そろそろ暖かくなってきたのでダイビングに行きたいけれど、潜るのは久しぶりという方は、PADI ReActivate(リアクティベート)リフレッシュ・プログラムの受講を検討してみてはいかがでしょうか。このリフレッシュ・プログラムの受講は、ダイビングの知識や基本的なダイビング・スキルをリフレッシュするのに最適な方法です。

PADI ReActivateには、PADI eラーニングでオンラインで学習できる知識開発と、オプション(ただし強く推奨)でダイビング・スキルを復習する水中でのスキル・セッションの2つがあります。

ここでは、PADI ReActivateプログラムの受講前、受講中、受講後をカバーするチェックリストで、皆さんのダイビングの知識とスキルをリフレッシュする準備をお手伝いします。

※ PADI ReActivateプログラムは、PADI以外のダイバーもご参加いただけます。


PADI eLearning

PADI ReActivateプログラム受講前のチェックリスト

PADI ReActivateプログラムを受講する前に、適切な準備をするためにできることがいくつかあります。ここでは、そのチェックリストをご紹介します:

  1. eラーニングを始めよう:PADIダイブセンター/リゾートに連絡をとり、PADI ReActivate eラーニングにお申し込みください。PADI eラーニングは、ご自宅でリラックスしながら、ご自分のペースで学習することができます。eラーニングにはビデオも含まれており、理解度を確認しながら学習を進めることができます(所要時間は約2~3時間)。
  2. 水中セッションを予約しよう:お申し込みをしたPADIダイブセンター/リゾートに連絡し、水中でのスキル・セッションを予約しましょう。これは、eラーニングをいつまでに修了する必要があるのか、目標を決めることにもなります。
  3. 自分の器材をチェックしよう:持っているダイビング器材・使う予定の器材の準備をしましょう。しばらくダイビングをしていなかったのであれば、器材は長らく保管された状態のままです。劣化の徴候がないか、すべてのアイテムを注意深くチェックしましょう。不安に感じる部分があれば、プロに点検・修理してもらいましょう。ダイブ・コンピューターの電池残量の確認も忘れずに。
    こちらも併せてチェック⇒オーバーホールって何をしているの?
  4. ログブックとCカードを探しておこう:ダイブセンターではCカードの提示を求められることがあります。また、ReActivateの水中セッションについてもログブックに記録しておくとよいでしょう。
  5. eラーニングを完了させて、修了証を保存または印刷:PADI ReActivate eラーニングを修了し、クイックリビューを受け、PADI ReActivate eラーニング修了証を保存(または印刷)します。このeラーニング修了証は、水中セッションの前に事前にPADIダイブセンター/リゾートへEメールで送信しておくことをお勧めします。
  6. 体調・体力をチェックしよう:自分の体が今、ダイビングに適しているか確認しましょう。体力に自信がないと感じたら、ジムで体力づくりを始めるのも手です。また、健康に不安がある場合は、医師の診察を受けましょう。その際には「ダイバーメディカル/参加者チェックシート」と「健康診断医師による評価シート」を持参し、事前に記入しておくとスムーズです。

Inwater ReActivate Session

水中でのスキル・セッション前のチェックリスト

PADI ReActivateプログラムのオプションである、水中でのスキル・セッションがどのようなものなのか気になる方は、PADIプロフェッショナルの指導のでカバーする内容のチェックリストをご紹介します。PADI ReActivateの水中でのスキル・セッションは、PADIプロフェッショナルがあなたのスキルやニーズに応じて、内容がカスタマイズされます。 そのため、ここで紹介するのはあくまで一例としてご参考ください。

  1. セッションは、PADIプロフェッショナルとのカウンセリングから始まります:
    • これまでに何本のダイビングをし、どのような環境・コンディションで潜りましたか?
    • 最後に潜ったのはいつ、どこでしたか?
    • 復習しておきたいスキルはありますか?
    • 最後のダイビングはどうでしたか?よりよくするために必要なことは何だと思いますか?
    • ダイビングに対して自信はありますか?それとも不安や緊張がありますか?あるとしたら、その理由は?
    • 今回のReActivate水中セッションで達成したいことは何ですか?
  2. 続いて、器材のセッティングを行います。久しぶりのダイビングだったり、レンタル器材が以前と違うブランドだったりすると、組み立て方を忘れていることもあります。わからないことがあれば、PADIプロフェッショナルに遠慮せず質問しましょう。もし思い出せない場合は、デモンストレーションをお願いするのも良い方法です。
  3. 次に行うのが、プレダイブ・セーフティチェック(いわゆる「バディチェック」)です。BWRAF(BCD、ウエイト、リリース類、エア、ファイナルOK)を覚えていますか?この順番を思い出す簡単な方法として、PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースで習った「ビギン(B・BCD)、ウィズ(W・ウエイト)、レビュー(R・リリース類)、アンド(A・エア)、フレンド(F・ファイナルOK)を思い出しましょう。
  4. 潜降と浮上の手順復習では、次の2つを確認します:
    • 潜降(SORTED):Signal(合図)、Orientation(方向確認)、Regulator(レギュレーター装着)、Time(タイム確認)、Elevate BCD hose(排気ホースを上に)、Descend(潜降)
    • 浮上(STELA):Signal(合図)、Time(タイム確認)、Elevate BCD hose(排気ホースを上に)、Look up(見上げる)、Ascend(浮上)
  5. その後、マスククリアとマスク脱着の復習を行います。どんなにフィットしたマスクでも、髪の毛が挟まったり笑ったりしただけでも水は入ってくるもの。部分浸水→クリア、完全浸水→クリア、そしてマスク脱着→装着までのスキルを再確認します。
  6. 浮力コントロールは、安全で快適なダイビングに欠かせないスキルです。中性浮力、ホバリング、浮力を保ちながら水中を泳ぐなどの浮力スキルを復習します。ウエイトの量や位置に不安がある場合は、プロに相談してチェックしてもらいましょう。
  7. 緊急時のウェイトドロップ練習も大切なスキルです。足のつかない水深で、BCDを排気した状態からクイックリリースでウェイトを外し、正の浮力を得られるかを確認します。
  8. 最後に予備の空気減(オクトパス)の使用した浮上の練習をします。万が一エア切れになった場合に備えた重要なスキルです。バディやプロの予備のレギュレーターを使って浮上したり、逆に自分の予備エアを相手に提供して浮上する練習をします。
  9. 最初のインタビューやスキルの実施状況を見て、プロが必要だと判断した場合は、他のスキルの練習も追加されることがあります。
    必要だと感じたら、遠慮せず「もう一度やりたい」「これも復習したい」とリクエストしましょう。ReActivateはあなたの自信と安全のためのセッションです!

ReActivate certification card

PADI ReActivate後のチェックリスト

知識の復習と水中スキルのリフレッシュの両方を含むPADI ReActivateプログラムが修了すると、修了日が記載されたCカードが発行されます。
さあ、リフレッシュしたスキルを活かしてダイビングに出かけましょう!

次のダイビング旅行を計画するなら、こちらもチェック!

  1. 日本のダイビングスポットを検索! 北海道から沖縄まで、日本各地にある魅力的なダイビングスポットをチェックしてみましょう。現地にあるPADIダイブリゾートも探すことができます。
  2. 【ブログ】日本や世界のトラベル情報 次にどこへ潜りに行こう? そんなワクワクをくれる情報が満載。 日本国内の穴場スポットから、ダイバー憧れの世界の海まで、行き先を決めるヒントがきっと見つかります。
  3. ダイビングには保険も忘れずに 安心して潜るためには、ダイビング専用の保険があると心強いですよね。海外旅行やリゾートでのダイビングを予定している方は、事前にチェックしておきましょう。

さあ、PADI ReActivateを始めましょう!

eラーニングを始める準備はできましたか?今すぐPADI ReActivateのeラーニングを始めましょう!
お申し込みは、以下のリンクからショップを選んで、ショップに直接ご連絡をとり、お申し込みください(ウェブサイトからはお申し込みいただけませんのでご注意ください)。

 

 

Share This

関連記事