2024年1月27日(土)、AWARE(日本)のパートナー、NPO法人 海さくらによる今年1回目のごみ拾いが神奈川県・片瀬海岸にて実施されました。
当日はお天気もよく風も少し吹いている程度で、1月ながら寒くないコンディション。穏やかでよいスタートをきることができました。

今回のごみ拾いでは、たくさんの人が集まるようなイベントのときにはできない、以下の通常ごみ拾いの催し物ができました。

おもしろいごみ拾った選手権

「おもしろいごみ拾った選手権」とは、変わったごみを拾ったら、どんなごみなのかを皆さんに紹介するものです。普通のごみでもトークで笑いをとれればOK!参加者の皆さんの反応(笑いや拍手など)が多ければ賞品がもらえるという試み。皆が笑顔に包まれ、こんなごみやあんなごみがこの海岸にあるんだと共有できました。皆さんのごみ紹介のトークもおもしろかったです。また来月もやりましょう!

  

  

トラッシュバッグ(携帯用ごみ箱)

昨年末の海さくらごみ拾いにご参加いただいた皆さまに、タツノオトシゴデザインのトラッシュバッグが配布されました。これは携帯用のごみ箱(ごみ袋)でアウトドアなどで大活躍!ごみ袋は「持ち込みごみ」になりますので、皆さんが集めたごみは、袋の中身の「ごみ」のみを回収し、できる限り「ごみ袋をごみにしない」ように昨年から取り組んでいます。

  

石川県への寄付

お正月に石川県で地震があり、現在もまだ痛ましい状況が続いています。NPO法人 海さくらは「ごみ拾い環境ポータルサイト BLUE SHIP」で知り合い、繋がった石川県・珠洲市のごみ拾い団体「ASSIST(アシスト)」さん、LTOで共にごみ拾いをやっている「ツエーゲン金沢」さんへの寄付ということで、今回のごみ拾いで募金箱を用意し、参加者の皆さまにご協力いただきました。

  

水質検査

NPO法人 海さくらの目標は「江の島にかつて生息していたタツノオトシゴを戻ってくるくらい海をキレイにする」です。今年で19年目のごみ拾いと共に、2015年から「海創造プロジェクト」といって、海底に森をつくるプロジェクトを実施しています。現在は5代目アマモを育てており、同時に海底のヘドロ化した対策も勉強中とのこと。今の水質がどういう状況なのか、久しぶりに「水質検査」再開しました。溶存酸素測定器も新しく購入しました。測定結果はこちらからご覧いただけます。CODが相変わらず高い状態です。有機物が多いという状態。海の中が「富栄養化」な状態です。塩分濃度がかなり低いのが気になりますが、境川からの水が影響したのでしょう。

  

  

 

その他、今回は大きいごみは海岸にはあまりありませんでした。雨も少なくて街や川のごみが海に来ていなかったり、色々な方たちがごみ拾いをしてくれるようになったり、本当に片瀬東浜はいつもキレイになってきました。小さなプラスチックや釘、ガラス片などを拾ってくれたり、海岸だけでなく道路の植栽に隠れているごみを探してくれたり、協力してくれている皆さんには感謝です。ごみのないキレイなビーチで、海をおもいっきり楽しんでいただきたいと思います。しかし、天気や日によってはごみが多くある日ももちろんありますので、今年の今後のごみ拾いにも、ぜひ皆さんご参加ください!

参加人数:323人
可燃ごみ:24袋/不燃ごみ:12袋


次回の第196回海さくらごい拾いは、2024年2月17日(土)です。
10:00 ~11:30(受付開始:9時30分)※ 雨天決行/荒天中止
詳細はこちらをご覧ください(要予約)。


  

  

  

  

  

  

  

※ 写真:上重泰秀(じょうじゅう やすひで)カメラマン

 

 

 

 

 

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