PADIはこのたび、スイスの高級時計メーカー「ブランパン」とのパートナーシップの一環として、2024年6月29日(日)に沖縄で特別ツアーを実施しました。

このツアーは、PADIおよびPADI AWARE財団™がブランパンと連携して進める「Adopt the Blue™」プログラムの理念を体感していただく機会として、ブランパンとRelais & Châteaux(ルレ・エ・シャトー)のお客様に、沖縄の海に実際に潜りながら、海洋保護の大切さを肌で感じていただくことを目的に企画されたものです。

「Adopt the Blue™」は、2030年までに海洋の30%を保護するという国際的な目標の達成に向けて、2022年に発足したグローバルプログラムです。PADIダイブセンターやインストラクターが世界中のダイビングサイトを“アダプト”し、地域の海洋生態系を守る取り組みを継続的に行うことで、保護区のネットワーク構築や沿岸地域の経済・環境回復につなげていくことを目指しています。

今回のイベントをサポートいただいたのは、日本初のPADI Eco Centerである「沖縄ダイビングサービスLagoon」。同施設は、自然保護と持続可能なダイビングの実践において高い基準を満たし、PADIが認証する模範的なダイブセンターです。


PADIによるプレゼンテーション

イベント当日の午前中には、沖縄県恩納村コミュニティーセンターにて、PADI Asia Pacific Japan代表取締役の伊東正人とサステナビリティ・ストラテジストの林詩琳が登壇し、PADIとブランパンとのパートナーシップについてトークセッションを行いました。これまで両者の協働によって生まれた成果や取り組みの広がり、そして今後の展望についても参加者の皆さまにご紹介し、海洋保護の未来に向けた共通のビジョンを共有しました。


サンゴレクチャーと苗づくりを体験

続いて、沖縄ダイビングサービスLagoonの吉馴様を講師にお迎えし、沖縄の海やサンゴについて学ぶレクチャーとクイズを実施しました。参加者の皆さまには、サンゴを取り巻く環境や保全の重要性について、楽しみながら理解を深めていただきました。

続いて、体験プログラムとしてサンゴ苗づくりを実施。ゲストの皆さまには、思い思いのメッセージを海洋環境に配慮した素材のスティックに記入し、サンゴの苗を固定していただきました。
※使用したスティックとペンは、環境への負荷を抑える素材で作られており、海への影響を最小限にとどめる工夫がされています。

その後、徒歩約3分の距離にあるサンゴハウスへ移動し、スタッフの指導のもと、サンゴの苗を正しい手順でスティックに取り付ける作業に取り組みました。メッセージ入りのスティックに苗を固定するこの体験を通じて、ゲストの皆さまは海と自分とのつながりをより身近に感じている様子でした。


シュノーケリングとスキューバダイビングで、実際に海を体験!

サンゴ苗づくりの作業が完了した後は、いよいよ海へ。

インストラクターのサポートのもと、シュノーケリングや体験ダイビングを通じて沖縄の海を満喫していただきました。実際にサンゴの植え付けも行い、海洋保護の一端を自らの手で体験する貴重な機会となりました。

2本のダイブでは、サンゴ畑をはじめとする美しいダイビングポイントを巡りながら、沖縄の海の豊かさと魅力を全身で感じていただく一日となりました。

ランチタイムは海辺で特製弁当を堪能

ランチタイムには、宿泊先であるRelais & Châteauxグループの「ジ・ウザテラス」がご用意くださったこだわりのお弁当を、近くのナビビーチにて、美しい海を眺めながらゆったりと楽しんでいただきました。

海やサンゴの重要性について学び、植え付け作業を体験したうえで、改めて美しい海の世界を自分の目で確かめる──そんな一連の流れを通して、参加者の皆さまにとっても、学びと感動が詰まった特別な一日となりました。


PADIは今後も、海洋保護の理念を体験を通じて伝える取り組みを、パートナーの皆さまとともに広げてまいります。

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