ダイビング業界でのキャリアを歩み始めるのに十分な冒険心と情熱を持った人には、世界中にチャンスが広がっています。フリーのダイブマスター、インストラクター、アシスタントインストラクターとして活動したり、ダイビングショップに所属するスタッフとして働いたり、自分のダイビングサークルを設立してリーダーとして活躍するなど、様々な方法で好きなことを仕事にできるチャンスがたくさんあります。
ダイビング業界に入るには?
まず最初に、オープン・ウォーター・ダイバーの認定が必要です。水中でも陸上と同じように快適に過ごせるようになったら、次のステップは、アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー、エマージェンシー・ファースト・レスポンダー、レスキュー・ダイバーの認定を取得することです。
レスキュー・ダイバーになる頃には、あなたはきっと一人前のレクリエーショナル・ダイバーになっているでしょう。その時が来たら、ダイブマスターコースを受講し、プロダイバーの仲間入りの第一歩を踏み出しましょう。ダイブマスターになると、ダイビング業界でキャリアをスタートさせることができます。
あなたにぴったりのダイビング業界のキャリアパスとは?
PADIプロフェッショナルには実にさまざまなキャリアパスがあります。
ダイブマスター
PADIダイブマスターとして、ダイバーをリードし、トレーニングをサポートします。ダイブマスターになるには、上のセクションで説明した参加前条件となるコースにすべて参加し認定を受けた後、相当数のダイブ(ダイブマスター・コース修了時に最低60本)を経験する必要があります。ダイブマスターは周りから尊敬、信頼されるようになりますが、それは当たり前のことだと言えるでしょう。なぜなら、ダイブマスターになると、スキューバダイビングのプロの領域に加わり、他の認定ダイバーをダイビングツアーにガイドすることができるからです。
インストラクター(PADI OWSI)
インストラクター開発コースを修了すると、他の人にダイビングを教える資格が与えられ、あなたの海への情熱を人々と分かち合うことができ、より多くの活動のチャンスを手に入れることができます。ダイビングの楽しさを伝え、水中での安全な過ごし方を教え、水中世界を探検しながら生徒ダイバーだけでなくあなた自身も日々新しいことを学んでいくことでしょう。PADIオープン・ウォーター・スクーバ・インストラクターは、PADIダイブマスター・プログラムを含む、PADIレクリエーショナル・コースの全コースを教える資格を得ることができます。
スペシャルティ・インストラクター
ナイト・ダイビング、ディープ・ダイビング、レック・ダイビングなどのスペシャルティ・ダイビングに魅せられた方は、さらに一歩進んでスペシャルティ・インストラクター資格を取得できます。資格を取得すれば、自分の好きな遊び方や、ダイビングに必要な特定のスキルについて教えることができます。スペシャルティ・インストラクターの資格を5つ取得すると、マスター・スクーバ・ダイバー・トレーナーの資格を申請することができます(下記参照)。
テクニカル・ダイビング・インストラクター
テック・ダイバーになると、レクリエーショナル・ダイビングの限界に挑戦することになります。より長く水中に滞在し、より深く潜り、まだ多くの人が踏み入れたことのない水中世界を楽しむことができるでしょう。TecRecの分野でも様々なコースがあります。PADIのTecRecダイビング・インストラクターになるには、エンリッチド・エアやディープ・ダイビングの実体験が豊富で、厳格なトレーニングを修了しなければなりません。
エマージェンシー・ファースト・レスポンス・インストラクター
もしあなたが、水面上でも水面下でも緊急事態に対応するための方法を誰もが知っておくべきと考えているならば、エマージェンシー・ファースト・レスポンス・インストラクターにぜひなっていただきたいと思います。CPRトレーニングはダイビングでも非常に重要ですが、あなたが教える応急処置のスキルがダイビングに関わらず日々の生活においても誰かの命を救うのに役立つでしょう。
マスター・スクーバ・ダイバー・トレーナー
マスター・スクーバ・ダイバー・トレーナーになるということは、スクーバ・ダイビング指導の頂点を極めるということです。このエリート資格を取得するためには、達成しなければならない条件があります-それは、5つのPADIスペシャルティ・コースを教える資格を取得することです。マスター・スクーバ・ダイバー・トレーナー(MSDT)として、あなたはスクーバ・ダイビング界のトップランナーであり、後に続くすべての人たちのための歩み方を示しています。あなたは新しい時代のダイバーを育成し、何百人ものダイバーに水中を探検するための手段を授けるのです。
ダイビング業界におけるキャリア支援
前述した選択肢の他にもダイビングに携わる仕事はたくさんあります。ボートクルーやシリンダーの充填係は欠かせないです。ダイビングショップでは、器材の販売やメンテナンスを手伝う人も重要な役割を担っています。海で働きたいのであれば、ボートを操船して、水中ガイドツアーのアシストするという選択肢もあります。シュノーケルガイドになることだってできます!
ダイビング業界で就職するために、他にどんなスキルが役立つのでしょうか?
ダイビング業界で活かせる他のスキルや資格を持っていますか?仕事によっては、ダイビングの資格と他の経験や資格を組み合わせる必要があります。ここでは、ダイビング業界で採用されやすくなるスキルの例をいくつかご紹介します:
マーケティング
ダイブセンター、リゾート、ダイブクルーズはすべて、マーケティングチームやマーケティングマネージャーを必要としています。ソーシャルメディアに精通し、ウェブサイトのデザインと開発を理解し、または広告のバックグラウンドを持っている場合、これはあなたのための道かもしれません。
営業経験
営業の経験があれば、ダイビング関連の営業職はたくさんあります。ダイビングショップの店頭で販売したり、旅行代理店でダイビングのツアーを販売したり、リゾート地で予約の問い合わせを受けたりすることもできます。
ホスピタリティ
ホスピタリティのバックグラウンドがある人には、リゾートやダイブクルーズでの仕事のチャンスが豊富にあります。管理職からフロントの仕事、飲食部門の仕事まで様々です。
水中写真撮影
水中でカメラを自在に操ることができるのなら、この選択肢はうってつけかもしれません。ダイブオペレーターは、プロカメラマンにお金を払ったり、無料で滞在させてくれたりすることがしばしばあります。また、Shutterstockなどの画像ストック・プラットフォームで画像を販売すれば、副業にもなります。これは副収入を得る素晴らしい方法です。
ダイビング業界はあなたをどこへ導いてくれるのか?
どこでダイビングをするにしても、奥深い海を探検するチャンスは何百とあります。適切な教育を受ければ、海洋生物学者になり、多種多様な海洋動植物を研究することができます。もちろん、その分野の中でさらに専門性を高めて、特定の生物や地域に特化することもできます。また、サンゴ礁を守るための調査ダイバーとして働くこともできます。これらの仕事のほとんどはダイブマスターの資格が求められます。
別の道を希望する場合は、パブリック・セーフティ・ダイバーになり、法執行機関、消防署、その他の緊急サービスでキャリアを積むことができます。パブリック・セーフティ・ダイバーとして働くことは、本当にやりがいのある素晴らしいキャリアになります。
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このブログは、Bridget Pearsonが執筆し、Diviac Magazineに掲載されました。