公開記事

2025年春には新たに「Q地点」を加え、現在はA~Iの7地点で継続的にモニタリングを実施中。失われた命の記録を後世への教訓として残し、変化の軌跡を見守っています。


ノンダイバー・プログラム:想いを込めて、未来へつなぐ手仕事

一方、ノンダイバー・プログラムでは、参加者それぞれがサンゴや海への想いをメッセージスティックに記し、恩納村漁協の養殖場「サンゴハウス」を見学。
その後、25本のサンゴ苗づくりを体験しました。小さな手仕事の積み重ねが、やがて海の再生という百年の計につながります。


参加者の声:海を想い、人を想う

ダイバー・プログラム参加者より

  • 「ダイバーになってから、自分にできることを考えていた。この活動に参加できて本当によかった」
  • 「バディ潜水の重要性を改めて学べた。安全意識が高まった」
  • 「未熟なダイバーがサンゴを壊してしまう場面を見ると胸が痛む」

ノンダイバー・プログラム参加者より

  • 「サンゴのレクチャーがわかりやすく、知識が深まった」
  • 「前回は見られなかった植え付けの様子を、今回は間近で見ることができて感動した」

それぞれの視点に“海への想い”がにじみ出ています。

参加人数:合計48名(ダイバー23名、ノンダイバー25名)

写真:沖縄ダイビングサービスLagoonチーム美らサンゴ




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