あなたのライフスタイルは、1から10の間でどのくらい環境に優しいと思いますか?よくわからないという方は、国連(United Nations)の「カーボンフットプリント計算機」を使えば、自分の環境への影響を簡単に知ることができます。自分の情報を入力して、個人的な影響を知るのに大した手間もかかりません。英語のサイトなのでGoogle Chromeの翻訳機能を使ってやってみてください。

この記事の執筆者である私の結果は以下の通りです(ガックリ)。

実際のところ、環境にやさしいライフスタイルには多くの要素があり、このようなカーボンフットプリント計算機ですべてを計算することはできません。私たちの日々の行動である、食べるもの、買うもの(買わないもの)、すべてが影響を与えています。

環境に配慮したライフスタイルとは

私たちは、自分たちが海に囲まれた地球のことをとても気にかけていることを知っています。だからこそ、あなたはすでに以下のような環境のことを考えた行動をとっていることでしょう。

  • 使い捨てのプラスチック製品を使わない
  • できるだけリサイクルする(リサイクル品はきれいに洗う)
  • 地元で採れた旬の野菜を買う
  • 週に1回以上、肉を使わない食事をする
  • 持続可能なシーフードを選ぶ
  • エネルギー効率のよい家電や照明を使う
  • 包装が最小限の製品を選ぶ
  • 電子機器、塗料、電池、その他の汚染物質を適切に廃棄する
  • 地球に優しいバス用品やクリーニング用品を購入する
  • 代替交通機関の利用や低燃費・電気自動車を運転する

レベルアップの準備はできましたか?上記のリストを読んで、「もちろん全部やっているよ」と思われた方には、レベルアップの方法をいくつかご紹介します。

  • リサイクル:リサイクルできないものには細心の注意を払ってください。例えば、梱包用のピーナッツ型の緩衝材のほとんどはポリスチレンでできていますが、ポリスチレンは生分解(最終的にCO2と水に分解されること)しにくいため、リサイクルするのが難しいのです。また、樹脂識別コード5番のプラスチック(ポリプロピレン:PP)はリサイクルしづらい素材です。ペットボトルのキャップに使用されているといったらすぐわかると思うこの素材は、非常に広範囲に使われています。PPはプロピレンガスを重合して造られますが、その生産量はポリエチレンに次いで2番目に多いプラスチックです。パンやインスタント食品の袋、ストロー、タッパーなど非常に広範囲に使われています。しかし、燃やしたりリサイクルされたりすることは少なく、地域によっては分別されて埋め立てられているのが現状です。
    ネットで検索して、これらのアイテムを受け入れてくれるところを探したり、再利用する方法を見つけたりしましょう。最近では、コーンスターチや再生品でできたピーナッツ型緩衝材も多く使われています。
  • 家庭用洗剤やシャンプーなどのバス用品は、使い切ったら新しいボトルを買うのではなく、詰め替えをしましょう。
  • 一人で車に乗る機会を減らしましょう。可能な限り、公共交通機関を利用するようにします。
  • 生ごみや落ち葉などの有機物はたい肥として利用したり、浄水でなくても間に合うものには雨水を使用したり(天水桶)、ソーラーパネルなども利用しましょう。
  • 下流域に有害な藻類を発生させる可能性のある化学肥料を使用しないようにしましょう。
  • 友人や家族にも、環境にやさしい贈り物をしたり、リサイクルしにくいものを集めたりして、環境にやさしい生活をするように勧めましょう。

一歩先を行く 真のエコフレンドリーなライフスタイルとは、可能な限り影響を最小限に抑えることです。そのためには、多くの人が育った環境とは正反対のことをする必要があり、最初は違和感を覚えるかもしれません。持続可能な生活とは、冬に新鮮なベリーを食べられないことや、常に最新のスタイルを身につけられないことを意味します。しかし、小さな犠牲が、一生をかけて地球の健康に大きな影響を与えるのです。

  • 地元で生産された持続可能な食品だけを食べる
  • 掃除にはお酢やレモン汁などの天然素材を使う
  • 庭には化学薬品を使わない
  • ミツバチやコウモリ、蝶の生息地を作る
  • 暖房や冷房の使用を控える
  • 衣類は何年も着られるようにする(必要に応じて修理する
  • 肉や動物性食品を一切使わない
  • 圧倒されそうですか?そんなことはありません。どんな冒険も小さなことから始まりますが、海の惑星を救うことも同じです。

 

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環境に配慮した生活を送ることは、意外と簡単です。以下のアイデアやリソースをチェックしてみてください。あなたの努力が必ず実を結ぶことを実感してください。

 

エネルギー使用量の削減

  • 洗濯物は乾燥機ではなく、ラックに入れて乾かしましょう。
  • 家でも車でも、エアコンをあまり使わずに窓を開けましょう。
  • 冷蔵庫や冷凍庫は常に満杯にしておきましょう。空っぽの空気は冷やすのに多くのエネルギーを必要とします。

暖房の温度を上げる代わりに、セーターを着てスリッパを履きましょう。こんなかわいいものもあります

 

地元の旬のものを食べる

最近では店頭で季節外れの野菜や果物を見かけることがありますが、やはり旬の野菜を買ったほうがよいのです。味はもちろん、地元の農家を応援することにもつながります。

 

車の運転を控え、アイドリングストップをする

ダイバーであれば、屋外での活動が健康によいことはご存知でしょう。現在、車で移動している方は、車の代わりの手段も考えてみてください。

  • 週に1日、別の交通手段を試してみましょう。交通渋滞に巻き込まれなかった日の気分を記録してみてください。
  • 複数の目的地に行く場合、その都度車を動かすのではなく、どこかに車を停めておいて目的地には歩いて行くことも考えましょう。
  • 自転車や徒歩が苦手な人は、ローラースケートやスケートボード、電動キックスクーターなどを試してみてはいかがでしょうか。

自家用車を運転するしかない場合は、駐車時は必ずエンジンを切り、アイドリング状態にしないようにしましょう。アイドリング状態の自動車は、年間3,000万トンの二酸化炭素を排出しています。これは石炭火力発電所約10基分に相当します。

自動車の専門家や環境保護基金は、ドライバーに「10秒ルール」を推奨しています。つまり、10秒以上アイドリングをする場合は、車の電源を切ることです。

  • 10秒以上のアイドリングは、エンジンを再始動するよりも多くのガソリンを浪費します。
  • 車のエンジンを切ることは、車のエンジンにとってもよいことです。
  • お金も節約できます。

車が10分アイドリングするごとに、約0.4リットルの二酸化炭素が環境に放出されます。また、アイドリングストップは、1時間あたり0.75リットル〜2.6リットルの燃料を消費します。

 

まずは、リデュース(減らす)&リユース(再利用)から始めよう

最近では3つのRという「リデュース(減らす)、リユース(再利用する)、リサイクル」と言われています。この3つは順番です。リサイクルは皆さんご存じですが、まずは減らすこと、可能な限り再利用することが大事です。そしてリサイクルは最後の3番目の選択肢であることを忘れているかもしれません。

率直に言って、リサイクルボックスに入れたプラスチック製品の多くはリサイクルされず、「コンポスト可能」と表示された使い捨て製品の多くはコンポスト化されません(コンポストとは「堆肥(compost)」や「堆肥をつくる容器(composter)」のことです)。

Greenpeaceの最近のレポートによると:

  • 自治体に産業用コンポストがない場合、生分解性プラスチックは生分解しないまま埋立地に送られてしまいます。
  • 生分解性プラスチックの大部分は、産業用コンポスト施設でしか分解されません(一部は家庭でもコンポスト化できます)。

グリーンウォッシュに騙されてはいけません。リデュース(減らす)&リユース(再利用)を心がけましょう。
※ グリーンウォッシュ(Greenwashing)とは、環境に配慮した、またはエコなイメージを思わせる「グリーン」と、ごまかしや上辺だけという意味の「ホワイトウォッシュ」を組み合わせた造語。 一見、環境に配慮しているように見せかけますが、実態はそうではなく、環境意識の高い消費者に誤解を与えるようなことを指します。

  • 持続可能な製品で、パッケージされていないものを選びましょう。
  • 新品の服を買うのではなく、古着を着たり、洋服の交換会に参加しましょう。
  • リサイクルやアップサイクルされた素材を使った商品を選びましょう。
  • コーヒーポッド、スナックバッグ、カトラリー、ストロー、カップ、ボトルなど、使い捨てのものは避けましょう。
  • 再利用可能なバッグマイボトルなどに投資しましょう。
  • ドライヤーシートの代わりにドライヤーボールを使いましょう。

エコフレンドリーなお掃除グッズを作る・買う

お酢や重曹、レモン汁などの天然素材は家庭のお掃除に使えます。お店で売られているプラスチックボトル入りのものと同じくらい効果があり、毒性もはるかに低いのです。家庭用掃除グッズを自分で作れば、お金も地球も節約できます(実際に効果があります)。

DIYが苦手な方は:

  • Environmental Working Group(EWG)の科学者によるエコフレンドリーなクリーニング製品と洗濯用洗剤のガイドをご覧ください。
  • また、バス用品やクリーニング用品をまとめ買いすることもできます。自分の容器を持参するか、お店で購入しましょう。

 

リサイクルと責任ある処分

サラダのドレッシングのボトルや油のついた容器を洗わなかったために、本来リサイクルできる素材がリサイクルできずに、大量に埋立地に送られていたり燃やされていることをご存知ですか?リサイクルの重要性を信じるなら、時間をかけて正しい方法でリサイクルを行ないましょう。

一般的なリサイクルのベストな方法をご紹介します。地方自治体の指示に必ず従ってください。

  • リサイクルできるものはレジ袋などにまとめて入れず、そのままごみ箱に捨てましょう。
  • プラスチックフィルムの袋はリサイクルボックスに入れず、受け入れてくれる場所を探しましょう(国によってプラスチックフィルムの処分方法が異なります)。
  • きれいなボトル、缶、段ボールなどだけをリサイクルしましょう。
  • プラスチックでコーティングされたカップや食品のパッケージは、リサイクルできませんので、リサイクル用のごみ箱に入れないでください。
  • 電子機器、ペンキの残り、電池、蛍光灯などは、化学物質を地元の水路に漏らす可能性があります。これらのアイテムを適切に廃棄する地元の規定を調べてから適切に廃棄しましょう。

 

 

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