いよいよ本格的なマリンレジャーシーズンの到来です。
ダイビングをはじめ、海水浴やスノーケリングなど、多くの人が海へ足を運ぶこの季節。一方で、海上保安庁によると、7〜8月はマリンレジャー中の事故が最も多い時期でもあります。

楽しい一日を最高の思い出にするために、安全対策を今一度見直しておきましょう。


1. ダイビングは「体調」と「器材」のチェックから

安全なダイビングは、海へ入る前から始まっています。
久しぶりに潜る方や、高血圧など持病のある方は、事前に医師へ相談しておくと安心です。また、水中で少しでも異変を感じたら、無理をせずハンドシグナルで「体調が悪い」と、バディやガイドへ伝えましょう。

さらに、体に合った器材の使用や、水温に適したスーツの選択、エントリー前のバディチェックも欠かせません。

▶ 関連記事:ダイビング事故の傾向と対策

少しでも異変を感じたら無理をせずハンドシグナルで「体調が悪い」と伝えましょう
エントリー前のバディチェックも忘れずに

2. ちょっとした救急用品も準備スマートフォンも「海の安全装備」のひとつ

海ではちょっとしたケガも少なくありません。簡単な消毒や絆創膏などの救急用品を携帯しておきましょう。
レスキュー・ダイバー・コースエマージェンシー・ファースト・レスポンスで救急法を学ぶのもひとつです。
また、今や誰でも持っているスマートフォンは、万が一の際の大切な連絡手段になります。
海では溺水だけでなく、離岸流などで沖へ流されてしまう事故も少なくありません。もし事故や遭難に遭遇した場合は、海の緊急通報番号「118」へ連絡しましょう。

通報の際は、

  • いつ
  • どこで
  • 何が起きたか

を落ち着いて伝えることが重要です。

また、聴覚や発話に障がいのある方向けには、文字入力で通報できる「NET118」も利用できます。

▶ NET118:https://www.kaiho.mlit.go.jp/doc/tel118.html

簡単な救急用品も携帯しておきましょう
「海のもしも」は118番、覚えておきましょう

3. ブランクがあるなら、リフレッシュコースを

「少し間が空いたけれど、大丈夫だろう」
そんな不安を抱えたまま潜ることはおすすめできません。
知識やスキルは時間とともに薄れていきます。自分自身はもちろん、バディの安全を守るためにも、久しぶりのダイビングではリフレッシュコースを受講しましょう。

▶ 関連記事:久しぶりのダイビング?リフレッシュを受けるべき8つのサイン

潜水計画の立て方など、知識もしっかり思い出しましょう
プールや海の浅いところで、監督者のもとでスキルもリフレッシュ

4. 熱中症・脱水対策はダイバーの基本

夏場に特に注意したいのが、脱水と熱中症です。脱水は熱中症だけでなく、減圧症のリスクを高める要因にもなると考えられています。

ポイントは次の4つ:

  • 喉が渇く前にこまめに水分補給する
  • 水分だけでなく塩分も適度に補給する
  • ウェットスーツを着たまま長時間過ごさない
  • 少しでも体調に異変を感じたら無理をしない

快適なダイビングは、日頃の体調管理から始まります。

▶ 関連記事:ダイバーが気をつけたい「熱中症」の話

軽い頭痛・だるさ・めまいなどは、熱中症の初期サインかもしれません
水中では渇きを感じにくいため、喉が渇いていなくても定期的に水分補給をしましょう

5. 髪や肌のケアも、快適に潜り続けるために

強い紫外線や海水は、髪や肌に少なからず負担を与えます。
特に女性ダイバーは気になるポイントかもしれませんが、ちょっとした工夫でダメージを抑えながらダイビングを楽しむことができます。
海を楽しむことと、自分を大切にすることは両立できます。

▶ 関連記事:【女性ダイバー必見!】海から髪と肌の潤いを守る秘訣

日焼け止めは海にやさしい紫外線吸収剤ゼロ処方のものなどを選びましょう
紫外線を防ぐためにつばのある帽子やUVカット機能のあるサングラスを使いましょう

6. ダイバーなら必ず押さえておくべき「基本ルール」

夏だけに限らず、基本的なルールも思い出しましょう。
どれも一度は学んだ内容かもしれませんが、忘れてしまいがちなこと、感覚が鈍りやすいポイントがたくさんあります。海を安全に楽しむための原点を見つめ直しながら、次のダイビングに備えていきましょう。

▶ 関連記事:ダイバーなら必ず押さえておくべき「基本ルール」

水中では息を止めず、浮上は水面を見てゆっくりと
浮力の確保のため、エマージェンシー・ウェイトドロップ(緊急時のウェイトリリース)も思い出してください

この夏も、安全が最高の思い出をつくる

ダイビングはもちろん、海水浴やスノーケリングなど、どんなマリンレジャーでも大切なのは「体調の管理」、「無理をしないこと」、「事前の準備」です。
安全への意識が、自分自身だけでなく、一緒に海を楽しむ仲間を守ることにもつながります。

この夏も、一人ひとりが安全を心がけ、美しい海で最高の時間を楽しみましょう。


Share This

関連記事