毎年5月24日は、スキューバダイビングをもっと多くの人に知ってもらい、夏のハイシーズンを前に安全意識を高めるきっかけとして制定された、「スクーバダイビングの日」。この記念日は、レジャーダイビング認定カード普及協議会(通称:Cカード協議会)1が、一般社団法人 日本記念日協会に申請し、2015年に正式に登録されたものです。
日付の由来は、5(ゴー)・2(トゥ)・4(シー)=Go To Sea!(海へ行こう!)の語呂合わせ。さらに、1953年のこの時期に、ロバート・S・ディーツ氏が日本にスクーバ器材を紹介したという歴史的背景も由来となっています。
波除神社にて、海上安全・安全潜水・好天凪を祈願

2025年は5月24日が土曜日にあたるため、記念日を前にした5月23日(金)、PADIを含むCカード協議会加盟団体の代表者たちが、東京・築地の波除神社にて参拝を実施しました。
今回、参拝が行われた波除神社は、東京都中央区築地にある由緒ある稲荷神社で、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)/稲荷神を祭神としています。江戸時代、明暦の大火の後に行われた埋め立て工事が荒波で難航していた際、海上に光を放って漂っていた稲荷大神の御神体をお祀りしたところ波が静まり、無事に工事が完了したと伝えられています。
以来、「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷さまとして、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等のご利益で多くの人々に親しまれてきました。
この日は、「海上安全」「安全潜水」「好天 凪(なぎ)」が祈願され、社殿では祝詞の奏上の後、代表としてCカード協議会会長 伊東による玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われました。
参加したのは、Cカード協議会に加盟する教育機関より、PADIのほか、BSAC、DACS、NAUI、CMAS=jeff、Three-i、海洋・レジャー安全・振興協会、静岡県ダイバーズ協議会(順不同)の各代表者です。

また今年は、Cカード協議会が2025年4月1日より「一般社団法人レジャーダイビング認定カード普及協議会」として新たな体制に移行したこともあり、その報告もあわせて行いました。PADIとしても、協議会の一員としてこの新たな体制のもと、これまで以上に連携を深めながら、「安全で信頼されるレジャーダイビングの普及」に努めてまいります。
ダイビングを始めたい方も、久しぶりの方も、もっと楽しみたい方も。
「スクーバダイビングの日」は、海の楽しさや魅力にふれると同時に、安全に海を楽しむ意識を高める日でもあります。せっかくの記念日、あなたも“海を楽しむ人生”への一歩を踏み出してみませんか?
はじめての方へ
PADIのオープン・ウォーター・ダイバー・コースは、ダイビングを始めたいすべての人のための第一歩。体験ダイビングから気軽にチャレンジすることもできます。
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久しぶりのダイビングに不安がある方は、PADI ReActivate リフレッシュ・プログラムで感覚を取り戻してから、安心して海へ戻れます。
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もっと海を楽しみたい方には、ステップアップ・コースも豊富にそろっています。中でもおすすめは、万が一に備えるスキルを身につけ、自信を深められるレスキュー・ダイバー・コース。さらに、ダイビングを仕事にしたい方や、もっと深く海と関わりたい方には、ダイブマスターやインストラクターなどのプロフェッショナル・コースも用意されています。
全国のPADIダイビングショップでは、あなたのレベルや興味に合わせた多彩なプログラムをご案内しています。
Go To Sea!海へ行こう!
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- レジャーダイビング認定カード普及協議会(通称:Cカード協議会)について
同協議会は、日本国内の主要なCカード発行組織14社によって構成されている団体です。ダイビングを楽しむために必要なCカード(認定証)を発行するための「最低指導基準の採択と普及」を主たる目的とし、1994年7月20日に設立されて以来「エントリーレベル(ダイビング初級)基準」「インストラクターレベル基準」「スーパーバイザーレベル基準」「インストラクタートレーナー基準」を採択し、その採択基準の普及に努めています。https://c-card.org/ ↩︎
