ダイバーにとって海は遊び場であり、だからこそ、できる限りそこを守り続けたいものです。
次の世代のダイバーのためにも、青い海を守るための4つの方法をご紹介します。

1. プラスチックの使用を減らす

大雨のとき、道路や川、排水管から海に流れ込んだプラスチックは、何百万トンも水面に浮いていると言われています。海に流れ込んだプラスチックは、海鳥や海の生物にダメージを与え、他のごみに絡まったり、餌と間違えて食べたりしてしまいます。そして、これらのプラスチックはすぐにはなくなりません。生分解されるまでには、最大で1000年以上かかると言われています。科学者によると、太平洋ゴミベルト(北太平洋の中央にかけて海洋ごみが集中して多い海域)は、日本の面積の約2倍もあるテキサス州の、さらに2倍以上の面積に及ぶと推定されています。

代替案:リサイクルは当然のことですが、プラスチックの消費を減らす最大の方法は、ペットボトル飲料を買うのをやめ、スターバックスに自分用のマグを持参し、使い捨ての容器を使用している外食を減らすことで容器やプラスチックを削減することです。容器やプラスチックを減らすために、料理を頻繁にするようにしましょう。

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2. 海だけでなく緑も守る

一見、何の変哲もないように思えますが、「生分解性」と表示されたものも含め、風船やスカイランタンは、何千キロも移動し、最終的にはごみとして地面や水面に落ちます。さらに悪いことに、鳥や動物、海洋生物はこのごみを餌と勘違いすることもあり、消化器官を詰まらせて飢餓に陥ってしまいます。
日本で行なわれる各イベントでのスカイランタンでは、環境保護を第一に考え、スカイランタンは回収を基本としているようです。

代替案: 風船の代わりにシャボン玉を使う、木を植える、願いごとを書いた紙を丸めて火をつけて飛ばす(灰は最小限に抑えられ、環境にも害を与えません。火の管理だけ十分注意しましょう!)

 

3. 洗剤など生活排水になるものにも気を使う

山の近くや都心部など、海岸近くに住んでいなくても、食器洗いから床掃除まで、排水溝に流れたものは最終的に海にたどり着く可能性があります。

漂白剤や刺激の強い化学薬品は使わず、無害な洗浄剤や有機汚濁物質のリン酸塩が少ない洗剤を選びましょう。水中のリン酸塩濃度が高いと、藻類が繁殖して水中の酸素が不足し、海洋生物が窒息して死に至る可能性があります。

代替案:お酢、重曹、レモン汁を使えば、化学物質の助けを借りずに、家をピカピカにすることができます(お金も節約できるかもしれません)。

4. 魚介類について考える

世界中で乱獲が進み、「海に魚がたくさんいる」という言葉は過去のものになりつつあるかもしれません。しかも、減少しているのは魚の個体数だけではありません。毎年、何十億という魚や、イルカ、ウミガメ、海鳥、サメ、サンゴなどの動物が、違法で破壊的な漁法によって命を落としているのです。

代替案:魚介類を食べないというのもひとつの方法ですが、持続可能なメニューから選んで注文すれば、魚介類を楽しむことができます。どの魚が安全かわからない場合は、Monterey Bay Aquarium Seafood Watchなどのガイドを参考にしてください。

海を守るために行動を起こす準備はできていますか?
AWAREや世界中のダイバーと一緒に行動し、水中環境を守るために身近なプロジェクトに参加しましょう!

 

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