5月17日(土)、沖縄・恩納村にて「チーム美らサンゴ」2025年最初の植え付けイベントが開催されました。
梅雨入り前の青空と、南風に穏やかな海況——まさに天気晴朗、波静か。予定どおりのスケジュールで、今年の第一歩を無事に踏み出すことができました。
残念ながら、地元の人気キャラクター「SUNNAちゃん」は東京・池袋への“公務出張”のため不在。それでも、現地の空気は一致団結、参加者全員が使命感を胸にサンゴと向き合いました。
思い返せば、2024年は未曾有の白化現象に世界中が揺れた年。恩納村の海も例外ではなく、親サンゴの多くが白化し、今年の植え付け自体が危ぶまれる状況でした。それでも、わずかに生き残ったサンゴから希望の芽をつなぎ、再び養殖を開始。今回、一人一植のかたちで、無事に新たなサンゴを海へと託すことができました。
参加者の声にも、その思いは色濃く表れていました。
「白化のニュースを見ていたので、植え付け再開に立ち会えてうれしい」、「大規模白化の影響が見えるからこそ、これからも継続して参加したい」、「資料がわかりやすく安心して取り組めた(額国籍の参加者)」、「久しぶりのダイビングで緊張したけれど、この活動をきっかけに再開したい」
——そんな感想の数々が、心に染み入ります。
自然の回復は一朝一夕にはいきません。けれども、こうしてひとつずつ命をつなぎ、行動を積み重ねることこそが継続は力なり。
今後も、地域の方々や協賛企業、そして全国からの参加者の皆さんと力を合わせ、サンゴの未来を守る取り組みを続けていきます。

参加人数:27名(ダイバー17名、ノンダイバー10名)































