5月30日「ごみゼロ（530）の日」、PADI Japanの社員が東京・大阪・沖縄の各オフィス周辺で街のごみ拾い活動を行いました。
あいにくの雨天でしたが、傘やレインコートを身に着けて、ごみ袋を持って外へ。約30分という短い時間ながら、合計で約3.5キロのごみを回収することができました。
回収されたごみの多くは、タバコの吸い殻、缶、ペットボトル、ビニールの破片など。一見するときれいに見える場所でも、よく目を凝らしてみると、足元にはそうしたごみが意外とたくさん落ちていることに気づかされます。
PADIは、海洋保護・保全の大切さを日頃から皆さまにお伝えしていますが、実は“陸”での行動も同じくらい重要だと考えています。というのも、当たり前のことではありますが、海に流れ込む多くのごみや汚染物質は、私たちの生活の場である陸から発生しているからです。
ポイ捨てをしない、分別を意識する、マイボトルを持ち歩くなど、そんな日常の中の小さな選択が、結果的に海の未来につながっていきます。PADIも、海中での取り組みに加え、陸からできる行動についても意識を向けながら、環境保全にできることを少しずつ広げていきたいと考えています。
5月30日（ごみゼロの日）から6月5日（環境の日）、6月8日（世界海洋デー）の3つの記念日を含む2025年5月30日（土）～6月8日（日）の期間を強化期間とし、「春の海ごみゼロウィーク2025」として、今年も全国一斉清掃キャンペーンが開催されます。これは日本財団と環境省が、引き続き、増加し続ける海洋ごみ対策事業の一環として実施するものです。
世界中で増え続ける海洋ごみの問題。2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ごみの量が、魚の量より多くなるともいわれています。早急な対策を図るため、日本財団と環境省は共同で、「海ごみゼロ」を合言葉に一斉清掃活動を推進しています。海洋ごみの約8割は、陸（街）から川を伝って海に流れ出したものとされることから、海洋ごみを減らすには海だけでなく街でも活動することが重要です。
日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを行なう。ごみを出さない、ごみを捨てない、ごみを拾う。
この行動は日本の誇りであり、世界の模範となります。そして、一人ひとりの行動が、海の未来を守ることにつながります。
6/8は世界海洋デー！
各教育機関が集まるCカード協議会（レジャーダイビング認定カード普及協議会）が主催となり、団体の垣根を越えて一丸となって、海洋保全と業界の盛り上げを目的とし、来たる6月8日の世界海洋デー（WORLD OCEANS DAY）に合わせてイベントが実施されます。
当日、会場では謎解きイベントや器材モニター会、寄せ書きなどの催し物も！
馴染みのPADIショップのツアーで参加するもよし、友人を誘って直接現地サービスに申し込むもよし、ぜひ世界海洋デーという世界的な記念日に水中や陸上の清掃活動をしませんか？
ダイバーだからこそできる、水中からのごみ拾い
私たちダイバーには、海の中に直接アクセスできるという特別な力があります。その力を活かして、水中環境を守るためのアクションを起こしませんか？
Dive Against Debris®（ダイブ・アゲインスト・デブリ） は、PADI AWARE Foundation™が推進する海洋ごみ問題に立ち向かうためのプログラムです。このプログラムでは、水中でごみを回収するだけでなく、収集したごみのデータを世界的なデータベースに登録し、科学的な根拠に基づいた対策に役立てています。
つまり、あなたの1本のダイブが、海の未来を変える一歩になるのです。
「Dive Against Debris®ダイバー」になることで、あなたの毎回のダイビングが単なるレジャーではなく、海を守るための意義ある活動になります。
海が好き。海を守りたい。
そんな想いを持っているなら、次のダイブからぜひ参加してください！
一人ひとりのアクションが、大きな変化を生み出します。私たちと一緒に、“ごみのない海”を目指しましょう。
