5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)、6月8日(世界海洋デー)の3つの記念日を含む2023年5月27日(土)~2023年6月11日の期間を強化期間とし、「春の海ごみゼロウィーク2023」として、今年も全国一斉清掃キャンペーンが開催されます。これは日本財団と環境省が、2022年度に引き続き、増加し続ける海洋ごみ対策事業の一環として実施するものです。

 

世界中で増え続ける海洋ごみの問題。2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ごみの量が、魚の量より多くなるともいわれています。早急な対策を図るため、日本財団と環境省は共同で、「海ごみゼロ」を合言葉に一斉清掃活動を推進しています。
海洋ごみの約8割は、陸(街)から川を伝って海に流れ出したものとされることから、海洋ごみを減らすには海だけでなく街でも活動することが重要です。

日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを行なう。ごみを出さない、ごみを捨てない、ごみを拾う。
この行動は日本の誇りであり、世界の模範となります。そして、一人ひとりの行動が、海の未来を守ることにつながります。

「AWAREクリーンナップ活動報告」のページを参考に、クリーンナップ活動をよく行なっているPADIショップに問い合わせてみましょう!

AWAREでは、PADIメンバーが主体となってビーチや水中のクリーンナップ活動を行なった報告をまとめています。こちらのページにはビーチや水中のクリーンナップを行なったPADI登録店のショップホームページにリンクを貼っています。こちらのページを参考に、クリーンナップ活動をよく行なっているPADIショップにお問い合わせし、そこの活動に参加しましょう!

 

 


ダイバーだからできること。Dive Against Debrisで水中ごみを回収し、データを提出しましょう!

ダイバーだからこそできる、水中からの海洋ごみの回収を実施するための知識とスキルを学び、海からごみを回収するだけでなく、ごみの種類や量の報告もします。
海に流入するごみのおよそ70%が海底に沈んでいると推定されており、非常に大きな問題となっていますが、「Dive Against Debris」を通じて、私たちダイバーは海をきれいに、かつ健康に保つのに大きな役割を果たすことができるのです。
報告されたデータはPADI AWAREによって世界的に集計され、海を保護するための世界的な活動に活かされます → 集計ページはこちら

 

 


この期間の各地域イベントにも参加してみましょう!

海ごみゼロウィーク期間中には、各地域でも各種イベントが実施されます。このようなイベントにもぜひご参加してみてはいかがでしょうか!?(以下はイベントの一例です)

 

 


ごみ拾いや環境活動を簡単に探せるサイト「BLUE SHIP」にもいろんなイベント掲載中!ぜひご覧ください!

ごみ拾いや環境活動を簡単に探せるサイト「BLUE SHIP」には、日本全国のごみ拾いなどの環境イベントがたくさん載っています。こちらもぜひご覧いただき、地元のイベントを探してみてください!

 


街や海岸のクリーンナップも海にごみを行かせないために大事!
海洋ごみを「上流」で食い止めよう!

実は、海ごみの8割は街(陸)から来たものなのです。しかも、そのほとんどが有害なプラスチックで、生分解されずに蓄積され、食物連鎖の上流に移動していきます。
私たちの生活や行動が、海へつながっているのです。普段の生活でも、ごみや使い捨てプラスチックの量を減らすことで、私たちの大切な海や海岸の環境、そして私たちが愛する海洋生物に害を与える前に、問題を「上流」で食い止めることができるのです。

水中からごみを回収することは最終手段。
私たちの生活環境である街から海岸まで、海にごみが行ってしまう前の「陸上のごみ拾い」はとても大事なことなのです。

 

 


地元の海を守るために、ぜひこの期間にアクションを起こしてみませんか?

 

 

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