海外でも多くの日本人インストラクターが活躍していますが、日本語が話せるガイドさんがいないダイビングエリアもたくさんあります。海外でのダイビングは新たな冒険ですが、言語の壁が不安な方も多いのではないでしょうか?

海外でダイビングを楽しむために必要な英語は、決して難しいものではありません。今回は、さまざまなダイビングの場面で役立つ基本の英語表現をまとめてみました!これらのフレーズを覚えておけば、ダイビングインストラクターやバディとのコミュニケーションがスムーズになります!


ブリーフィング

ブリーフィングは、ダイビングのルートやその日の注意点を確認する大切な場です。万が一何かあったときに備えて、必要な情報をしっかり把握し、不安があれば必ずガイドさんに伝えましょう。「他の人についていけば何とかなる」と考えるのは非常に危険です。トラブルを避けるためにも、分からないことがあれば恥ずかしがらずに、しっかりと確認しましょう!安全なダイビングを楽しむためには、事前のコミュニケーションが鍵です。

このポイントの見どころは何ですか?What is special about this dive site?
どんな魚が見られますか?What kind of fish can we see?
(中性浮力)が苦手ですI am not good at (neutral buoyancy)
~が心配ですI am worried about ~
近くにいてもいいですか?Can I stay close to you?
水中マップを使って説明してもらえますか?Can you please describe the dive site using an underwater map?
どうやってエントリーしますか?ジャイアントスライドですか?バックロールエントリーですか?How should I enter the water, giant stride or back roll entry?
潜降時にロープは使えますか?Can we use the line to descend?
どれくらいかかりますか (時間)?How long is the dive?
どれくらい深く潜りますか?How deep will we go for this dive?
水温はどれくらいですか?What is the water temperature?
透明度はどれくらいですか?How is the visibility?
流れは強いですか?Is the current strong?
危険な生き物はいますか?Is there any dangerous marine life?
はぐれたときはどうすればいいですか?What should I do if I get lost?
特別な器材は必要ですか?Do I need special gear?
バディは誰ですか?Who is my buddy?
このポイントの地形は何ですか?What is the topography of this dive site?
船でポイントまでどのぐらいかかりますか?How long is the boat ride to the dive site?

briefing


器材のセッティング

レンタル器材は壊れていたり、調子がよくない場合もあります。また、慣れない場所や異なる器材を使うことも多いため、セッティングのときにしっかり確認して、わからない点があれば遠慮せずに聞きましょう。

~が壊れている/調子が悪い~is not working
何かおかしいですSomething is wrong
~を交換してくださいPlease exchange~
~がありません~is missing
~をもうひとつくださいCan I have one more~
~のサイズが合いません~does not fit
~が小さすぎる/大きすぎる/長すぎる/短すぎる~is too small/too big/too long/too short
タンクのエアが十分ではありませんMy tank is not full
エアが漏れていますAir is leaking
これはどうやって調整するのですか?How can I adjust this?
手伝ってもらえますか?Can you please help me?
ダイブする前に私のセッティングを確認してもらえますか?Can you check my setup before I dive?
(ガイドから「Please do a buddy check with your buddy.」という指示があった後)

バディチェック完了しました

I have completed my buddy check with my buddy.
大丈夫です。エントリーの準備はできていますI am okay and ready to enter the water

equipmentcheking


トラブル・体調不良

ダイビング中に体調が悪くなったり、器材にトラブルが発生した場合は、早めにバディやガイドに知らせることが大切です。我慢してしまうと、症状が悪化してリスクが増える可能性もあります。特に海外では、慣れない環境で緊張することもありますが、勇気を出してサポートを求めることが重要です。安全を第一に考え、不安な時は迷わず伝えましょう。

~を持ってくるのを忘れましたI forget to bring~
~が流されました/がなくなりましたI lost~
バディがまだ上がってきませんMy buddy has not come up yet
気分が悪いですI am not feeling well
不安を感じていますI’m feeling anxious
頭が痛いですI have a headache
めまいがしますI feel dizzy
少し時間が欲しいですI need some time
耳抜きができませんI can’t equalize my ears
寒気がしますI feel cold
怪我ですI am hurt
~が痛いですMy ~is painful
血が出ていますI am bleeding
何かに刺されました/噛まれましたSomething stung/bit me
次のダイブをキャンセルしたいですI would like to cancel the next dive
医者に診てもらいたいですI would like to see a doctor

ダイビング終了後

器材はどこですすげばいいですか?Where should I rinse my gear?
器材はどこに置けばいいですか?Where should I put my gear?
どこでシャワーできますか?Where can I shower?
ログブックにサインしてもらえますか?Will you sign my logbook?
さっき見た魚の名前は何ですか?Can you tell me the name of the fish we saw?
写真を送ってもらっていいですか?Can you send me the pictures that you took?
次のダイビングは何時ですか?What time is the next dive?

他のダイバーと仲良くなろう!

ダイビングを通じて出会う人たちは、共通の趣味を持つ仲間として、すぐに打ち解けられることが多いです。簡単な英語のフレーズを使って話しかけるだけで、新しい友人ができることもあります。また、ダイビングが終わった後は、インストラクターや他のダイバーに感謝を伝えたり、感想を共有する良い機会です。思い出を共有し、仲間と楽しい時間を過ごしましょう。ダイビング仲間が増えることで、次のダイブがさらに楽しみになるかもしれません。

ダイビングはどうでしたか?How was your diving?
とてもよかった/素晴らしかった などVery good/Great/Fantastic/Amazing/wonderful
まあまあSo so
何を見ましたか?What did you see?
一緒に潜ってくれてありがとうございましたThank you for diving with me
どこから来ましたか?Where are you from?
今まで何本潜りましたか?How many dives do you have?
今までどこで潜ったことがありますか?Where have you dived before?
お気に入りのダイビングエリアはどこですか?What is your favourite dive site?
~に潜ったことがありますか?Have you dived in~ before?
次はどこに潜ってみたいですか?Where do you want to dive next?
写真を見せてくださいCan I see your photos?
一緒に写真撮りませんか?Shall we take a picture together?
Facebook/Instagramで友だちになりませんか?Can I be your friend on Facebook/Instagram?
これからも連絡を取りましょうLet’s keep in touch
お昼/夜ご飯を一緒に食べませんか?Do you want to have lunch/dinner together?

afterdive


英語がうまく聞き取れなかったとき

相手が難しい言葉を使っていたり、話すスピードが速いと聞き取れないときがあります。特にダイビングでは、理解不足が思わぬトラブルに繋がることもあります。そんなときは「Pardon?と聞き返してみましょう。ほかの言い回しで言ってくれたり、ゆっくり話してくれるはずです。

もう一度言ってもらえますか?Pardon?またはCould you say it again?
分かりませんI don’t understand
もっとゆっくり話してもらえますか?Can you speak slower please?
書いてもらえますか?Can you write it down please?
~を教えてもらえますか?Can you tell me about~please?
英語はあまり得意じゃないですMy english is not good
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【おまけ】絶対聞かれる!基本のあいさつの返し

英語を話す上で、確実と言っていいほど聞かれる質問があります。日本語では「こんにちは」が基本のあいさつになりますが、英語圏ではよく「こんにちは。元気?(Hello, how are you?)」がセットで使われます。

「うーん…時差ボケで元気とは言えない…でも時差ぼけってどうやって言うんだろう?」などとまじめに考えすぎて、すぐに答えられなかった人もいるのではないでしょうか?(ちなみに「時差ボケです」は「I am jet lagged」です)

「How are you?」に対する返事は、重度の病気以外は無難に「I am good」で大丈夫です。調子がとてもよいときは「Never been better(今までにないくらい最高だよ)」、普通のときは「Not bad (悪くない)」と答えるのもok。

I am good. Thanks. How are you? (元気です。聞いてくれてありがとうございます。あなたはどうですか?)」と聞き返すと、よりフレンドリーで好印象です。

また、初めて会う人と交わす「Nice to meet you (初めまして/お会いできてうれしいです)」など、中学で学んだ英語知識を試される場面が多いかもしれません(笑) 知識としては知っていても普段使い慣れてないフレーズだと、最初はすぐに返事が出てこないこともたまにあるかもしれません。でも何回かあいさつを交わすうちに慣れていくので、いつのまにかネイティブ並みのあいさつが身についているかも?!


【これも絶対覚えておきたい!】ハンドシグナル

陸上では英語が共通語ですが、水中では「共通語」として使われるのがハンドシグナルです。安全にダイビングを楽しむためには、ハンドシグナルをしっかりとマスターすることが欠かせません。潜水前には必ずバディと一緒に練習をして、水中でスムーズに意思疎通ができるように準備しておきましょう。ここでは、覚えておきたい基本のハンドシグナルをいくつかピックアップしました。次回のダイビング前の復習としてぜひ活用してください。

handsignal

完璧でなくても大丈夫!

完璧な英語でなくても、単語を並べるだけでも伝わります。例えばBCDをレンタルしたい場合は、「BCD、レンタル」でも十分通じます。ぜひ勇気を出して英語でコミュニケーションをとってみましょう!

日本から近いダイビングエリアは、母国語が英語でない国も多く、現地の人も完璧な英語が話せるわけではありません。世界中からダイバーが集まる海には、英語ネイティブでない人が話すさまざまなアクセントの英語が飛び交っています。言語はコミュニケーションツールに過ぎません。意思疎通できれば、細かいことを気にする必要はないのです。

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