9月27日(土)、PADI AWARE(日本)もその活動をサポートしている沖縄・恩納村のサンゴ保全活動「チーム美らサンゴ」による、今年3回目の植え付けイベントが開催されました。
10月を目前にした沖縄は、まるで真夏の再来。青天白日の空の下、気温33℃、水温28℃と南国らしい陽気に恵まれ、東風の穏やかなコンディション。海況も安定し、まさに順風満帆といえる一日でした。

ダイバー・プログラムでは19本のサンゴ苗を植え付けし、ノンダイバー・プログラムでは20本の苗作りを実施

今回の植え付けポイントは、恩納村・万座沖に広がる「万座コーラル」。恩納漁港から船でわずか数分の距離にあり、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの沖合に位置する、知る人ぞ知る隠れた名スポットです。
その名の通り、海底には生命力あふれるサンゴが群生し、浅瀬ではハードコーラルがまるで花畑のように広がっています。ダイナミックな地形も魅力で、ドロップオフは水深30mへと一気に落ち込み、25m地点のオーバーハングにはホワイトチップ(ネムリブカ)や大型のハタが悠然と棲みついています。
ダイバー・プログラムでは、この万座コーラルの水深8mのところに一人一本ずつ、計19本のサンゴ苗を植え付けました。

一方、ノンダイバー・プログラムでは、参加者がそれぞれサンゴや海への想いをメッセージスティックに記し、恩納村漁協のサンゴ養殖場「サンゴハウス」を見学。そこで20本のサンゴ苗づくりを体験しました。サンゴは熱に弱いため、作業の前には手を海水で冷やすなど、細心の注意を払っての作業です。
作業後は、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート所有の半潜水艇「サブマリンJr.II」へ乗船。全長13メートル超の“動く水族館”からは、チーム美らサンゴによって植え付けられたサンゴや恩納村の美しい水中世界を観察しました。
その後のスノーケリングでは、水面からダイバーたちの作業風景を見学。陽光が海面にきらめき、透視度も高く、「まるで別世界のようだった」と多くの声が寄せられました。

参加者の声

  • 天気がよく、前回参加時より海中が綺麗に見えてよかった(ノンダイバー・プログラム参加者
  • 午前中のレクチャーでサンゴを知ってから参加できたのでより愛着が持てた。継続したい
  • 次回はダイバーとして参加したい(ノンダイバー・プログラム参加者)
  • 沖合のスポットで潜れて綺麗だった

今年はあと2回!ぜひ体験してみてください!

今年の植え付けイベントは、残すところ10月18日(土)と11月8日(土)の2回。プログラムによってはまだ参加可能な枠もあります。
自然と人とが共生する“青の未来”に、ひと枝の願いを託してみませんか。


参加者合計:35名(ダイバー15名/ノンダイバー20名)


写真:沖縄ダイビングサービスLagoonチーム美らサンゴ




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