5月5日は「子供の日」。子供の健やかな成長を願うこの日に、お子様のキッズダイバーデビューの道を開きませんか?スクーバ・ダイビングは、ただのレジャーではなく、子どもの自立心・集中力・社会性を育む“成長の場”にもなります。親子でダイビングを始めれば、思い出の共有や家族の絆が深まるなど、メリットがいっぱい。ということで、今回は「子供とバディを組むべき理由」と子供が参加できるPADIのプログラム&コースをご紹介します。

Children's-Day

【その1】趣味を共有できる

ダイビングの世界へ飛びこんだ人だけが目にすることのできる、素晴らしい海中景観。親子で一緒にダイビングをすれば、楽しい思い出を共有できるだけでなく、一生の趣味を共有できます。子供がキッズダイバーから、頼れる一人前のダイバーへ成長する姿を見守れるのは、ダイバーの特権です。

【その2】 「最高の親」だけでなく「最高のバディ」になれる

バディとは、一緒にダイビング計画を立て、水中でお互いをサポートし合う、頼れる仲間です。バディ・システムではお互いの安全確保が最優先。本能的に子を守ろうとする親は、きっと子供にとって最高のバディとなるでしょう。お子様とバディを組んでダイビングする際は、いざというときに備えて、PADIレスキュー・ダイバー・コースで水中トラブル対処法を学ぶと更に安心です。

【その3】 子供がさまざまなスキルを身につけることができる

子供はまるでスポンジのように、目を見張るスピードでさまざまなことを吸収します。水中での活動を通じて、子どもたちは多くの実生活に応用できるスキルを身につけていきます。

  1. 自己管理力:スクーバ・ダイビングでは、“安全第一”が大前提。そのためには、自分の体調や器材の状態にしっかりと向き合い、準備を整える必要があります。「今日はちゃんと眠れているか?」「体調は万全か?」「器材はきちんとメンテナンスされているか?」など、自分で考え、判断する習慣が身についていきます。他人に頼る前に自分で準備するといった自立心や計画性の育成にも役立ちます。
  2. 問題解決力:スクーバ・ダイビングでは、想定外の小さなトラブルに冷静に対処する力が求められます。例えば――マスクに水が入ってきた、フィンが脱げてしまった、などのこうした状況でも焦らず、正しい手順で対処するために、オープン・ウォーター・ダイバー・コースでは、インストラクターのサポートのもと、段階的に練習を重ねていきます。「できた!」という成功体験を一つひとつ積み重ねることで、子どもたちは“自分で解決できる”という自信を得ていきます。
  3. チームワーク:スクーバ・ダイビングでは、バディで行動するのが基本。お互いの安全を守るために、潜る前にはバディチェックを行い、水中では常に互いの様子を気にかけながら動きます。さらに、バディ以外にも同じチームになった“初対面のダイバー”と足並みをそろえて行動する場面も多く、自然と協調性や柔軟な対応力が養われます。こうした一連の流れの中で、「自分のことだけではなく、周りの人を思いやって行動する」ことの大切さを、体験を通して学んでいきます。
  4. 観察力・探求心:海の中は、好奇心の宝庫。小さな生き物をじっと観察し、潜ったあとに図鑑やネットで調べたり、見た魚を絵に描いたりと、学びの姿勢へとつながる行動が生まれるのもこのスポーツの魅力です。もし水中カメラやGoProでの撮影に興味を持てば、構図や光、色の使い方、さらには編集技術など、写真・映像の分野へ関心が広がることもあります。

【その4】デジタル依存からの解放

​現在、日本の小・中学校では、文部科学省のGIGAスクール構想により、生徒1人に1台のタブレット端末が整備され、授業でも家庭でも“画面を見る時間”は年々長くなっており、スマホやゲームへの依存に悩む家庭も増えています。​そんな中で注目したいのが、スクーバ・ダイビングによる“自然なデジタルデトックス”効果です。水中ではもちろんスマホやタブレットは使えません。さらに、ダイビングの合間に行う水面休息時間(サーフェス・インターバル)も、スマホを見る代わりに海を眺めたり、魚について話したり、バディと感想を共有したりする時間になります。
気がつけば、「今日はあまりスマホ見てないね」という1日が自然に生まれます。お子様のスマホ・タブレット依存症を改善させたい方は、ぜひこの“ダイビング・セラピー”を試してみてはいかがでしょうか。

Child on Mobile Device

【その5】親もダイビングの感動をもう一度感じることができる

初めて水中呼吸をしたあの感動、初めて水中景色を見て受けた衝撃をもう一度経験したいと思いませんか? お子様の「初めてのダイビング」に立ち会うことで、かつて自分が初めて海に潜ったときのあの感動やワクワクを、もう一度体験できるでしょう。一緒に器材を準備し、海を前にしたときのドキドキを共有し、水中で手を取り合って魚を指差す――。そのひとつひとつが、「ダイビングってやっぱりいいな」と感じさせてくれる瞬間になります。

久しぶりにダイビングをするお父さん、お母さんは、PADI ReActivateリフレッシュ・プログラムで、ダイビングに必要な知識・スキルの復習をしておきましょう!

【その6】もう家族旅行の行き先に悩まない

家族旅行の行き先で口論になったことはありませんか?でも、家族全員がダイバーだったら、目的地は“海”に決まり!ダイビングを中心に旅行プランを立てれば、みんなが楽しめる旅になります。旅行の計画がより簡単になります。


子どもが参加できるプログラム

8-9歳:バブルメーカー

水深2mまでのプールで、遊びながら水中呼吸を学び、「海って楽しい!」を体感できます。

10歳から:ディスカバー・スクーバ・ダイビング(体験ダイビング)

プールもしくは海況が安定した海(水深6mまで)でスクーバ・ダイビングを体験(+オプションで水深12mまでの海でのダイビングが可能)


PADIのジュニア向けコースと通常コースの主な違い

ジュニア向けのPADIコースは、基本的に成人向けと同じ教材を使用し、同じ知識やスキルを習得することを目的としています。
ただし、成長段階にある子どもたちの安全を最優先に考慮し、最大水深の制限成人の認定ダイバーの同伴義務など、いくつかの点で特別な制限が設けられています。

なお、15歳に達すると、再講習の必要はなく、申請のみで自動的に成人向けの認定(通常の認定カード)へアップグレードすることが可能です。

コースジュニア向けの呼称年齢要件最大水深
オープン・ウォーター・ダイバージュニア・オープン・ウォーター・ダイバー10歳以上15歳未満12m(10~11歳)
アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバージュニア・アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー12歳以上15歳未満最大21m(12~14歳)
レスキュー・ダイバージュニア・レスキュー・ダイバー12歳以上15歳未満最大21m(12~14歳)

いかがですか? お子様と一緒にダイビングをしようと思ったら、早速キッズ向けのコースの選択しましょう。皆さんもぜひ親子で最高の感動を体験してくださいね!

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