世界中に生息するイルカは、その分類方法にもよりますが、一般的に約42種のイルカと7種のネズミイルカが存在するといわれています。これらは6つのグループ(科)に分類されており、なかでも「マイルカ科」は38種を含む最大のグループです。

一方、ネズミイルカの仲間は7種、そして「カワイルカ」と呼ばれる淡水性のイルカは4つの科に分かれ、それぞれ1種ずつしか存在しないという特徴があります。

イルカの分類は現在も研究が進められており、新たな種が発見されたり、既存の種がさらに細かく分類されたりと、今後も変化していく可能性があります。


bottlenose types of dolphins

ハンドウイルカ

最もよく知られているイルカのひとつが「ハンドウイルカ(バンドウイルカ)」です。世界中の熱帯〜温暖な海に広く分布しており、テレビや水族館で見かける機会も多い種類です。映像で見ると小さく見えることもありますが、実際には体長約3〜4.2mまで成長する、意外と大きなイルカです。人懐っこく好奇心旺盛な性格で知られ、ダイバーやボートに近づいてくることもあり、野生のイルカとの出会いを象徴する存在ともいえます。世界各地で観察できる種ですが、特に有名なスポットはこちら:、アメリカ・南カリフォルニア、ガラパゴス諸島、南アフリカ・ケープタウン、ハワイ。

そして、御蔵島や小笠原諸島能登半島周辺でも出会うことができます。


タイセイヨウマダライルカ

「タイセイヨウマダライルカ」は、その名の通り体に広がる黒い斑点模様が特徴的なイルカです。主に大西洋の熱帯域に生息し、特にバハマ周辺でよく観察されています。この斑点は成長とともに現れるのが特徴で、子どもの頃は無地のグレー。年齢を重ねるにつれて徐々に模様が増え、成体になると個体ごとに異なる美しいパターンになります。

タイセイヨウマダライルカは、ほかのイルカと比べても息止め能力が非常に高いことで知られています。一般的なイルカは、1分間に数回呼吸のため浮上しますが、マダライルカは、最大約10分間の息止めが可能。そのため、水深約60m以上まで潜ることができ、深場での採餌にも適応しています。


Dusky Dolphins - New Zealand

ハラジロカマイルカ

ハラジロカマイルカは、ジャンプやダイビングを繰り返す非常にアクティブなイルカとして知られています。水面を何度も跳ねるダイナミックな動きは、イルカの中でもトップクラスの迫力。体は比較的小さめですが、200頭以上の大きな群れ(ポッド)を作ることもあり、そのスケール感も魅力のひとつです。

ハラジロカマイルカは、南半球の沿岸域に広く分布しています。比較的冷たい海を好む傾向があり、南アメリカ、南アフリカ周辺、ニュージーランドアでよく観察されています。


ハシナガイルカ

ハシナガイルカは、イルカ界きってのアクロバットパフォーマー。水面から最大約3mもジャンプし、空中でくるくると回転する「スピンジャンプ」で知られています。体長は約2m未満とイルカの中では小型で、体重も約45kgほど。小柄ながら、ダイナミックな動きとのギャップが魅力です。ハシナガイルカは、インドネシア、ハワイ(マカコ湾など)、エジプト、クリスマス島、フレンチポリネシア・モーレア島など世界中の熱帯海域に広く分布しています。小笠原諸島でも、このハシナガイルカに出会うチャンスがあります


Orca - Killer Whale - Topside

シャチ

「キラーホエール(Killer Whale)」という名前で知られるシャチですが、実はクジラではなくイルカの仲間。その中でも最大種のイルカです。成長したオスは、体長約6〜8m・体重3〜4トンにも達し、圧倒的な存在感を誇ります。シャチは、非常に知能が高い海洋哺乳類としても知られています。その社会性は、ゾウや高等な霊長類、人間にも匹敵するといわれるほど。家族単位で行動したり、何世代にもわたって共に生活し続けることが知られています。

シャチは、イルカの中でも特に広い分布域を持ち、熱帯から南極まで、すべての海に生息しています。そのため、世界中に観察スポットが存在します。日本の知床半島でも、観察できることがあります。

  • レザレクション湾(アラスカ)
  • ジョージア海峡(バンクーバー カナダ)
  • モントレー湾(アメリカ)
  • バルデス半島(アルゼンチン)
  • オラフスヴィーク(アイスランド)
  • アンデネス(ノルウェー)
  • ブレマーベイ(オーストラリア)
  • オークランド(ニュージーランド)

マイルカ

マイルカは、世界で最も個体数が多いイルカとして知られており、その数は600万頭以上ともいわれています。もともとは「ハセイルカ(Long Beaked)」と「マイルカ(Short Beaked)」の2種に分類されていましたが、現在ではその違いが非常に小さいことから、同一種として扱われることが一般的になっています。マイルカは、熱帯から温帯まで世界中の海に広く分布しており、特に沿岸域で大きな群れを作って行動します。


canary islands whale watching

ヒレナガゴンドウ

ゴンドウクジラは、シャチに次いで2番目に大きなイルカの仲間です。体長は6.5m以上に達し、ずっしりとした体つきが特徴。見た目もユニークで、短い口先で、イルカの中でも特に長い胸ビレを持っているのが特徴です。ゴンドウクジラは、冷たい海域を好む種で、主に極地に近いエリアで見られます。

さらに特筆すべきは、その高い社会性。同じ種同士で群れるだけでなく、他のイルカやクジラとも一緒に行動することがあります。例えば、
ハンドウイルカやマダライルカ、さらにはミンククジラなどと同じ群れのように泳ぐことも確認されています。


スジイルカ

スジイルカは、世界中の海に広く分布し、さらに好奇心旺盛な性格から、イルカの中でも特に研究が進んでいる種のひとつです。最大の特徴は、その名前の通りの美しいストライプ模様。目の周りから体の側面にかけて黒いラインが伸びており、すぐに見分けることができます。また、お腹の部分は青っぽく見えたり、ピンクがかって見えることもあり、光の加減によって印象が変わるのも魅力です。

スジイルカは、地中海や、フランスおよびイベリア半島の沿岸部の大西洋側で、定期的にその姿が確認されています。


イルカに会いに、海へ出かけよう

世界中には、今回ご紹介したようにさまざまな種類のイルカが生息しています。そして、日本の海でもその多くに出会えるチャンスがあります。水族館や映像で見るのとは違う、野生のイルカと同じ空間で過ごす体験は、きっと忘れられない特別なものになるはずです。

もし「いつか見てみたい」と思ったなら、その一歩を踏み出してみませんか?ダイビングなら、ただ“見る”だけでなく、イルカたちが生きる海の世界を、全身で感じることができます。


イルカ好きなら見逃せない!限定デザインCカードも

さらに今、PADIではイルカをモチーフにした再発行限定Cカードも登場しています。

A certification card showing a dolphin in the sand on the beach

Cカードの再発行の方法

1. PADIダイブセンター/リゾートで手続きをする

コースを受講したお店や最寄りのPADIダイブセンター/リゾート、またはPADIインストラクター経由で受付できます。★ご来店の前に必要なものを事前にお問い合わせ下さい。

お問い合わせの際の必須項目

・登録時の名前(ローマ字)
・生年月日(西暦)
・取得した国名

2. PADIジャパンに直接申請する

お近くにPADIダイブセンター/リゾートがない場合や行く時間が取れない方は、PADIジャパンに直接申請することができます。スチューデント・ナンバーと申請用のお写真をご準備の上、「PADI Cカード再発行・eCard追加発行申込フォーム」よりお申込みください。


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