皆さんはPADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースとアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースの違いをご存知ですか?
コース名の違いは「アドヴァンスド」があるか否かですが、コースの内容は大きく異なります。
この記事では主に両コースの違いについて紹介していきますので、これからダイビングに挑戦する方も、ステップアップを目指しているダイバーの方も、ぜひ参考にしてくださいね。
PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース
目的 – ダイビングを学ぶ
受講すべき理由
海中には陸と全く違う世界が広がっています。PADIのオープン・ウォーター・ダイバー・コースを修了すると、Cカード(ライセンス)を有するダイバーとして、世界の海で自由にダイビングが楽しめます。
何を学ぶの?
このコースでは、ダイバーになる基礎スキルを学びます。講習は以下の3ステップに分かれています。
●ステップ1:知識開発-ダイビングを楽しむために必要な知識を学びます。最後に簡単なクイズがありますが、間違えてもインストラクターが分かるまで説明してくれるので安心です。
●ステップ2:プール(限定水域)ダイブ-プールもしくは限定水域(プールの環境に似通った水域など)でダイビングの基本的なスキルを練習します。ダイビング初体験でも、しっかりスキルが身につくまでじっくり練習できます。
●ステップ3:海洋ダイブ-知識開発とプール(限定水域)ダイブで学んだ、知識とスキルを海で実践します。海洋ダイブをクリアすれば、晴れてダイバーの仲間入りです!
PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コース
目的 – ダイビングの楽しみの幅を広げる
受講すべき理由
このコースの最大の魅力は、オープン・ウォーター・ダイバー・コースで学んで身につけた基本をベースに、異なる環境や道具を使いこなし、ダイビングの幅が広がっていくこと。例えば、オープン・ウォーター・ダイバーは最大水深18mまでしか潜れませんが、アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバーになれば、最大水深30mまで潜ることができます。沈船や深場に生息する生物を見たいという方にとっては、より深く潜れることはかなりのアドバンテージとなるでしょう。
また、このコースを受講することで、ナビゲーション・ダイブ、ナイト・ダイブ、ボート・ダイブなど、自分の好きなダイビングスタイルを発見し、インストラクターの監督下でスキルアップが望めます。楽しみが大幅にアップすること間違いなし!
何を学ぶの?
アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースでは、5つのアドベンチャー・ダイブを選択することができます。
5種のアドベンチャー・ダイブを修了すると、アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバーに認定されます。
●3種類の選択ダイブ
以下のアドベンチャー・ダイブの内から3種類を選択します。
(※がついたものは、担当インストラクターがこのスペシャルティ・インストラクター資格を持っている場合にのみ選択可能)
詳しくはPADI Japanウェブサイト、またはPADIダイブショップまでお問い合わせ下さい。
【よくある質問】
1.PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースとPADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースを連続して受講することはできますか?
答え:できます。多くのダイバーがオープン・ウォーター・ダイバー・コースとアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースを連続して受講しています。集中的に受講することで、通常よりスキル上達の時間が短縮されます。また、ダイビングポイントによっては、アドヴァンスド取得が必須のところもあるので、早く憧れのポイントで潜りたいという方は、ふたつのコースの連続受講をおすすめします。
2.アドベンチャー・ダイブの種類が豊富すぎて決められません。人気のアドベンチャー・ダイブを教えて下さい。
答え:人気のアドベンチャー・ダイブは、エンリッチド・エア・ダイブ、ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー(中性浮力)ダイブ、ボート・ダイブなどです。人によって好みが違うので、PADIインストラクターと相談して、ご自分にあったアドベンチャー・ダイブを選択してください。
3.アドベンチャー・ダイブに参加して、ひとつのダイビングスタイルをもっと極めたいと思うようになりました。次のステップを教えて下さい。
答え:PADIスペシャルティ・ダイバー・コースを受講してみましょう。このコースでは、特定の分野において自立したダイバーになることを目的としており、興味を持つダイビングスタイルについてもっと詳しく知り、実践を通してスキルアップが期待できます。詳しくはPADIダイブショップまでお問い合わせください。