白い砂浜、エメラルドグリーンの海、そして色とりどりのサンゴと魚たちが迎えてくれる宮古島。どこまでも抜けるような透明度と、他に類を見ないほどの無数の地形スポット群は、多くのダイバーを魅了してやみません。しかし、観光客の増加とともに、サンゴ礁への影響や、地域の暮らしとの摩擦、そして海でのトラブルも増えてきました。

そんな今、“受け継がれてきた宮古島らしさを守り育む”ためのルールとして「宮古島サスティナブルツーリズムガイドライン」が作られました。
このガイドラインを知っておくことで、あなたのダイビング旅行が、宮古島の未来を守る力になります。

画像提供:林卓見

守るべきは、海と、ひとと、自分の安全

「宮古島サスティナブルツーリズムガイドライン」は、単に自然環境を守るためのマニュアルではありません。観光客が心地よく海を楽しみ、地元の人々との共存を意識しながら、安全に旅を終えるための、3つの柱で成り立っています。ここではそのガイドラインの考え方をもとに、特にダイバーとして意識しておきたいポイントを、いくつかご紹介します。

自然環境を守る

サンゴにフィンをぶつけない。生き物には触らない。餌を与えない。これらはすべて、海の命を守るダイバーとしての大切なアクションです。

そして、もうひとつ大事なのが“ごみ”への意識。
休憩中の飲み物のフタ、飛びやすいお菓子の袋、濡れた手でつかんだティッシュ——ほんの油断から、海に落ちてしまうものは意外と多いのです。「落とさない」「持ち帰る」はもちろん、もし海やビーチでごみを見つけたら、ぜひひとつ拾ってみてください。

画像提供:那須野 優

海の安全

海の中では、小さな油断が大きな事故につながります。だからこそ、ダイバー自身が「自分の身は自分で守る」意識を持つことが大切です。その第一歩は、PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースで学んだ基礎をしっかり守ること。その日の体調チェック、自分のスキルへの理解、そして無理のない潜水計画を立てるところから、安全ダイビングは始まっています。そしてもうひとつ大切なのが、信頼できるガイドや施設を選ぶこと。経験豊富なプロフェッショナルがそばにいるだけで、安心感はまったく違います。

画像提供:林卓見

地域への配慮

宮古島は、私たちが訪れる“観光地”であると同時に、地元の人々が暮らす“日常の場所”でもあります。だからこそ、ダイバーである前に、ひとりの旅人としての思いやりを忘れずにいたいものです。たとえば──騒がしくしすぎない。ゴミを捨てない。水着のままで町を歩かない。ちょっとした配慮が、地元の人との心地よい関係を生み出します。

海を守ることと同じくらい、“その土地の暮らしを尊重すること”も、サスティナブルな旅の大切な一歩です。


安心して選べる「認証制度」もスタート

宮古島サスティナブルツーリズム連絡会が定めた「宮古島サスティナブルツーリズムガイドライン」に賛同し、基準を満たすマリン事業者には、2024年から「認証」が付与されるようになりました。この認証は、自然環境への配慮、安全管理、地域との共生といった観点から事業者を評価するもので、ダイバーをはじめとする観光客が「信頼できるショップ」を選ぶ際の目安になります。

対象にはシュノーケリングやSUPなどの事業者も含まれていますが、中にはPADI登録のダイビングショップも複数参加しており、PADI規準に基づいた講習に加えて、地域独自のサスティナブル基準もクリアしているのが特徴です。

PADI登録店であること」と「宮古島サスティナブルツーリズムガイドラインの認証」の両方を満たすショップなら、海の魅力を安全かつ責任ある形で楽しむことができるはずです。


サスティナブルな選択が、旅をもっと特別にする

「守りながら楽しむ」そんな新しい旅のスタイルが、宮古島では始まっています。この島の未来を想って行動する人々に出会うことは、ただの観光以上の深い体験になるかもしれません。次のダイビング旅行先を探しているなら――「サスティナブルツーリズムの島・宮古島」も、選択肢に入れてみませんか?

👉 ただいま、認証ショップで使える「ツアー ペア無料券」が当たるキャンペーン開催中!

現在、「宮古島サスティナブルツーリズムガイドライン マリン認証店プレス」では、抽選で年4組に、認証店のマリンツアーがペアで無料になるチケットをプレゼント!

    1. @miyako_guideline をフォロー

    1. @miyako_guideline をタグ付けして、Instagramストーリーズでシェア

詳細は宮古島サスティナブルツーリズム マリン認証店プレス公式Instagram投稿をチェック!

 

Share This

関連記事