春の海ごみゼロウィーク」の期間中、世界海洋デー(World Ocean Day)にあたる6月8日(日)静岡県・富戸の海で、海を愛するすべての人がつながるイベントが開催されました。主催は、PADIを含む国内14のダイビング指導団体からなるCカード協議会(正式名称:レジャーダイビング認定カード普及協議会)。今年のテーマは、「Everything is for the future – すべてはこれからのために」。

ダイバー自身が行動を起こすことの大切さ、そしてその行動が未来をつくっていくというメッセージに共感し、約130名の参加者が集いました。
海を楽しむ人が、海を守る人へ――。そんな変化が、確実に広がっていることを感じる1日でした。


心地よいダイビングのあとは、ごみ拾いで海に恩返し

イベント当日、富戸の人気ダイビングポイント「ヨコバマ」では、水中に目立ったごみはほとんど見られず、海況も穏やかで、心地よいダイビングを楽しむことができました。

PADIチームからは、PADI社員をはじめ、PADI AmbassaDiverのTWINSのお二人、そしてPADIモデルダイバーの皆さんもこれまでさまざまな企画やイベントに参加し、海の魅力やダイビングの楽しさを発信してきました。

そして、今回のイベントの中心となったのは、ダイビング後のビーチクリーン活動。器材を片付けたあと、参加者はトングやごみ袋を手に漁港周辺を歩き、漂着したプラスチックごみなどを丁寧に回収しました。特に漁港内の一角には、風や波に運ばれてたどり着いたごみが溜まりやすく、そこでは多くのダイバーが協力して清掃に取り組む姿が見られました。


遊びも学びもある!充実のプログラム

環境活動と同時に、「楽しむこと」も忘れないのがこのイベントの魅力。参加者が楽しみながら海の大切さを学べるよう、さまざまなコンテンツが用意されました。

たとえば、謎解きイベントでは、陸上のブースだけでなく、水中にもクイズポイントが設置されており、ダイビングをしながらそのクイズを探すというユニークな体験が楽しめました。まさに“海で遊びながら学ぶ”アクティビティで、仲間と一緒にクイズを解いてまわる姿が印象的でした。

また、ハッシュタグ・フォトコンテストも盛り上がりを見せました。イベント当日に指定ハッシュタグをつけて投稿された写真の中から、各メーカーや指導団体が選考。受賞者には、豪華なグッズがプレゼントされました。

最新のダイビング器材を試せるモニター体験も行われ、さまざまなメーカーのブースが並びました。ダイビングでは、自分に合った器材を使うことが快適さや安全性に直結するため、実際に使い心地を確かめられるのはいいチャンス。参加者たちは、器材を手に取りながら担当者と話したり、水中での感触を確かめたりと、それぞれに体験を楽しんでいました。


海を楽しむ私たちにできる、小さなアクションから

今回のイベントのように、特別な日に集まって行動することは、海と向き合うきっかけになります。でも、海を思う気持ちは、日常のちょっとした場面でも表せます。

たとえば――
ごみを見つけたら、ひとつ拾ってみる。
フィンキックを気を付ける。
環境に配慮した日焼け止めを選んでみる。

そんな小さな選択の積み重ねが、きれいな海を未来へつなげていきます。「もっと知りたい」「もう少し行動してみたい」と思った方には、PADI AWAREが提供するスペシャルティ・コースもあります:

こうした学びや実践の場を通して、“行動するダイバー”の輪を広げていきませんか?

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