人々に海洋保護の大切さやスクーバダイビングの楽しさを伝えるPADI AmbassaDiver™に、日本から新たに3名が加わりました。
PADI AmbassaDiverは、2021年に水中レポーターの稲生薫子さん、そして2022年双子YouTuber・TWINS(コウ&ひろむ)が選出、今回2年ぶり新たに東真七水さん、白井ゆみさん、そして佐藤寛志さんが加わりました。
PADI AmbassaDiverとは
PADI AmbassaDiverプログラムは、PADIが全世界で実施している、より多くの人々に海洋保護の大切さやスクーバダイビングの楽しさを知ってもらうためのプログラムで、情熱的なダイバー、ダイビングの専門家、そして各地のコミュニティや地球全体でのダイビングの向上に取り組んでいる第一人者などで構成されています。PADI AmbassaDiverは、インフルエンサーとしてPADIブランドを活用した発信力で、世界中の多くの人々に働きかけ、様々な社会問題や環境問題への認識をさらに高め、多くの人々に希望を与えるのに貢献しています。PADIは、より多くの人々がこの美しい水中の世界を有する地球という惑星を保護し、それをつなげていくことができるよう、PADI AmbassaDiverの使命も今後もさらに拡大することが出来るように取り組んでいきます。
世界中のPADI AmbassaDiversをチェック:PADI AmbassaDivers
日本のPADI AmbassaDiverに選ばれた3人をご紹介!
【東 真七水さん】
水中ゴミ拾いダイビングの魅力や大切さを広める活動をしている東真七水さんは、沖縄の美しい海でスキューバダイビングをしたことをきっかけに海を好きになり、環境問題に関心を持ち、美しい海を守りたいと思うようになりました。「自分にも何かできることはないか」と考えた結果、シティクリーン、ビーチクリーンや水中ゴミ拾いに取り組むようになり、その中で水中ゴミ拾いには独自の魅力があることに気づいたそうです。水中ゴミ拾いは楽しいだけでなく海がキレイにもなる素晴らしいアクティビティなのに、まだまだその魅力を知らない人がいる、それを勿体無いと感じ、水中ゴミ拾い専門店「Dr.blue」の開業を決意しクラウドファンディングに挑戦し、全国各地からご支援頂き300万円程の資金を集めることができた実績もあります。「楽しいゴミ拾い」「一人の百歩より百人の一歩」をモットーに、ゴミ拾いの魅力を発信中。水中ゴミ拾いのダイビングインストラクターとしてはもちろん、ライターや講演、回収したゴミのアップサイクル活動も行っています。
プロフィール
- 2020年化粧品会社で美容部員として退職し沖縄へ移住
- Dive Against Debrisのスペシャルコースを取得し水中ゴミ拾いを定期的に実施
- 2022年にPADIダイビングインストラクター資格を取得し、水中ゴミ拾い専門店Dr.blueを開業
【白井 ゆみさん】
PADI ダイビングインストラクターであり、そして地球を山から海まで清掃する非営利環境団体「MORE 企画」の代表である白井さんは、昨年夏に団体の創立 1 周年記念を迎えました。MORE とは、「Mountain Ocean River Earth」の頭文字をとったものです。MORE企画は、山における違法に廃棄されたゴミの撤去や川や海の清掃、そして様々な地域における美化プロジェクトの運営と企画、啓蒙活動を通して精力的にその活動に取り組んでいます。また、田畑やわさび畑の復元や、企業が水質汚染や廃棄物の問題を解決するのを手助けする活動にも携わっています。白井さんは高校時代にオーストラリアのシドニーでダイビングを始め、約4 年前に生活の拠点を日本の伊豆に移してから、それまで以上にダイビングに取り組み、ダイバーとしての使命を持った団体を創ることに至りました。白井さんは、ダイバーだからこそできる海へのアクションが数多くある事実を伝えるため、2023年にダイバーが環境問題を学び、安全に水中清掃を行うスキルを身につけることができるための MORE SCHOOL も設立しました。
プロフィール
- 学生時代から現在まで、チャリティーコンサート、環境イベント、展示会、講義の開催。
- 山で不法に捨てられたゴミ拾い、海や陸でのゴミ拾い活動
- MORE企画の設立、環境問題や水中でのゴミ拾いのスキルを学べるダイバーのための学校である MORE SCHOOL の開校。
- 2023年PADI ダイビングインストラクター資格を取得
- 田畑やわさび畑の復元、企業の水質汚染や廃棄物問題の解決の手助け
【佐藤 寛志さん(通称:クマ)】
佐藤さんが信条とする言葉として「雨垂れ石を穿つ」という日本の諺があります。これは、雨水のような水滴でも少しずつ石に穴をあけることが出来るという意味で、簡単にあきらめてはいけないということです。2011年の東日本大震災後から開始した地元の海の復興活動はとても長い道程ではありますが、彼は決してあきらめませんでした。佐藤さんの故郷である三陸は、この大地震による津波の直撃を受けました。当時、タイの地元でダイブガイドとして働いていましたが、この災害発生を機に地元に戻り、今までダイビングを通して海の恩恵を大きく受けていたこともあり、恩返しの気持ちも強かったため、水中の復興活動を積極的に支援し、海を綺麗にするために「三陸ボランティアダイバーズ」を立ち上げました。現在、三陸ボランティアダイバーズは海藻の再生や増殖しすぎているウニの駆除活動、海底の清掃、海洋生物の生息地の保護に焦点を当てています。そして、愛している海を守るために、多くの学生やダイバーにこの活動を通して伝え、次のムーブメントを巻き起こすために努力しています。
プロフィール
- みちのくダイビングリアス 代表
- NPO三陸ボランティアダイバーズ 代表理事、NPO江ノ島フィッシャーマンズプロジェクト 理事、 一般社団法人海と日本プロジェクトin岩手 理事
- 2014年に環境省グッドライフアワード 環境大臣賞 最優秀賞受賞
- 2018年に日本復興の光大賞受賞 https://www.nittokai.org/report/detail139.html
- 2023年 米国Scuba Diving Magazine が主催Sea Hero表彰
PADI AmbassaDiverの今後の活躍にご注目ください!