国内各地からアクセスが良く、人気の旅行先となっている沖縄本島。沖縄本島の数あるダイビングスポットの中から、初心者でも安心して楽しめるおすすめのスポットを紹介します。那覇滞在でアクセスできる南部のスポットから、少し足を伸ばして潜りに行きたい中部・北部のスポットまで、バラエティ豊かなスポットがズラリ。あなたならどのダイビングスポットに潜りますか?

1. 真栄田岬

沖縄本島中部の恩納村に位置し、スノーケリングなどでも有名な「青の洞窟」がある真栄田岬は、初心者からベテランまで楽しめるダイビングスポットとして大人気。青の洞窟では、太陽光が洞窟内に差し込み、神秘的な青色に輝くシーンを見ることができます。洞窟内は比較的浅いので、初心者でも安心。一方、チョウチョウウオやスズメダイなどのカラフルな魚たちが見られるリーフの沖はドロップオフになっており、変化に富んだ地形の中でクマノミなど人気の生き物を見ることができます。エントリー地点までの長い階段も名物で、ショップによってはボートダイビングで潜るところもあります。

  • 最大水深/30m
  • 流れ/ときにあり
Cape,Maeda,In,Okinawa,,Japan

2. 砂辺

「真栄田岬」と人気を2分する、沖縄本島きってのビーチスポット。約1.5kmにもわたる海岸線がダイビングエリアとなっており、エントリーする場所によっていくつかのスポットに分けられています。人気の「砂辺No.1」をはじめ、どのスポットも防波堤に設けられた小さな階段を下り、わずかに歩くだけでエントリーが可能。沖に向かってなだらかに深くなっており、海底に広がる色とりどりのサンゴやソフトコーラルはまるでお花畑のよう。クマノミ、スズメダイ、チョウチョウウオなど生き物も豊富で、何度潜っても飽きない海となっています。那覇からのアクセスの良さも魅力です。

  • 最大水深/20m
  • 流れ/ほとんどない
okinawa sunabe beach in sunset


3. 崎本部

沖縄本島北部の本部町にあるダイビングスポットで、ビーチエントリーで潜ることができます。エントリー地点にある巨大な岩が、ゴリラがチョップしている姿に似ていることから、「ゴリラチョップ」と呼ばれることも。20段ぐらいの階段を下りてエントリーすると、浅瀬にソフトコーラルが群生しており、その先に白砂の海底が広がっています。サンゴの根が点在し、根にスズメダイが群れるシーンがとてもきれい。コンディションが安定していることが多く、初心者から安心して楽しむことができます。

  • 最大水深/14m
  • 流れ/ほとんどない
sakimotobu beach with gorilla look like rock in okinawa


4. 奧武島

那覇からアクセスしやすい沖縄本島南部に位置するダイビングスポットで、北風に強く、1年を通してコンディションが安定していることから、講習や体験ダイビング、ナイトダイビングなどにもよく利用されています。ビーチからエントリーしやすく、水深も浅いため、初心者から安心して潜れるのが魅力。水底は砂泥質でガレ場も多いので、じっくり探せばタツノオトシゴの仲間やウミウシの仲間、エビの仲間などさまざまなマクロ生物を観察することができます。ダイビング後に島で食べることができる天ぷらも人気です。

  • 最大水深/10m
  • 流れ/ほとんどない

5. ナカユクイ

恩納村にあり、ボートで10分ほどでアクセスできるスポット。沖縄の方言で「一休み」を意味するスポット名からもわかるように、白砂の海底とサンゴの群生が美しいヒーリングスポットで、まるで空を飛んでいるかのような浮遊感を楽しむことができ、水中での癒しを求めるダイバーにとって格好の場所といえます。ユビエダハマサンゴの群生も見事。クマノミの仲間もいろいろと見ることができ、中でもトウアカクマノミがよく見られることで知られています。ウミガメとの遭遇率も高く、ワイドからマクロまで楽しめるスポットです。

  • 最大水深/10m
  • 流れ/ほとんどない
a female diver open her arms and dive like a flying bird

6. クロスライン

恩納村にあるボートスポットで、海底に敷かれたロープが交差していることがスポット名の由来。白砂の海底が広がり、沖縄らしい明るい水中景観を楽しむことができます。ここもクマノミの仲間の中では珍しいトウアカクマノミがよく見られることで人気で、水深15mほどの砂地の海底に点在しているイソギンチャクで見られることが多いようです。サンゴが群生している場所では、チョウチョウウオの仲間やスズメダイの仲間などカラフルな魚たちも多く見られ、フィッシュウオッチングも楽しむのにも適したスポットとなっています。

  • 最大水深/20m
  • 流れ/ほとんどない
Saddleback,Anemonefish,(aka,Saddleback,Clownfish,,Panda,Anemonefish,,Amphiprion,Polymnus),In

7. 水釜

沖縄本島中部の嘉手納町を流れる比謝川の河口付近に開拓されているスポットのひとつ。ビーチからでもボートからでも潜ることができ、ソフトコーラルが群生するトロピカルな水中景観を楽しむことができます。ビーチから潜る場合は、防波堤の階段からエントリー。ムレハタタテダイやヨスジフエダイ、トウアカクマノミなどの生き物が見られるほか、洞窟もたくさんあり、アドベンチャラスな地形ダイビングも楽しめます。真栄田岬や砂辺のようにダイバーで混むこともほとんどないため、のんびりと潜ることができるのも魅力です。

  • 最大水深/30m
  • 流れ/ときにあり

8. 大度浜海岸

沖縄本島南部の糸満市に位置し、初めてアメリカ大陸に上陸した日本人として知られるジョン万次郎が日本に帰国した際に上陸したことから、「ジョン万ビーチ」の別名でも知られる大度浜海岸。ビーチエントリーで潜ることができ、水深が浅く穏やかなインリーフと、ダイナミックな地形が広がるアウトリーフの両方を楽しむことができます。初心者には、水深が浅く穏やかなコンディションでフィッシュウオッチングが楽しめるインリーフがおすすめ。ウミガメの産卵地としても知られており、運が良ければダイビング中にウミガメの姿を見ることができるかもしれません。

  • 最大水深/20m
  • 流れ/ときにあり
a turtle swimming shallow shore in okinawa


9. 水納島

沖縄本島北部の本部半島の沖合に浮かぶ水納島は、その島の形から「クロワッサンアイランド」とも呼ばれる、1周4kmほどの小さな島。「ポートサイド」や「ポパイ」などダイビングスポットは島の北東側にあり、「水納ブルー」ともいわれる沖縄でもトップクラスの透明度の高さが魅力。浅場のサンゴの群生も素晴らしく、南の島らしい水中景観を楽しむことができます。魚の種類も豊富で、サンゴの上で群れるヨスジフエダイの黄色と海の青さの見事なコントラストなど、ワイドからマクロまで楽しむことができます。

  • 最大水深/20m
  • 流れ/ほとんどない
Minnajima island in okinawa shoot by drone

10. 瀬底島

水納島の隣に位置する瀬底島もおすすめのダイビングエリア。穏やかな雰囲気の水納島周辺のスポットとは異なり、ドロップオフ、洞窟などのダイナミックな地形が魅力で、頭上から光が降り注ぐ幻想的なシーンを楽しむことができます。地形スポットというと中・上級者向けのイメージがありますが、人気スポット「瀬底島ラビリンス」は水深も浅く、初心者から無理なく楽しむことができます。見られる魚の種類も豊富で、ニシキアナゴなどの珍しい生物が見られるスポットも。水納島とセットで楽しむのもおすすめです。

  • 最大水深/20m
  • 流れ/ほとんどない
Splendid,Garden,Eel,(gorgasia,Preclara),In,Japan

沖縄には、初心者でも安心して楽しめるダイビングスポットがたくさんあります。美しい海と豊かな自然が広がるこの地で、初めてのダイビング体験をぜひ楽しんでみてください。ダイビングを通じて、沖縄の魅力をもっと深く感じられることでしょう。その他の沖縄のダイビングエリア情報はこちらから

次の旅行には、沖縄の海で新しい冒険に挑戦してみませんか?

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