5月13日(土)~14日(日)で、静岡県の平沢マリンセンターでイベント「平沢マリンフェス」が開催されました。
ダイビング器材メーカー各社も出展し、「ダイビング最新器材のモニター会」や「水中宝探し」が実施され、多くのダイバーが楽しみました。
みとしー(伊豆・三津シーパラダイス)から海の生き物に詳しい先生が来て「海の生き物タッチ体験」や、「プールでちびっ子ダイビング体験」、「キッチンカーや屋台販売」も行なわれ、家族でも、ダイバー同士でも、ダイバーとノンダイバーでも、皆さんが楽しめるイベントとなりました。
2日間とも雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気となりましたが、多くのダイバーやノンダイバーの方にお越しいただきました。

PADIブースではサンゴの植樹体験をサポート!

PADIのブースでは、平沢の海に生息するサンゴの植樹体験をサポート。サンゴの生態学に関する専門家(東海大学の中村先生)がPADIブースに常駐し、サンゴ全体のお話しや平沢に生息するサンゴ、サンゴを守るための方法などを説明いただきました。

サンゴの植樹方法は、海中に落ちているサンゴの苗を予め回収しておき、それに水中ボンドを付け、水中に用意してある穴が開いたブロックに植え付けるというもの。水中ボンドは24時間で固着し、苗とブロックが固定されます。
その後、平沢マリンセンターのスタッフが最終的な生息場所にそのブロックを移動するという予定です。
今後は、植え付けるだけでなく、皆さんに植樹にご協力いただいたサンゴ苗がどのように成長していくか、平沢マリンセンターとPADIとで協力してモニタリングをしていくことを考えています。

2日間通じて、55名のダイバーにサンゴレクチャー&植樹体験にご参加いただきました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

今回サンゴのレクチャーをしていただいた、東海大学の中村先生

皆さん、中村先生のサンゴのお話しに味津々

サンゴ全体のお話しだけでなく、平沢近辺に生息する身近なサンゴのお話しも

 


潜る前に、水中で作業する場所などをマップで説明しながら陸上でブリーフィング

水中でブロックに受け付ける見本。撮影後はすぐに水槽に戻しました
陸上での苗作りにちびっ子も協力してくれました!

 

この小さなサンゴ苗に水中ボンドを付けて植樹します
水中にブロックが並んでいるので、このブロックの穴にサンゴ苗を植え付けます

ダイバーひとりにつき1本のサンゴ苗を植え付けました

 

 

水中に並ぶサンゴ植樹用のブロック

たくさんのダイバーにご協力いただき、これだけのサンゴ苗を植樹できました!

皆さんが植えたサンゴ苗は、平沢マリンセンターのスタッフが最終的な場所へ移動します

 

 

植樹用のサンゴの苗はなぜ海に落ちているの?!
植樹用のサンゴ苗は予めスタッフが潜って、折れてしまったサンゴを水中から集めてきます。東海大学の中村先生によると、台風などの自然現象が原因で折れていることもありますが、人が原因である可能性も高いとの分析。ダイビングなどで行かない範囲の場所にあるサンゴは元気に生息していますが、ダイビングなどで活動する範囲に多く折れたサンゴが落ちているとのことです。
全部が全部ダイバーのせいではないと思いますが、我々ダイバーもフィン先に気を付けたり、オクトパスやゲージをブラブラさせずにしっかりとホールドすることが大事です。
今一度、ご自身の装備のチェックや水中の姿勢、フィンの動かし方などを気にするよう、注意してみましょう。

 

器材メーカー各社のモニター会や海の生き物タッチ体験も盛況!

ダイビング器材メーカー各社もブース出展されており、モニター用貸し出し器材も充実。みとしー(伊豆・三津シーパラダイス)の「海の生き物タッチ体験」や、「プールでちびっ子ダイビング体験」、「キッチンカーや屋台販売」も賑わっていました!

  

  

  

 

 

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